葉わさびとは?花わさびと見分け方は?旬の時期や食べ方・レシピのおすすめを紹介!
葉わさびはどんな野菜か知っていますか?茎わさび・花わさびの違い・見分け方はあるのでしょうか?今回は、葉わさびの〈味わい・旬の時期・産地〉など特徴や、下ごしらえのポイントを紹介します。葉わさびの美味しい食べ方・レシピやどこで買えるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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葉わさびとは?
わさびはお寿司やお刺身には欠かせない、日本らしい香辛料として私たちの食生活に浸透しています。しかし、葉わさびはなかなか目にする機会がない野菜で、食べたことがある人は少ないかもしれません。そんな葉わさびについて、外見や味、旬や産地など詳しく紹介します。
葉わさびの見た目・味わいの特徴
私たちがよく食べるわさびは根をすりおろしたものですが、葉わさびは同じ植物の葉っぱや茎の部分を言います。わさびは日本原産の野菜で、山間部の水がきれいな渓流でのみ育つことができる繊細な植物です。わさびの葉はハート形をしており、大きさは直径8~10cmくらいで、ツヤがあってきれいな緑色をしています。
わさびの葉の外見が葵の葉に似ているため、わさびは漢字で山葵と書きます。葉わさびはすりおろすのではなく、シャキッとした歯ごたえを楽しみながら、その独特の鼻を抜けるような風味とピリッとする辛味を感じてみましょう。
葉わさびの旬の時期・産地
3~5月になるとわさびは地上茎が伸びるため、わさびの葉はこの頃に旬を迎えます。旬の時期の葉わさびは、柔らかく美味しい状態で食べることが可能です。旬が終わったあとも葉わさびは食べることはできますが、時間とともにだんだんと硬くなっていきます。わさびの根部分の収穫時期は春から秋にかけてですが、葉わさびが美味しく食べられる旬の時期は短いです。
わさびの産地として有名なのは、静岡県や長野県、岩手県、島根県になります。ちなみにわさびの中でも島根の匹見わさび・長野の安曇野わさび・静岡の有東木わさびは、日本三大わさびと呼ばれています。
葉わさびと茎わさび・花わさびと違いは?見分け方はある?
わさびは根や葉の以外にも花や茎も食べられ、それぞれ茎わさびや花わさびと呼ばれます。同じ植物ではありますが、葉わさびと茎わさび・花わさびの違いについて紹介します。
葉わさびと茎わさびの違いは「部位」
茎わさびはわさびの茎部分のことをいい、葉わさびは葉部分もしくは葉がついている茎までの部分のことを言います。同じ植物のことなので、両者の違いはわさびの部位の違いになります。茎わさびは劣化が早く、市場に出回ることはほとんどありません。
(*葉わさびと茎わさびの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
葉わさびと花わさびの違いは「摘み方」
花わさびとはわさびの花が咲く前の蕾から茎までの部分を摘んだもののことをいい、春を訪れを告げる食材の一つで、早春の短い期間だけ食べられるものです。葉わさびは前述通り、わさびの葉部分だけを収穫したものもしくは、花がついていない時期のわさびの葉から茎までの部分のことをいいます。
葉わさびの下ごしらえのポイントは?
葉わさびの下ごしらえは葉と茎に塩をふり、しっかりと揉みます。こうすることで、アクが出て食べやすくなり、わさび特有のピリッとした辛味と風味を引き出すことができるので、下ごしらえはとても重要です。ここでは、美味しく食べるための下ごしらえのポイントを紹介します。
①鮮度が良いうちに食べる
わさびは収穫後、時間が経つごとにだんだんと辛味と風味がなくなっていくため、なるべく早く食べるのがおすすめです。もしすぐに食べられない場合は冷蔵保存するか、下ごしらえの後に軽く下ゆでしてから、冷凍することもできます。ただし、冷凍保存はわさび特有の風味や、シャキっとした歯ごたえが少なからず失われてしまいます。