パテとは?テリーヌと違いは?美味しい食べ方や活用アレンジレシピも紹介!
パテとはどんな料理か知っていますか?フランス料理店のメニューなどで見かけることもあります。今回は、〈そのまま・パン&クラッカー〉などパテの美味しい食べ方やアレンジレシピを紹介します。パテとテリーヌ・リエットとの違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
パテとは?どんな料理?
パテはフランス料理の中でも、定番で人気の料理です。しかし四角に成形した肉料理や、ペースト状のものまで様々なものがパテと呼ばれています。今回は本来パテとはどのような料理を指すのか、またおすすめのパテの食べ方を紹介します。
パテは細かくした肉などをパイ生地で包みオーブンで焼いて作る保存食
パテとは本来、細かくした肉や魚などの具材をパイ生地で包み焼いた保存食を指します。代表した料理にはパテドカンパーニュという、豚肉のミンチやレバーを混ぜてパイやベーコンで包み焼き上げたフランスの伝統料理があります。
しかし近年は生地の中に入れる具材の方をパテと呼ぶようになり、細かく刻みペースト状にしたものを指すよう変化しました。現在のパテは形状は様々で、食材や作り方にも規定はありません。
パテの味わい・風味
パテは食材を細かく刻んで練り上げているので、口当たりは柔らかくなめらかです。フォアグラや豚や鶏などのレバー、サーモンやマッシュルームなど様々な食材のパテがあり風味も全く違います。風味が強く濃厚なので、ワインのおつまみやパンと一緒に食べることが多い料理です。
Twitterの口コミ
「スパイスの絶妙な和風の上品な味」とか「お出汁が効いて美味い」とかをふんふんって言いながら食べてたけど「パテドカンパーニュ」てお料理だけはマジで食べたことない味するw (美味しい)
調べたらフランスの伝統的な家庭料理だとか。
ソーセージとハムの中間をとろとろにしたみたいな味する。
パテとテリーヌ・リエットの違いは?
フランス料理の中にも肉などの加工食品としてテリーヌやリエットがありますが、これらはパテとどのような違いがあるのでしょうか。ここではテリーヌやリエットの特徴と、パテとの違いを解説します。
テリーヌは四角いテリーヌ型に入れられたフランス料理の総称
テリーヌは本来、フランス料理に使う陶製の深い器を意味します。現在では肉や野菜などを細かくしたものを、金属や陶器でできたテリーヌ型に詰めたフランス料理をテリーヌと呼びます。パテは食材を細かく切ったりペースト状にするので単色なものが多い一方、テリーヌは色とりどりの野菜などを詰めたカラフルなものもあるのが特徴です。
パテはオーブンで焼いた料理を指しますが、テリーヌはテリーヌ型を使って食材をゼリーなどで固めた焼かないものもあります。
(*テリーヌについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
リエットは肉を煮てペースト状にしたフランス料理の総称
リエットとは豚のバラ肉や肩肉に塩を振り、ラードで柔らかく煮込みほぐしてペースト状にしたフランス料理の総称です。パテにはいろいろな食材がありますが、リエットはフランス語で豚肉の塊と言う意味がある通り豚肉で作られています。本来パテは焼くもの、リエットは煮るもので調理工程が大きく違います。
パテと同じように色は単色ですが焼いて成形するパテに対し、リエットは煮てほぐしてあるのでペースト状です。しかし、現在ではリエットが豚肉以外の食材で作られている場合もあり、パテをペースト状に仕上げていることもあるので線引きはやや曖昧です。
(*リエットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)