お茶が腐るとどうなる?味で分かる?飲んだ時の対処法や保存のコツなど紹介!
お茶が腐るとどうなるか知っていますか?今回は、お茶が腐った時の見分け方を〈味・見た目・臭い〉など特徴別に紹介します。そのほかにも腐ったお茶を飲んだ時の対処法や、日持ちする保存方法なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ペットボトルだけでなく、煮出したり水出ししたりしてお茶を容器に入れて冷蔵庫保存していた際、腐っていると判断すべきなのか迷う状況が時おりあります。ここでは、お茶が腐っているかが心配なケースについて、腐っているかどうかを解説します。
①そこに沈殿物がある
常温や冷蔵庫など保存方法に関係なく、お茶のペットボトルの底に沈殿物が見られることがありますが、これは腐っていると断言できません。画像のように粉茶を溶かして製品化している緑茶の場合、粉が溶けきれずに沈殿することがあるのです。この場合は品質に問題はなく、容器を振ると溶けることもあります。
また煮だしたばかりの麦茶に白っぽい藻のような沈殿物が見られる場合も、麦茶に含まれている成分と水道水のカルシウムが結合したものと考えられます。これらのケースは飲んでも問題ありません。
ただし、ペットボトルなどの容器から直飲みしたお茶を冷蔵庫に入れておいたものに浮遊物や沈殿物が見られる場合は、雑菌やカビの繁殖が原因の可能性が高いので注意が必要です。
腐ったお茶を飲んだらどうなる?対処法は?
お茶が腐るとどうなるのかを理解していても、誤って飲んでしまうこともありえます。その結果、健康被害が起こるリスクはゼロではありません。そうした事態に備えて、ここでは腐ったお茶を飲んだ際の対処法を紹介します。
食中毒・腹痛などの症状がでたら病院へ行こう
腐ったお茶を飲むと、以下のような食中毒症状が現れる場合があります。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱
下痢や嘔吐が続くと脱水症状を起こすこともあるので、特に子供や高齢者の場合は早めに病院に行くのがおすすめです。腐ったお茶を飲んだ場合の潜伏期間は3~4時間とされているものの、空腹時に誤飲した際などにはもっと早く症状があらわれます。
水分が摂れる程度の症状の場合は、ミネラルウォーターや経口補水液を飲みながら様子を見て、症状が落ち着くのを待つ方法もあります。なお、安易に下痢止めや吐き気止めの市販薬を飲むと悪化することがあるので、症状が治まらない場合や水分が摂れない場合には医師の診察を受けましょう。
お茶が日持ちする保存方法・ポイントは?
ペットボトル入りのお茶はまとめ買いしておくと便利ですが、日持ちするように正しく保存しなければ腐ることもあります。ここでは、お茶を日持ちさせるために意識してほしいポイントを4つ紹介します。
①直のみは避ける
ペットボトルであっても、お茶を容器から直に飲むのは避けましょう。これは容器に口をつけることで、口腔内にいる雑菌がお茶に混入するリスクが高く腐る可能性があるからです。
そのためペットボトル入りのお茶も、いつも一度に飲み切れないのであればコップに入れて飲む習慣をつけるのがおすすめです。もしペットボトルのお茶に直に口をつけた場合は冷蔵庫に保存して、その日のうちに飲みきりましょう。
②冷蔵保存する
お茶を冷やして飲むのを好まない人も多いですが、煮出したお茶や水出しのお茶、開封後のペットボトル飲料は冷蔵保存しましょう。常温保存ができるのは、未開封のペットボトル飲料だけです。
煮出したお茶や水出しのお茶、開封後のペットボトル飲料は、雑菌の混入を完全に防ぐことは基本的に不可能に近いと言えます。少量の雑菌であれば体に害は及ぼしませんが、常温保存することで雑菌の繁殖が早まり、食中毒の発症リスクを高めてしまうので冷蔵保存を徹底してください。
③お茶を入れる容器を定期的に洗浄する
自宅で麦茶を煮出したり緑茶を水出しする際に、飲みきった容器を洗わずに水やお湯を継ぎ足して使う人もいるかもしれません。しかし自宅でお茶を作る際には、お茶を入れる容器を洗剤を使って定期的に洗浄することが大切です。
また、洗浄後はしっかり乾かすことで、容器内に雑菌が残るのを防げます。さらに数回に一度は熱湯消毒をする、あるいは酸素系漂白剤を使用するとより安心です。