梅のアク抜き方法は?時間はどれくらい?失敗して変色した時の対処法も紹介!
梅のアク抜きに失敗したという経験はありませんか?今回は、梅のアク抜きの時間やアク抜きしない場合の梅の特徴を紹介します。アク抜きをするときのコツや、アク抜きに失敗して変色した時の使い道も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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梅のアク抜きで失敗したくない…。
梅が収穫できる季節になると、梅干しや梅シロップなどを手作りする人も多いですが、梅のアク抜きで失敗した経験がある人も少なくありません。梅を調理するときはアク抜きでの失敗が一番多いため、梅のアク抜きのコツを知っていると安心して梅を漬けられます。ここでは、梅のアク抜きの方法や、アク抜きに失敗したときの活用方法などを紹介します。
梅のアク抜き時間は?しない場合もある?
そもそも、梅にはアク抜きが必要かどうか、その基準は何でしょうか。ここでは、梅を処理する前にアク抜きが必要かどうか判断する基準や、アク抜きをするときの目安時間を紹介します。
梅のアク抜きが必要な熟し度と時間
アク抜きの時間 | |
熟した梅 | 3~4時間 |
青みがかかっている梅 | 6時間 |
梅は未熟で青くなっているものほどアクが多く、アク抜きが必要です。そのためアク抜きをする時間は、梅の熟し度によって変わります。あまり熟さず青みがかっている梅は、約6時間程度水につけてアク抜きをするのが一般的です。
一晩水につけると書かれているレシピもありますが、梅の熟し度によって必要な時間が変わるため、一晩放置してしまうとアク抜きに失敗することも多いです。少し熟してきている梅の場合は、アク抜き時間も短く、約3~4時間程度水につけておきます。長く水につけて水気を含むと、変色してアク抜きに失敗してしまうため、よく観察できるタイミングでアク抜きをします。
また、アク抜きを終えた梅をそのまま放置すると、水気を含んでカビや腐敗が進むことも多いです。アク抜きが終わった梅は、しっかりと布巾やキッチンペーパーなどで水気をふき取るようにしましょう。
梅が完熟している時はアク抜きをしない
梅を処理するときは事前にアク抜きが必要ですが、完熟している場合はアク抜きが必要ありません。熟した梅は水気も吸いやすく変色や腐敗も早いため、アク抜きをせずに処理をします。購入した梅が青梅でも、追熟することで完熟にすればアク抜きも必要なくなります。
梅のアク抜きをする時のコツ・ポイントは?
梅は青梅ほどアクが多く、アク抜きをする必要があります。しかし、アク抜きは失敗も多いため、ここではアク抜きをするときのコツやポイントを紹介します。基本的な注意点を参考に、梅のアク抜きに挑戦してみてください。
①アク抜き前に痛みが激しいものを取り除く
アク抜きをする前に、梅が傷んでいないかをよく確認すると、アク抜きで失敗がありません。傷んだ梅に見られる特徴は、以下の通りです。
・茶色いしみが広がっている
・カビが生えている
・大きな傷がある
梅の表面にカビが生えているものは、腐敗が進んでいるため使わずに処分します。また、表面に大きな傷があり変色している場合も、そこから腐敗が進むため使わないようにしましょう。梅はヘタの部分から傷むことが多く、ヘタを中心に茶色くシミがあったり、陥没しているときも使いません。
黒い斑点は黒星病と呼ばれる症状のため食べても害はありませんが、気になる場合は黒い斑点が見受けられる梅も避けます。
②梅のアク抜き後にヘタを取る
梅の下処理をするときはアク抜きをするだけでなく、ヘタもとります。ヘタがあると雑味が多くなるので、一つ一つ丁寧に取り除く必要がありますが、その時ヘタの根元に傷がつきます。傷がある梅をアク抜きすると、変色しやすくなるので注意が必要です。ヘタを取るときは先にアク抜きを済ませておくと、梅を傷つけずに上手に下処理ができます。