ぜんまいの種類(男・女)の違いと見分け方は?美味しい食べ方も紹介!
ぜんまいには2種類「女ぜんまい」と「男ぜんまい」あると知っていますか?見分け方はあるのでしょうか?今回は、女ぜんまいと男ぜんまいの見分け方を〈見た目・味わい・触り心地〉など特徴を比較し、食べ方や選び方も紹介します。ぜんまいと似てる食べられない植物の種類も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ぜんまいとは?1株に2種類あるって知ってる?
春になると、ぜんまいを採りに出かける方がいるかもしれません。そんなぜんまいは、1株に2種類のぜんまいが生えるのを知っていましたか。似てる植物や旬の時期についても紹介するので、ぜんまい採りの参考にしてみてください。
ぜんまいはゼンマイ科シダ植物の山菜
ぜんまいに似てる植物には以下のようなものがあります。
・こごみ
・わらび
こごみは伸び始めた葉の先が巻いているので、ぜんまいに似てる植物と言えます。わらびもぜんまいに似てる植物ですが、ぜんまいよりも先端が小さく、2つから3つに枝分かれしているのが特徴です。ぜんまいはゼンマイ科シダ植物の山菜で、日本全国に分布しています。九州では3月の中旬頃に旬の時期を迎え、6月初旬には東北など北の地域で旬を迎えます。
(*ぜんまいとこごみ、わらびの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ぜんまいは1つの株に2種類の若芽がある
ぜんまいは、1つの株目に以下の2種類の若芽があります。
・栄養葉(女ぜんまい)
・胞子葉(男ぜんまい)
1つは栄養葉の方で、一般的には女ぜんまいと言われています。もう一方は胞子葉の方で、男ぜんまいと呼ばれることが多いです。地域によっては茎の色の違いに着目して、茎の色が青っぽい物をアオぜんまい、茶色っぽい物をアカぜんまいと呼んだりもしているようです。
女ぜんまいと男ぜんまいの違い・見分け方は?
ぜんまいには女ぜんまいと男ぜんまいがあることがわかりました。女ぜんまいと男ぜんまいは、それぞれぜんまいのメス、オスと呼ばれたりもしています。このような女ぜんまいや男ぜんまいの違いや、見分け方はあるのでしょうか。女ぜんまいと男ぜんまいの違いを、画像とともに紹介しするので参考にしてください。
違い①見た目・葉の特徴
・女ぜんまい
女ぜんまいの葉の数は男ぜんまいよりも少なめで、胞子を作らず、光合成をする栄養葉となっています。また女ぜんまいの茎は、男ぜんまいの茎よりも少し太くなっています。先端の渦巻きの部分が綿毛に覆われていますが、ここが平べったいのが女ぜんまいになります。
・男ぜんまい
男ぜんまいは渦巻きのように巻いている葉の部分が少し膨らんでいます。これは胞子をつけるように分化した葉で、繁殖のために胞子を飛ばすための葉です。また男ぜんまいの方が背が高く、茎は細くなっています。
違い②味わい・食感
・女ぜんまい
女ぜんまいは柔らかく、春の山菜らしい独特の歯ごたえもあります。優しくて素朴な味わいがあるので、様々な料理に活用されています。
・男ぜんまい
男ぜんまいの食感は固くて、あまり美味しいとは言えません。食べても固い筋のようなものが口に残ってしまいます。