わらびの茹で方は?重曹なしでOK?小麦粉・ぬか・灰など使う方法を紹介!
わらびの茹で方・煮方を知っていますか?今回は、わらびの重曹を使った茹で方や、<小麦粉・ぬか・灰>など重曹なしの茹で方を紹介します。わらびの茹で時間の目安のほか、茹でたわらびの保存方法やおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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わらびの茹で方・煮方は?重曹なしでもアク抜きできる?
春の山菜として人気のあるわらびは、アクが強いため下処理をする必要があります。アク抜きをするのが面倒で、わらびの購入や調理をためらうことも多いでしょう。そこで今回は、わらびの簡単な茹で方やゆがき方を紹介します。わらびの茹で時間の目安や、茹でたわらびの保存方法もあわせて紹介するので参考にしてください。
わらびの茹で方4つ!時間・仕上がりなど比較して紹介!
わらびをアク抜きするには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、わらびの4種類の茹で方を紹介します。それぞれの茹で方の手順とともに、かかる時間や仕上がりなども紹介するので参考にしてください。
①重曹
重曹を使ったわらびの茹で方は、以下の手順で行なってください。
①鍋にわらびが完全に浸る程度のお湯を入れる
②鍋を火にかけて沸騰させる
③水の量の1%程度の重曹を加える
④そのまま半日程度おく
この方法では半日ほど時間をかけるため、しっかりアクを抜くことができます。まずお湯だけでわらびを茹で、その後に重曹を加えることがポイントです。また、重曹はお湯の量に対して1%程度の量を加えることも大切です。重曹を入れ過ぎるとわらびの食感や風味が変わってしまうので注意しましょう。
②小麦粉
小麦粉を使ったわらびの茹で方は、以下の手順で行いましょう。
①鍋にわらび・小麦粉・塩を入れて5分茹でる
②冷水にわらびを10分漬ける
③ザルに上げて水気を切る
小麦粉と塩を使った茹で方は、時間がかからず最も簡単に行える方法です。しかし、小麦粉でアク抜きが本当にできるのかを疑問視する声もあり、この茹で方はあまり推奨されていません。また、重曹を使った茹で方に比べて、苦味や硬さが残りやすくなります。心配な人は、ほかの茹で方をするか、水に漬ける時間を長めに取りましょう。
③灰
灰を使ったわらびの茹で方は、以下の手順で行いましょう。
①鍋に多めのお湯を沸かす
②わらびと灰を入れて20〜30秒茹でる
③わらびに重石をして8時間程度おく
④透明になるまで水を何度か入れ替える
沸騰させたお湯にわらびと灰を入れて茹で、そのまま8時間ほど放置する方法です。重石などをして、わらびが常に水に浸かった状態を保つことがポイントです。その後、変色しなくなるまで水を何度か入れ替えたら、わらびを軽く洗って調理してください。重曹を使った茹で方と同様に、しっかり柔らかくすることができます。
④ぬか
ぬかを使ったわらびの茹で方は、以下の手順を参考にしてください。
①わらび全体にぬかをまぶす
②鍋にわらびと多めの水を入れて3分ほど茹でる
③粗熱を取ったら8時間程度おく
④ぬかを洗い流す
ぬかを使った方法は、重曹や灰を使う茹で方と同様に古くから受け継がれてきました。多少の手間がかかりますが、しっかりアクを抜き、柔らかく仕上げたい人におすすめです。なお、米のとぎ汁を使ってわらびを茹でることも可能ですが、ぬかを使うよりアクが抜けにくいので茹で時間を長く取りましょう。
わらびのアクが抜け切らなかった際の対処法
わらびのアクが抜け切らず、苦味や硬さを感じた場合は、重曹を使った方法で再度茹でましょう。また、もう一度アク抜きを行う時間がない場合は、わらびを天ぷらに調理すると苦味が抜けて美味しく食べられます。なお、少し苦味が気になる程度であれば、水に数時間浸けておくだけでも効果的です。
茹でたわらびの保存方法は?
茹でたわらびは、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存しましょう。なお、冷蔵・冷凍の日持ち期間は以下を参考にしてください。
・冷蔵:5日
・冷凍:1ヶ月
冷蔵保存の場合は、わらびの水気をよく切ってから保存容器に入れましょう。わらびの周りに付いた水分も、キッチンペーパーなどで丁寧に拭き取ることが保存性を高めるポイントです。
冷凍する場合も、同様にわらびの水気を拭き取ってからラップで包み、冷凍用保存容器に入れて保存します。食べやすい大きさにカットしておくと、解凍した際に使いやすくなるのでおすすめです。
(*わらびの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
わらびのおすすめレシピを紹介!
茹でたわらびは、さまざまな料理に活用することができます。ここでは、わらびを使ったおすすめのレシピを紹介します。アク抜きに失敗して柔らかくなったわらびを活用できるレシピもあるので、参考にしてください。
①わらびのアヒージョ
オリーブオイル・アンチョビ・にんにくなどとわらびを和えた、イタリアン風の一皿です。お浸しや炊き込みご飯など、一般的なわらびの食べ方に飽きた際におすすめのレシピです。パンに合わせたり、ワインのおつまみに活用したりすることができます。
②わらびと新生姜の炒め物
わらびと新生姜を一緒に炒め、風味高く仕上げるレシピです。わらび特有の風味を活かしたい場合は、新生姜の分量を少し減らしましょう。同じ料理に豚肉を加えたアレンジレシピも紹介されていますが、より濃厚な風味が楽しめることで人気があります。
③わらびのなめ茸
アク抜きに失敗して柔らかくなり過ぎたわらびの活用法としておすすめの、なめ茸のレシピです。ご飯だけでなくビールや焼酎との相性も良いので、おつまみとしても人気のある料理です。
わらびの茹で方をマスターしよう
わらびは重曹を使った茹で方が一般的ですが、ぬかや灰などを使ってアク抜きをすることもできます。自宅にあるものを使い、わらびのアク抜きに挑戦してみましょう。また、今回紹介したわらびの保存方法や活用レシピも参考にしてください。