にしんそばはまずい？好き嫌いが分かれる味？食べた人の口コミを調査！

にしんそばは地域によっては馴染みのないメニューですが、まずいといった声も聞かれる料理の1つでもあります。ここではまず、そもそもにしんそばがどのような料理なのかを紹介します。

にしんそばは、北海道と京都の離れた2つの土地で親しまれている料理です。北海道はにしん漁が盛んなため、身欠きにしんの甘露煮を具材にしたにしんそばが親しまれてきたと言われています。北海道の歴史やアイヌの文化が学べる漫画「ゴールデンカムイ」にもにしんそばが登場しており、漫画の影響でにしんそばの存在を知った人も多いようです。

一方で、にしん漁も行われていないのになぜ京都でにしんそばが普及したかというと、そこには過去の日本の海産物の流通事情が大きく関わっています。流通が今ほど発展していなかった時代に、京都は新鮮な海産物に恵まれなかったため、北海道から輸送された保存のきく身欠きにしんを好んで食べていました。

そこに京都で古くから続くそばの文化が組み合わさり、身欠きにしんを甘露煮にしたものをそばに乗せたにしんそばが親しまれるようになったそうです。

京都や北海道では定番料理ともなっているにしんそばですが、現地で初めて食べた人がまずいと感じるケースもあるようです。にしんそばは、好き嫌いが分かれる料理なのでしょうか。ここでは実際ににしんそばを食べた人の口コミを紹介します。

にしんそばをまずいと感じる人は、以下の理由から嫌いになったようです。

にしんそばは、にしん自体の甘みが強いところがまずいと感じる人は多いようです。特に甘いものが苦手な人は、甘露煮も美味しくないと感じやすいでしょう。また、にしんとそば、あるいはにしんとつゆの組み合わせに違和感を感じてそれぞれを単体で楽しみたいと感じている人もいます。

ほか、にしんそばや薬味もなくシンプルなので、物足りなさから美味しくないと感じるケースもあるそうです。

一方で、にしんそばを美味しいと感じる人の意見は以下の通りです。

にしんそばが美味しいと感じる人は、にしんの甘辛さに魅力を感じているほか、にしんとそばあるいはにしんとつゆとの組み合わせが好きだと感じています。

にしんそばが嫌いな人は、にしんの魚臭さがつゆに染み出ることを嫌がりますが、にしんそばが好きな人にとってはそれが逆に美味しいと感じるポイントです。また、つゆが染み込んでにしんが柔らかい食感になるところも、人気があります。