ササニシキの特徴は?味はまずい?最近消えた理由や他の品種との違いも紹介!
ササニシキの特徴を知っていますか?どのようなお米なのでしょうか?今回は、ササニシキの<生産地・名前の由来>などの特徴や、<美味しい・まずい>などの味の口コミを、最近消えたと言われている理由とともに紹介します。ササニシキと<コシヒカリ・ひとめぼれ・あきたこまち・つや姫・はえぬき>などの特徴の違いも比較して紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ササニシキの特徴は?どんなお米?
- ササニシキは1962年に宮城県で生まれたお米
- ササニシキの名前の由来
- ササニシキの生産地
- ササニシキの味の特徴は?美味しい?まずい?
- ササニシキはうす味で粘りが少ない食味が特徴
- ササニシキがまずいと感じる人の原因
- ササニシキは最近消えたって本当?なぜ?
- ササニシキとコシヒカリ・ひとめぼれなどの特徴の違いは?比較して紹介!
- ササニシキとコシヒカリの違い
- ササニシキとひとめぼれの違い
- ササニシキとあきたこまちの違い
- ササニシキとつや姫の違い
- ササニシキとはえぬきの違い
- ササニシキの特徴を活かした美味しい炊き方を紹介!
- ササニシキのおすすめ商品を紹介!
- ①特別栽培米ササニシキ(12,006円)
- ②登米産ササニシキ (4,980円)
- ③宮城県産ササニシキ無洗米(2,576円)
- ササニシキを食べてみよう
かつてササニシキはたくさん作付されていましたが、以下のような理由から栽培量が減少し、あまり見かけない珍しいお米になっています。
・米価の下落
・冷害に弱く倒れやすい
・消費者の嗜好の変化
・冷害に強い新品種の登場
ササニシキは、かつて冷害にも強い品種だと言われてきましたが、さらなる品種改良によって相対的に冷害に弱い品種になっています。また、茎が伸びやすい特徴があるササニシキは、風などの影響によって倒れやすいです。栽培にも高い技術を要し、農家の減収につながりやすい点も、生産量が少なくなった理由の一つです。
さらに、ササニシキのほかにも、より栽培しやすく冷害にも強い品種が登場します。代表的な品種がひとめぼれで、1994年にはひとめぼれの方がササニシキの作付け面積を超えています。他にも、消費者が味が濃くて粘り気の強いお米を好むようになったことも、ササニシキが減った理由です。
さらに、消費者の米離れやお米の輸入によって米価が下がったことで、より単価が高いコシヒカリの生産が優先されたようです。消費者の嗜好の変化や米価の下落が後押しとなり、ササニシキが今でも生産が減り続けています。
ササニシキとコシヒカリ・ひとめぼれなどの特徴の違いは?比較して紹介!
お米の品種はたくさんあるので、どれを選べば良いか迷う人も多いです。ここでは、ササニシキとコシヒカリやひとめぼれなどの品種を比較し、その特徴や違いを紹介します。
ササニシキとコシヒカリの違い
ササニシキとコシヒカリの、代表的な違いやそれぞれの特徴は以下の通りです。
・コシヒカリの方が粘り気がある
・コシヒカリの方が甘みや旨味が濃い
・相性の良い料理が違う
コシヒカリは、ササニシキよりも粘り気が強く、甘味や旨味が濃い品種です。ササニシキはさっぱりした味わいですが、コシヒカリは噛むほどに甘みが広がります。コシヒカリは冷めても粘りが失われにくくお弁当などに向いていますが、酢飯や炒飯には向きません。
(*コシヒカリの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ササニシキとひとめぼれの違い
ササニシキとひとめぼれの違いは、以下の通りです。
・ササニシキの方がよりさっぱりしている
・ひとめぼれは甘みが強い
・ひとめぼれの方が冷めても柔らかい
ひとめぼれは、ササニシキの後に宮城県を代表するお米となった品種で、コシヒカリよりも粘り気が少ないです。ササニシキは雑味やくせがなく、米の味の主張が控えめです。一方で、ひとめぼれは甘みも強く、お米の味わいがしっかり感じられます。
(*ひとめぼれの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ササニシキとあきたこまちの違い
ササニシキはあきたこまちと比較すると、以下のような違いや特徴が見られます。
・あきたこまちの方が粘り気が強い
・あきたこまちの方がつやがある
・ササニシキの方がよりあっさりしていて淡白
あきたこまちは、ササニシキよりもコシヒカリに近い味わいの品種で、粘り気も強いです。味わいもササニシキはあっさりしているのに対し、あきたこまちは旨味が強く感じられます。また、あきたこまちは炊きあがった時のツヤが美しいお米です。
(*あきたこまちの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ササニシキとつや姫の違い
ササニシキとつや姫を比較すると、以下のような違いや特徴が見られます。
・ササニシキの方があっさりしている
・つや姫の方が粘り気が強く柔らかい
つや姫も甘みや旨味が強いお米で、ササニシキの方がさっぱりした味わいです。つや姫は粘りのある食感で冷めても柔らかく、噛むほどに甘みが感じられる品種です。つや姫は米の味わいが濃いので、味付けの濃い肉料理などには、つや姫の方がよく合います。
(*つや姫の特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)