割烹(かっぽう)とは?料亭や懐石との違いは?意味・語源など特徴も解説!

割烹(かっぽう)とは何か知っていますか?料亭との違いはなんでしょうか?今回は、割烹の意味・語源や割烹店の特徴に加えて、割烹店と料亭の違いを4つの点から分類しつつ紹介します。懐石との違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 割烹(かっぽう)の意味・語源とは?懐石と違いある?
  2. 割烹は「調理」という意味
  3. 割烹の語源・由来
  4. 割烹の中に懐石・会席料理が含まれるとされる
  5. 割烹店の特徴は?どんな料理屋?
  6. 割烹店は懐石・会席などの日本料理を提供する飲食店
  7. 割烹店はカウンターやテーブルで料理を提供する
  8. 割烹店と料亭の違いとは?
  9. ①食事する場所の違い
  10. ②注文様式の違い
  11. ③接客係の有無の違い
  12. ④芸妓などコンパニオンを呼べるかの違い
  13. 割烹の特徴を踏まえてお店選びをしよう!

割烹(かっぽう)の意味・語源とは?懐石と違いある?

割烹(かっぽう)という言葉は聞いたことがあっても、正しい意味や語源については知らない人も多いようです。また、似た意味で使われる懐石との違いはあるのでしょうか。ここでは、割烹の正しい意味と語源や、懐石との違いがあるのかについても解説します。

割烹は「調理」という意味

割烹は「調理」という意味で、懐石・会席料理や精進料理など日本料理の調理全般を指す言葉です。また、特に高級な日本料理を提供するお店のことを、割烹と呼ぶこともあります。割烹店では家庭では調理の難しい魚や野菜などを使った、旬を感じる上品な料理が気軽に楽しめます。

割烹の語源・由来

調理という意味を持つ割烹の語源は、食材を割(さ)き・烹(に)る、ところから来ています。一つ一つの漢字に意味があり、「割」は包丁を使って食材を切ること、「烹」は火を使って煮炊きすることを指します。本来の割烹は料理の下ごしらえから、煮る・焼く・蒸す・揚げるなどの調理までを意味する言葉です。

割烹の中に懐石・会席料理が含まれるとされる

もともとは調理という意味で使われた割烹ですが、江戸時代後期になると主に高級料理のことを指すようになっていきます。似たような高級料理には懐石・会席料理がありますが、これらも割烹の中に含まれるとされています。料理に厳密な違いはなく、割烹は日本の伝統的な懐石・会席料理・精進料理を含むのが特徴です。

(*懐石料理や会席料理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

懐石料理とは?会席料理と違いは?献立や食べ方の順番・流れなどマナーも解説!

割烹店の特徴は?どんな料理屋?

割烹店は、敷居が高いと感じる人もいるかもしれません。ここでは、割烹店の特徴について紹介し、どんな料理屋なのかわかりやすく解説します。

割烹店は懐石・会席などの日本料理を提供する飲食店

割烹店は、懐石・会席などの日本料理を提供する飲食店です。主に、酢の物や刺身・焼き物・煮物・蒸し物・汁物などの料理が一品づつ提供されます。これらの料理は、客が好きなものを注文することが出来、食べたい物を注文に合わせて作ってもらえるのが特徴です。

割烹店はカウンターやテーブルで料理を提供する

割烹店のもう一つの特徴としては、料理がカウンターやテーブルで提供されることが挙げられます。このスタイルは席から料理人が調理している様子を見ることが出来、さらに包丁の音や調理中の匂いなども感じられ、五感すべてで料理を楽しめるようになっています。

また、料理が直接料理人から提供されるので出来立てを楽しめ、食材や調理法のことなどを聞くことも可能です。

割烹店と料亭の違いとは?

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