いちじくの甘露煮の日持ちと保存方法|冷凍が一番?カビなど腐敗の見分け方も紹介!
いちじくの甘露煮の保存方法を知っていますか?今回は、いちじくの甘露煮の日持ち期間・賞味期限を、冷凍・冷蔵での保存方法とともに紹介します。いちじくの甘露煮が腐った・劣化した場合の見分け方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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いちじくは甘露煮で保存するのがおすすめ?
そのまま食べたり焼いたりできるいちじくですが、日持ちせずカビが発生することも少なくありません。いちじくは甘露煮にして保存をすると、日持ちするのでしょうか。ここでは、いちじくを甘露煮にするメリットと効能について紹介します。
いちじくを甘露煮にするメリット
いちじくを甘露煮にすると、保存期間を大幅に延ばすことができます。甘露煮に含まれる砂糖が微生物の繁殖に必要な水の量を減らし、腐りにくくするためです。また、甘露煮を保存食として作るときは、砂糖の他に防腐効果のある酢やレモンなどを加えることもあります。
いちじくの甘露煮は効能も豊富
いちじくの甘露煮には、以下のような体に良い効能があります。
・ダイエット効果
・便秘の解消
・美肌効果
いちじくの甘露煮は水溶性食物繊維のペクチンが多く、食後の血糖値の急上昇を抑えて糖質の吸収を緩やかにするため、ダイエットに効果的です。また、腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整える作用により、便秘の解消にも効果があります。
さらに、いちじくには抗酸化作用のあるビタミンEや、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富です。これらの成分を摂ることで、肌荒れなどの原因になる過剰な活性酸素を取り除き、美肌効果を得ることができます。
(*いちじくの効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちじくの甘露煮の日持ち・保存期間は?
出典: @NyanNemo
いちじくは甘露煮にすると日持ち期間が長いため、保存できる目安を知っておくと計画的に使えて便利です。ここではいちじくの甘露煮の保存期間と、開封状態や冷蔵などによる日持ち期間の違いについて紹介します。
①未開封だと冷蔵で約2週間・冷凍で1ヶ月程度
未開封のいちじくの甘露煮は冷蔵で2週間ほど保存でき、冷凍で約1ヶ月保存することができます。ただしタッパーなどの容器で冷蔵保存した際は、密閉した状態を保つことが難しいため、1週間以内に食べ切ることが大切です。
②常温の開封済みで4〜5日程度
開封後のいちじくの甘露煮は、常温で4〜5日ほど保存することができます。しかし、煮沸消毒していない容器に入れた状態で常温で保存するときは、2〜3日以内に食べ切ることが大切です。また、一度開封すると空気中の雑菌によりカビが発生する恐れがあるため、賞味期限に限らず早めに食べるようにしましょう。
いちじくの甘露煮を日持ちさせる保存方法は?
出典: @lm025
いちじくの量や使う予定に合わせ、保存方法を使い分けられるいちじくの甘露煮ですが、長く日持ちさせる方法はあるのでしょうか。ここでは、いちじくの甘露煮を冷蔵や冷凍する際のポイントを紹介します。
容器の煮沸消毒と冷凍庫での密閉保存がポイント
いちじくの甘露煮を保存するときは、以下のように容器の煮沸消毒と冷凍庫で密閉することがポイントです。
①煮沸消毒して温めた瓶を用意する
②熱い状態のいちじくの甘露煮を9割ほど瓶に入れる
③瓶の蓋を軽く締めて1分待つ
④瓶の蓋を徐々に緩めてから本締めをする
熱いものを扱うため、作業前に厚手のゴム手袋などを着用して火傷を防ぐようにしましょう。なお、いちじくの甘露煮を瓶に入れ過ぎると開封しにくくなるため、入れる量は9割ほどを目安にしてください。瓶の蓋を締めるときは力を込める必要はないですが、密閉されていないと本締めが失敗する恐れがあります。
最後に熱で上昇した瓶の内圧を逃して密閉しますが、蓋をゆっくり緩めて内部の空気が抜けた瞬間に締めることが大切です。空気が抜けるときに炭酸飲料の缶を開けるような音が聞こえることがあるので、参考にしてください。
なお、冷凍庫で保存する場合は、空気を抜いて冷凍用保存袋かタッパーに入れましょう。また、小分けにしておくと、長く日持ちさせることができます。