赤茄子の特徴は？普通の茄子と違いは？美味しい食べ方・人気レシピを紹介！

赤茄子は、「熊本赤なす」と呼ばれる熊本県の伝統的な茄子の品種です。赤茄子には、以下のような特徴があります。

・普通の茄子より大きい
・皮は普通の茄子より薄く、赤みが強い
・普通の茄子よりアクが少ない
・普通の茄子より水分が多い

赤茄子は大きさ・重さともに普通の茄子の2倍ほどあり、皮は名前の通り赤みがかった紫色をしています。赤茄子はアクや苦味が少なく、下処理をしなくても美味しく食べられる点が特徴です。また、普通の茄子より皮が薄く水分量が多いので、柔らかくジューシーな食感が味わえます。なお、赤茄子は「肥後茄子」や「肥後ムラサキ」の品種名で呼ばれることもあります。

（＊茄子の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

赤茄子は、茄子の品種ではなくトマトを指すこともあります。トマトには、赤茄子の他に以下の旧称があります。

・唐柿
・蕃茄
・黄金瓜
・珊瑚樹茄子

唐柿はトマトの江戸時代の呼び名で、読み方は「からかき」または「とうし」です。明治以降の呼び名は蕃茄で、「ばんか」と読みます。黄金瓜や珊瑚樹茄子はトマトの和名であり、それぞれの読み方は「こがねうり」、「さんごじゅなす」です。

赤茄子は明治以降に蕃茄とともに使われた名称で、トマトが赤い茄子科の野菜であることが由来だと言われています。他の旧称と違い、現在でもトマトを赤茄子と呼ぶ人は多いようです。なお、赤茄子の読み方は明治時代も現在も「あかなす」です。

（＊トマトの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

美味しい熊本赤茄子を選ぶためには、以下のポイントを参考にして下さい。

・皮にハリがある
・ヘタが硬い
・皮が濃い赤紫色をしている

皮にハリのある熊本赤茄子は、新鮮で水分が十分に含まれています。ヘタが柔らかいものは水分が抜け始めているので、硬いものを選びましょう。また、皮が濃い赤紫色をしているものは、鮮度が高い熊本赤茄子の特徴です。これらのポイントを確認すると、みずみずしい食感の美味しい熊本赤茄子を選ぶことができます。