にんじんに穴あき・空洞が…食べれる?虫食い?すが入る原因を解説!
にんじんに穴あき・空洞ができても食べられるのでしょうか?見た目が気持ち悪いですが、原因は虫食いでしょうか?今回は、にんじんに<穴あき・空洞・すが入っている>など特徴が現れる原因を、美味しく食べられるのかとともに紹介します。穴あき・空洞があるにんじんを避ける方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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にんじんの穴あきが気持ち悪い…食べられるの?
調理しようとにんじんを切った時に、切り口の真ん中に穴あきが見つかった経験を持つ人は案外多いでしょう。すが入っていると表現されるにんじんの空洞は決して印象がよいものではなく、そのまま食べて問題がないのか不安に思う人もいそうです。ここではにんじんに穴があく理由と、空洞のあるものを食べることはできるのかについて説明します。
にんじんの穴あき・空洞ができる原因は?虫食いで「す」が入った?
出典: @miduki17mao27
前述したようににんじんの切り口に見られる空洞はすとも呼ばれますが、こうした症状は虫が原因ではないのです。実はにんじんの内部に穴があく理由は、大きく2つに大別されます。ここではにんじんに穴があく、あるいは空洞ができる原因について説明します。
①長期保存で葉に水分を吸われたから
にんじんの内部に空洞ができるのは、長期間保存することで葉に水分を吸収されたことが原因です。これは葉をつけたままの状態でにんじんを長期間保存する際に見られる現象で、葉に水分や栄養分を吸収されることですが入ってしまいます。回転率の悪いスーパーや産直市場では、にんじんの保存期間が長期間になることが多いので購入を避けることをおすすめします。
②収穫のタイミングが遅かったから
収穫のタイミングが遅いことも、にんじん内部に空洞ができる原因の1つです。農家から出荷されるにんじんよりも、家庭菜園で収穫されたものに多く見られます。特に家庭菜園で栽培しているにんじんの収穫が遅れると、新鮮だと思っていても中央部分に穴があいていることは少なくありません。食べ頃を逃すことがないよう、早めに収穫するとよいでしょう。
にんじんに穴あき・空洞ができても食べられる?美味しいの?
家庭菜園で収穫したり産直市場で購入したりしたにんじんであっても、切り口を見ると穴があいているケースは珍しくありません。その場合にそのまま食べることを躊躇する人もいそうです。ここでは穴があいているにんじんは、美味しく食べられるのかについて説明します。
にんじんが腐っていなければ食べられるが美味しくはない
にんじんに穴があいていても腐っていなければ食べることはできるものの、美味しいとはいえません。にんじんが腐った時には、以下のような特徴があらわれます。
・にんじんが溶けている
・乾燥してしわがよっている
・カビが生えている
・酸味臭がする
・触るとヌルヌルしている
・柔らかくなっている
上記のような状態になっているにんじんは腐っているので、絶対に食べてはいけません。にんじんの一部に白カビが生えた場合には、それを取り除けば他の部分は食べられます。しかし中まで白カビが生えているものは、加熱しても食べることはできません。
にんじんに葉をつけたままで長期間保存してしまい穴があいた時には、味が落ちてしまうので食べ方に工夫が必要です。穴があいたにんじんの美味しい食べ方は、次章で詳述します。
(*にんじんが腐るとどうなるのかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
いけめんにーと
@ad1ii_n
冷蔵庫の奥底に腐ったにんじんあった!中身開けたらゲボの匂いでした!
にんじんに穴あき・空洞ができても美味しく食べる方法
にんじんの切り口を見て穴あきが確認された時には、美味しく食べられる方法で調理するのがおすすめです。
【穴あきにんじんに向いている料理】
・みじん切りにしてハンバーグなどの具材にする
・細かく切ったものをスープに入れる
・小さめに切ってカレーやシチューに入れる
【穴あきにんじんに向いていない料理】
・にんじんスティックとして食べる
・サラダとして生食する
・グラッセにする
穴があいたにんじんでも他の食材や濃いめのスープやソースと一緒に使うことで、味の劣化を補うことはできます。一方でにんじんの味や香りを楽しむ料理には向いていません。穴のあいたにんじんの一部だけが柔らかくなっている場合は、水に1~2日ほど浸すと硬さが戻ることがあるので試してみてください。