天然塩の見分け方は?精製塩・自然塩との違いは?おすすめ商品も紹介!
天然塩とは何かや見分け方を知っていますか?今回は、天然塩か否かの見分け方を、精製塩・自然塩などとの違いとともに紹介します。加えて、天然塩と精製塩どっちがいいのかのほか、おすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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天然塩とは?自然塩・精製塩との違いは?
塩の精製法によって塩はいくつかの種類に分類されます。天然塩とは自然塩や精製塩とどのような違いがあるのかを紹介します。
天然塩と精製塩の大きな違いは「作り方」
精製塩は下記の製法で作ります。
①海水をイオン膜で電気分解する
②電気分解された塩を塩化ナトリウムとミネラルに分ける
③塩化ナトリウムのみを集める
人工的に作られた食塩はミネラル成分が除かれてしまい、塩化ナトリウムの濃度が高くなります。大量生産が可能になるため低価格で、価格が安定し食塩として広く普及しています。一方天然塩は日光や風などの自然の力で乾燥させ、人工的な加熱処理などが行われていないのでミネラル成分がバランスよく豊富に含まれているのです。
天然塩と自然塩に明確な違いはない
天然塩と呼ばれる塩には下記の種類のものがあります。
・自然海塩
・天日塩
・岩塩
・湖塩
精製塩でない塩のことを自然塩や天然塩と呼びますが、自然塩と天然塩に決まった定義はないのです。海水だけでつくる天然塩には塩化マグネシウムや硫酸カルシウムなど、さまざまなミネラルが含まれているため苦味や甘味そして旨みがあります。日本では岩塩がとれないので、日本の塩はほとんどが海水を原料としています。
(*天然塩について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ちなみに再製加工塩という種類の塩もある
再製加工塩は海水から作られた天日塩とニガリを原料に作られた食塩で、再製自然塩とも呼ばれ、天然塩と精製塩の中間的な立場になります。一度塩になったものに塩化マグネシウムを中心としたにがりを添加したものなので、精製塩よりもミネラルバランスがとれた塩になるのです。伯方の塩は自然塩と思いがちですが、正確には再生加工塩になります。
(*塩の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
天然塩か否かの見分け方は?
料理をする上で欠かすことのできない調味料である塩には、無数の塩があります。天然塩か否かの見分け方を紹介します。
パッケージに「工程:イオン膜」とあったら天然塩ではない
食用塩公正取引協議会によって原材料名と工程を記載するように決められているので、天然塩か精製塩かの見分け方としてこれらの記載を確認をしてみて下さい。パッケージに「工程:イオン膜」と記載されていたら、その塩は精製塩だということです。もう一つの見分け方は精製塩は電気分解をしているので、塩化ナトリウムの成分が99%以上となっています。