辛味大根とは？栄養価・効能は？旬の時期・産地や保存方法なども紹介！
大根の品種「辛味大根」を知っていますか？名前の通り辛味が特徴の品種です。今回は、「辛味大根」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈大根おろし・そば・漬物・おつまみ・もち〉など「辛味大根」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
普通の大根の主産地は北海道や千葉県などですが、辛味大根の主な産地は京都府です。中でも京の辛味大根は伝統野菜に認定され、主に料亭などで扱われる高級な品種として知られています。京都府の他には、長野県・滋賀県・群馬県なども辛味大根の産地として有名です。
辛味大根の栄養と効能・効果は？
辛味大根には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。ここでは、辛味大根に含まれる栄養素の種類や、それぞれの栄養素の効能・効果について紹介します。
①アリルイソチオシアネート
アリルイソチオシアネートには、以下のような効果があります。
・肝臓の機能をサポートする
・抗がん作用
・抗菌作用
アリルイソチオシアネートは、わさびや辛子にも含まれる辛味成分で、肝臓の働きをサポートして毒素を排出する効果があります。また、細菌やカビ、酵母などに対する抗菌作用も持つことから、辛味大根は食中毒の予防などにも役立ちます。大根をすりおろすことで生じる成分なので、抗がん作用などの健康効果を得るには大根おろしで食べるのがおすすめです、
②β-カロテン
β-カロテンは、以下のような効能を持つ栄養素です。
・免疫増強
・抗酸化作用
β-カロテンは緑黄色野菜に多く含まれる栄養素ですが、辛味大根の葉にも多く含まれています。β-カロテンには免疫を上げる働きや老化や生活習慣病の予防に役立つ抗酸化作用があることから、感染病や高血圧予防などに役立つでしょう。なお、β-カロテンは根の部分には含まれない栄養素なので、葉の部分も一緒に食べるのがおすすめです。（※1）
③ビタミンC
ビタミンCには、以下のような効果があります。
・抗酸化作用
・コラーゲン合成
ビタミンCは強い抗酸化作用があり、コラーゲン合成にも関与するため、美肌やアンチエイジングに効果的な栄養素です。ビタミンCも、β-カロテン同様に辛味大根の葉の部分に多く含まれるため、捨ててしまいがちな葉も余すことなく料理に活用するのがおすすめです。（※2）
辛味大根の美味しい食べ方は？
辛味大根は、名前だけ聞くと辛味が強そうですが、どのように食べるのに適しているのでしょうか。ここでは、辛味大根の美味しい食べ方について紹介します。
辛味大根はおろすと辛味が少なくなるのでおすすめ
辛味大根は、以下のような料理におろして入れるのがおすすめです。
・そば
・天つゆ
・冷や奴
・ハンバーグ
辛味大根をおろすと、特徴的な辛味とほのかな甘味を味わうことができます。なお、辛味大根をおろして30分程度おくと、アリルイソチオシアネートが揮発して辛味が和らぎます。また、辛味大根は根元の部分が甘味が強く先端の部分は辛味が強いので、好みに合わせて使う部分を選びましょう。
辛味大根の料理レシピのおすすめを紹介！
辛味大根を美味しく食べるには、どのような料理に使うと良いのでしょうか。ここでは、辛味大根を使ったおすすめのレシピを紹介します。
①大根おろしハンバーグ
辛味大根を使って作る、大根おろしハンバーグのレシピです。辛味大根の辛味や甘味が、ハンバーグの味を引き立ててくれるでしょう。なお、赤い辛味大根を使うと、見た目も華やかな印象に仕上げることができます。