バベットステーキとは?指す部位は各国で違う?フランス語での意味なども紹介!

バベットステーキとは何か知っていますか?フランス語で「よだれかけ」を意味する希少な部位です。今回は、バベットステーキと〈ハラミ・カイノミ〉などとの違いを紹介します。バベットステーキの焼き方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. バベットステーキとは?
  2. バベットはフランス語で「よだれかけ」を意味する希少な部位
  3. バベットステーキで使われる部位は各国で異なるって本当?
  4. バベットステーキは日本ではカイノミという部位に該当する
  5. 日本ではバベットがハラミと同一の部位だと認識されている
  6. 英語圏ではバベットはフラップミートに該当する
  7. バベットステーキのレシピ・焼き方を紹介!
  8. バベットステーキ
  9. バベットステーキに使われる部位は各国で異なる

バベットステーキとは?

フランスの南東部にあるリヨンは、ローヌ川とソーヌ川が流れる水の豊かな都市で、ローマ時代から2000年以上も続く歴史ある街です。また、フランス第2の都市としても有名で、美食の街としても知られています。バベットステーキはそんな土地で昔から食べられている郷土料理ですが、「バベット」とは、どのような意味なのでしょうか。

バベットはフランス語で「よだれかけ」を意味する希少な部位

バベットステーキとは赤身のお肉で旨みのあるステーキのことです。フランス人はこのバベットステーキが大好きで、バベットステーキ専門店も多数出店されているようです。このバベットとは、フランス語で「よだれかけ」を意味しています。これは、バベットステーキに使う牛肉の部位が、赤ちゃんが使っているよだれかけとよく似た形をしているからだそうです。

そしてこのバベットの部位は、牛一頭からたった2kgしか得られない希少な部位となっています。また牛肉の解体方法は国によって違っているので、フランスでバベットと呼ばれている部位が別の国ではなかったり、また、位置がズレていたりすることもあります。牛肉の解体方法については、次で詳しく説明します。

バベットステーキで使われる部位は各国で異なるって本当?

そんなバベットステーキに使う部位ですが、国によって使っている部位が違うのは知っていましたか。各国でどのような部位が使われているのかを説明します。

バベットステーキは日本ではカイノミという部位に該当する

日本ではカイノミとして食べている部分が、バベットと同じ部分になります。カイノミの部位は形状が貝の形なので、「貝の身」から「カイノミ」となりました。一頭の牛で右側から一つ、左側から一つだけ取れる貴重な部位です。カイノミはとても柔らかくてジューシーなだけでなく、赤身と脂の旨みも兼ね備えた極上の部位です。

(*カイノミについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

カイノミは牛肉のどこの部位?カロリー・栄養価は?味・食感など特徴や焼き方のコツも紹介!

日本ではバベットがハラミと同一の部位だと認識されている

下記のような部位が、日本ではバベットステーキ用として売られています。

・ハラミ
・サガリ
・イチボ
・ランプ


日本では、ハラミがバベットの部位だと認識している人がほとんどです。料理店でもバベットステーキにはハラミが使用されていますし、肉屋でも「バベットステーキ用」としてハラミが売られているからです。

味について触れると、ハラミは弾力性のある美味しい部位で、濃厚な味とコクで食べ応えがあります。イチボとランプは後足の股部分なので少し歯応えがあり、味わい深さがありながらも脂身の少ない赤身の肉です。

(*牛肉の部位について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

【図解】牛肉の部位25種|値段・食感・カロリーなど特徴をそれぞれ解説!

英語圏ではバベットはフラップミートに該当する

イギリスやアメリカの英語圏では、フラップミートの部位がバベットに該当します。フラップミートも柔らかな赤身肉で脂のクセがなく、食べやすい部位になっています。けれどもイギリスでは、ハラミをバベットとして売っていますし、日本同様、ハラミをバベットだと思っている人がほとんどです。

また、日本でバベットステーキ用として売られているサガリは、フランスではオングレと呼ばれる部位になります。サガリやオングレはあばら骨の部分で、脂身が少なくさっぱりした味わいです。

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