無添加ラップのおすすめ5選！安全性や危険な添加物について紹介！

ラップに使われる主な柔軟剤には、以下のような種類があります。

・脂肪酸エステル
・脂肪酸誘導体

どちらも界面活性剤の一種で、ラップを使いやすくするために柔らかくする、粘着力を強める、切れやすくするなどの働きがあります。ただし脂肪酸誘導体は、概念が広範囲に及んでおり特定が難しい物質です。脂肪酸とそのほかの物質を合成させたものと考えられていますが、危険性が指摘されている合成界面活性剤である可能性も否定できません。

ラップに使われる安定剤には、主に以下に挙げたものがあります。

・エポキシ化植物油
・カルシウム化合物

役割としては柔軟剤と同様に、ラップを柔らかくする、粘着力を強化する、切れをよくするために添加されています。特に注意が必要なのがエポキシ化植物油です。エポキシ化とは酸化反応のことで、使われている植物油にも問題があるとされています。主に遺伝子組み換えや収穫後に農薬を使用した大豆油が使われているといわれており、注意しなければなりません。

ラップは添加物だけでなく原材料にも注意が必要です。ラップの原材料には、主に次の3種類が使われています。

・ポリ塩化ビニリデン
・塩化ビニル樹脂
・ポリエチレン

ポリ塩化ビニリデンは、密着性、耐熱性などに優れており、塩化ビニル樹脂は、電子レンジに適しているなど、メリットが多い原料です。反面、どちらも燃えると有害なダイオキシンを発生させるというデメリットがあります。メーカーの説明では、130℃～140℃にならないとダイオキシンは出ないとされていますが、熱した油に触れればその温度に達します。

ポリエチレンは水素と炭素でできており、ダイオキシンを発生させる塩素を含んでいません。燃やしても二酸化炭素と水になるだけで、安全性が高いといわれています。またポリエチレン製のラップには、添加物が含まれていないことが多いのも特徴です。ポリ塩化ビニリデンや塩化ビニル樹脂と比べると、気体の透過性などに劣るものの安心して利用できると言えます。

安全なラップと言えるのは、主に以下の条件に当てはまるものです。

・添加物が入っていない
・原料がポリエチレン

柔軟剤の脂肪酸エステルや安定剤のエポキシ化植物油などの添加物は、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。添加物には、柔らかくて切れやすくする、密閉性をよくするなどの作用があり使用感が向上するのは確かですが、安全には代えられません。食品が直接触れるラップだけに、選ぶ際にはこれらの添加物が入っていないか確認しましょう。

また原料はポリエチレン製がおすすめです。ポリ塩化ビニリデンや塩化ビニル樹脂を原料とするラップは、密着性、耐熱性に優れているものの、燃やすと有害なダイオキシンが発生するといわれています。使い勝手が多少落ちる場合もありますが、安全に使用するためにはポリエチレン製のラップを購入しましょう。

原材料：ポリエチレン

原材料はダイオキシンを発生させる塩素を含まないポリエチレンです。添加物も一切使用していないので、食品を包んでも添加物が移ることがありません。ガス透過性と保湿性にも優れており、使い勝手にも配慮しています。