あさりの口が半開きでも食べれる?死んでる?鮮度の見分け方も紹介!
あさりの口が半開きなのは食べれるのでしょうか?死んでいるのか心配ですね。今回は、あさりの口が半開きな理由や死んでいる時の特徴・見分け方を、死んだあさりを食べたらどうなるのかとともに紹介します。鮮度が良いあさりの特徴や正しい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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あさりの口が半開きだけど食べれる?死んでるの?
あさりを放置しておくと口が半開きになっていることがありますが、死んでいるのでしょうか。ここでは口が半開きになっているあさりの原因と、見分け方について説明します。鮮度の良いあさりの見分け方についても紹介するので、購入する時の参考にしてください。また、冷凍あさりの調理方法についても紹介するので、こちらも見てみてください。
あさりの口が半開きの理由は?
まずはあさりの口が半開きになっている理由について見てみましょう。あさりの口が半開きになっているのはいくつか理由があり、死んでいるだけではないため、捨ててしまうともったいないこともあるようです。
①あさりの鮮度が落ちて弱っている
あさりが半開きの時は、死んではいないものの鮮度が落ちて弱っている可能性があります。砂抜きする時は、海水の塩分濃度と同じ塩の濃さにするために、水に対して3%の濃度の塩水を作る必要があります。この塩水の濃度が薄い場合、あさりが弱ってしまい、口を半開きにすることがあるようです。
砂抜き中にあさりを冷蔵庫に入れると温度が低く弱ってしまい、砂抜きがうまくできず味噌汁などにそのまま入れると調理後に砂を食べてしまうため、砂抜きは常温で行いましょう。
②鮮度を保つために活動を休止させている
スーパーでは、あさりなどの貝類を冷眠と呼ばれる方法を用いて、強制的に低温状態にして販売していることがあります。冷眠とは、パックの中の温度を冷蔵庫よりも低い温度に保ってあさりの活動を抑える方法のことです。冷眠状態になると体力を奪われないように、あさりは運動量と呼吸量を減らすようになるため、高い鮮度のまま長期保存が可能となります。
そのため口が半開きの状態となり、死んでいるように見えることもあるようですが、常温の塩水に入れることで元気になるので問題ありません。
③死んでいる
あさりの口が半開きになっている場合は死んでいる可能性もあるので、その場合は食べてはいけないとされています。死んだあさりを食べると、以下のような食中毒の症状が起こります。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・吐き気
あさりに限らず、二枚貝が餌としているプランクトンが持っている毒素が原因で、貝にはその毒素が蓄積されています。後ほどより詳しく説明しますが、これらの症状が出た場合は、速やかに病院を受診してください。
口が半開きのあさりが死んでいる場合の特徴・見分け方は?
あさりの口が半開きになっている場合は、本当に死んでいることもありますが、そうではない時の見分け方はないでしょうか。死んでいるかそうでないかを見分けられれば、食中毒を避けることもできます。あさりが腐るとどうなるかも説明するので、参考にしてください。
①臭いがきつい
あさりは死ぬと急速に腐るため、菌の繁殖も強く腐敗臭がきつくなります。無理に味噌汁などに入れても全体に腐敗臭や毒素が回ってしまい、全て食べられなくなるので、捨てるようにしてください。
②刺激を与えても口が閉じない
死んでいるあさりは刺激を与えても口を閉じないので、生きているのかわからない場合は軽く管をつついてみるのが良いでしょう。あさりは砂抜きしている間は管を水の中に出していますが、元気な場合は管をつつくと中に勢いよく引っ込み、貝全体も閉じてしまいますが、死んでいる場合は引っ込みません。あさりの生死を確認するには、最も簡単なやり方と言えます。