青いトマトの追熟方法は?糖度は上がる?エチレンガスを利用した時短術も紹介!
【手島農園監修】青いトマトを追熟する方法を知っていますか?甘くなるのでしょうか?今回は、青いトマトを追熟して赤くするメリットや、基本的な追熟の仕方やエチレンガスを利用して追熟を早める方法も紹介します。完熟トマトの見分け方や、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 青いトマトを追熟で赤くするメリットは?甘くなる?
- ①旨味・食味が増し柔らかくなる
- ②栄養素「リコピン」が増える
- ただし糖度・酸度はほぼ変化しない
- 青い状態のトマトでも食べることはできる
- トマトの追熟方法は?
- ①日光に当てて追熟する方法(期間:約3〜4日)
- ②新聞紙で包んで追熟する方法(期間:約2〜4日)
- 冷蔵庫で保存するのは赤くなってからがおすすめ
- トマトの追熟を早める方法はある?
- エチレンガスを出す果物と一緒にトマトを保管する
- トマトの完熟・食べ頃の見分け方
- 完熟トマトの特徴
- 熟しすぎると腐るので注意
- 完熟トマトの食べ方・レシピのおすすめ
- ①完熟トマトの冷製パスタ
- ②完熟トマトのハヤシシチュー
- ③絶品フレッシュトマトスープ
- トマトを追熟して食べよう!
冷蔵庫で保存するのは赤くなってからがおすすめ
冷蔵庫で保存する方法は次の通りです。
①野菜室を利用する
②へたを下にしてトマトどうしがぶつからないようにする
③ポリ袋などに入れて保管する
トマトは下の部分が柔らかく、上の部分が固いのでヘタを下にし保管すると長持ちします。冷蔵庫の温度帯は約5度程度ですが、この温度帯だと追熟するために他の方法よりも時間がかかってしまいます。
また、着色のむらができてしまうため、追熟を目的とする場合はおすすめはしない方法です。冷蔵庫に入れる場合は、熟しきった後に保管することをお勧めします。
(*トマトの保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
トマトの追熟を早める方法はある?
青いトマトを収穫して追熟することでおいしく食べることができますが、追熟を早めることはできるのでしょうか。家庭によくある材料で追熟できるのであれば、収穫時期を心配することなく購入もできます。ここでは追熟を早める方法、原理について紹介します。
エチレンガスを出す果物と一緒にトマトを保管する
エチレンガスを出す果物は次のようなものがあります。
・りんご
・バナナ
トマトの追熟を早めるには、上記のようなエチレンガスを出す果物と一緒にビニール袋に入れて保管する方法がおすすめです。特にりんごはエチレンガスを活発に生成する代表的な果物になります。エチレンガスには、成長を促す性質があるため追熟が進みやすくなります。
トマトの完熟・食べ頃の見分け方
購入するトマトでも、家庭菜園で育てたトマトでも、おいしい食べ頃のものを味わいたいものです。ここでは、完熟したトマトの見分け方について紹介します。完熟トマトの食べ頃のサインを見逃さず、食卓でおいしいトマトを味わってみましょう。
完熟トマトの特徴
完熟したトマトの特徴として次のような状態があります。
・色味がへたのところまで赤くなっている
・へたが少し触れた状態で落ちる
・実がやわらかくなっている
赤いトマトだけでなく黄色やオレンジのトマトであっても、へたのところまで色づいていることに注目しましょう。へたが取れやすい状態は完熟のサインでもあるので、家庭で栽培されている場合、実が落ちてしまう恐れがあるため時期を見て収穫してください。
(*トマトが完熟するとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
熟しすぎると腐るので注意
熟しすぎると次のような状態となり腐ってしまいます。
・カビが発生する
・異味、異臭が発生する
・実がぶよぶよになる
トマトは完熟した後でも熟成がすすむ野菜のため、おいしい時期を通りすぎてしまうと、実がぶよぶよになり食味が損なわれるだけでなく腐ってしまう恐れもあります。注意する点として保存場所にりんごなどがある場合知らず知らずに追熟することもあるため、りんごなどがある時は必ずビニール袋などでエチレンガスを遮断することが必要です。
(*トマトが腐るとどうなるかや、ぶよぶよになったトマトは食べられないかについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)