余ったはちみつの使い道は?食用以外の変わった使い方も紹介!
余ったはちみつの使い道・用途を知っていますか?今回は、余ったはちみつの〈料理・そのまま・甘味料〉など料理・食用での使い道を紹介します。古い・賞味期限切れでも有効活用できる食用以外の変わった使い方なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
はちみつをレモンの漬け汁として活用すると、余ったはちみつを大量に消費することができます。輪切りにしたレモンをはちみつに漬け込むだけで、簡単に作ることが可能です。炭酸水やお湯に溶かして飲むほか、牛乳で割っても美味しくいただけます。レモンのはちみつ漬けには疲労回復の効果があるため、仕事や勉強の後に飲むのもおすすめです。
②肉を柔らかくする
はちみつに含まれる有機酸は肉の保湿性を高める作用があるため、肉料理に使うと柔らかく仕上がります。肉にはちみつをもみ込んでから調理すると、加熱の段階で肉の組織が固くなるのを防いで柔らかいままの状態を維持することが可能です。また、はちみつは浸透性が高い性質があり、肉にもみ込んでおくと肉の組織まで浸透するため、中心部まで柔らかくなります。
また、はちみつに含まれるグルコースとフルクトースにも、食材の内部に水分や旨みを閉じ込める性質があるため、肉料理に最適な調味料であると言えるでしょう。
③照り・艶を出す
はちみつは、料理の艶出しの用途としても使うことができます。アップルパイなどのお菓子作りで艶出しをする際には卵液を使うのが一般的ですが、卵アレルギーの人が食べる場合は卵液の代わりにはちみつを使うとよいでしょう。この際にはちみつと水を混ぜてから粘度を緩めたうえで生地に塗ると、塗りやすくなるうえに綺麗な艶が出ます。
お菓子のほかにも、魚や肉の照り焼きのような料理に使うと、照りや艶が出て食欲をそそる見た目に仕上がります。料理の甘味や照りを出す役割をもつみりんの代用品として、はちみつを使う使い道もおすすめです。
はちみつの変わった使い道・使い方は?
食べ切れず賞味期限が切れてしまったはちみつは、どのように使うとよいのでしょうか。賞味期限切れのはちみつを、食用以外に活用する変わった使い道について紹介します。
①芳香剤
はちみつは甘い香りが強いため、古代エジプトや日本の平安時代には芳香剤として活用されたことがあります。しかし、古いはちみつを芳香剤として常温に放置しておくと、虫が湧くことがあるためおすすめしません。平安時代の源氏物語には、はちみつを芳香剤として使った結果虫が湧いたと記されています。
はちみつをそのまま置いておくと、ミツバチが寄ってくることもあるため大変危険です。ミツバチを餌とする獰猛なスズメバチが寄ることもあるため、古いはちみつを芳香剤として活用するのは避けた方が良いでしょう。
②パック
はちみつは、食べるだけでなく肌や髪に塗ってパックとして活用する使い道もあります。はちみつにはビタミンやミネラルのほか、保湿力の高いアミノ酸、肌の炎症を抑えるグルコン酸などが含まれているため、肌や髪に塗ると美容効果が期待できます。
はちみつをパックとして使う場合は、そのままはちみつを肌や髪に塗ってラップやタオルで覆い、数分後水で洗い流してください。はちみつをそのまま使っても良いですが、はちみつのべたつきが気になる人はヨーグルトに混ぜて使う方法がおすすめです。
ヨーグルトとはちみつを混ぜたパックは洗い流しやすいうえに、ヨーグルトにも美白や保湿効果があるため、はちみつと混ぜることでより高い美容効果が期待できるでしょう。ただし、女性の場合は生理前などの肌荒れがしやすい時には、使用しないほうが無難です。
③火傷治療
はちみつは、古くから民間療法において火傷の治療薬として使われてきました。はちみつに含まれる抗菌性や抗酸化作用には火傷の回復を促進し、保湿効果によって傷跡を抑える効能があります。軽度の火傷をした時は、患部を冷やした後にはちみつを塗って包帯で保護すると、回復に役立ちます。
ただし、古いはちみつは雑菌が繁殖していることもあるため、火傷の治療として使う際には食用として食べられるはちみつを使用してください。食用のはちみつを使うのに抵抗がある人は、医療用のはちみつを使うのがおすすめです。
余ったはちみつを有効活用しよう!
はちみつは料理や甘味料として使うほか、パックや火傷の治療などの様々な用途があります。余ったはちみつを様々な方法で使って、無駄なく有効活用しましょう。