フリーズドライの作り方は?自作できる?原理やメリットなど徹底解説!
フリーズドライの作り方を知っていますか?どのような原理で乾燥させているのでしょうか?今回は、フリーズドライは自宅で作れるのかや、代わりになるドライフードの作り方・自作方法を〈電子レンジ・天日干し・オーブン・ドライフードメーカー〉別に紹介します。フリーズドライを他のドライフードと比較した時のメリット・違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ドライフードの作り方①電子レンジ
電子レンジを使ったドライフードの作り方は、以下の通りです。
①食材を薄くスライスし、キッチンペーパーで表面を軽くおさえて水気を取る
②クッキングペーパーを敷いた耐熱皿の上に食材を並べる
③電子レンジに②を入れて加熱する
④食材が程よい固さになったら電子レンジから取り出す
しめじやえのきたけのようなきのこであれば、小房に分けた状態でそのまま乾燥できます。しかしごぼうやれんこんなどの野菜や、いちごやりんごなどの果物は、できるだけ薄くカットしてから乾燥してください。カットした断面の水気をキッチンペーパーで取り除くと、早く乾燥することができます。
電子レンジでの加熱は600wで構いませんが、食材によって含まれる水分量が異なるので、様子を見ながら30秒〜1分程度ずつ加熱してください。電子レンジでは温度の設定ができませんが、少しずつ加熱することで、自分好みの食材の固さに調整することができます。
ドライフードの作り方②天日干し
太陽光に当てて乾燥させる天日干しによるドライフードの作り方は、以下の通りです。
①食材を薄くスライスし、キッチンペーパーで表面を軽くおさえて水気を取る
②ザルや網の上に①を重ならないように並べる
③日当たりと風通しがよいところに干す
④好みの乾燥状態になったら取り込む
6時間程干すとセミドライの状態に、1〜2日干すとしっかり乾燥した状態になります。天気がよく湿度が低い日の方が、乾燥しやすいのでおすすめです。
でき上がったドライフードは密封容器に入れて、冷蔵庫で保存するようにしてください。乾燥しているとはいえ自作食品なので、早めに食べきるようにしましょう。セミドライのものであれば若干水分が残っているので、冷凍庫に入れることで比較的長期間保存することができます。
ドライフードの作り方③オーブン
オーブンを使ったドライフードの作り方は、以下の通りです。
①食材を薄くスライスし、キッチンペーパーで表面を軽くおさえて水気を取る
②クッキングペーパーを敷いた耐熱皿の上に食材を並べる
③100℃で約1時間、裏返して約30分加熱する
低温でじっくり加熱することで野菜や果物の甘さが増すので、オーブンは余熱なしで焼いて構いません。好みの乾燥状態になる前に焼き色が付いてしまう場合は、アルミホイルをかけてください。
食材の水分量によって加熱時間が異なるので、様子を見て調整してください。フルーツでは、動画のように加熱前に砂糖をかけたりシロップに漬けたりすることで、甘味を加えることもできます。
ドライフードの作り方④家庭用ドライフードメーカー
家庭用ドライフードメーカーでのドライフードの作り方は、以下の通りです。
①野菜や肉などの食材を薄くスライスし、キッチンペーパーで表面を軽くおさえて水気を取る
②ドライフードメーカーのトレイに直接食材を並べる
③60℃で8時間乾燥させる
様々なドライフードメーカーが販売されていますが、おおむね70℃以下の低い温度帯で温度を調整できるものがほとんどです。食材の水分量によって、温度や加熱時間を調整してください。温風が発生する箇所に近いほど乾燥しやすいので、トレイが数段に分かれている場合は、途中でトレイの上下を入れ替えるとむらなく乾燥できます。
牛肉を乾燥させてビーフジャーキーを作るときは、赤ワインやしょうゆ、ブラックペッパーなどに漬け込んで下味をつけ、汁気をよく拭き取ってから乾燥させると美味しく仕上がります。食中毒のリスクがあるので、食べる前に火であぶるなど、念のため加熱してから食べてください。
フリーズドライを家庭で作るのは難しい
フリーズドライ食品とは、お湯をかけるだけで食品が復元され、美味しく食べられるように加工された食品です。特別な機械が必要なためフリーズドライ食品を自作するのは難しいのですが、共通したメリットを持つドライフードは家庭で作ることができます。いろいろな季節の野菜や果物を使って、ドライフードを自作してみましょう。