ジャムの賞味期限はどれくらい?開封後は短い?日持ちする保存方法を紹介!
【野菜ソムリエ監修】ジャムの賞味期限の目安を知っていますか?今回は、ジャムの賞味期限を〈開封後・未開封〉や〈手作り・市販〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。ジャムの日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
手作りのジャムは、容器内の空気をしっかり抜いた状態で保存する事で長期保存できるようになります。空気を抜く方法はいくつかあり、出来立ての熱々のジャムを瓶に詰めた後に、軽く蓋を締めて瓶を逆さにしてジャムが冷めるまで置いておくだけでも脱気できます。
ほかにも、熱々のジャムを瓶に詰めて軽く蓋を締めた後に、瓶の3分の2ほどの高さのお湯で30分程煮沸することでも脱気可能です。いずれかの方法で脱気を行ってから蓋をしっかり締めてみて、蓋がへこむようであれば空気がうまく抜けている証拠です。
しっかりと脱気できていれば、手作りのジャムでも1年以上日持ちする場合もあるので、日持ちさせたい場合は脱気も行うようにしましょう。
④冷暗所で保存する
手作りのジャムを日持ちさせたいのであれば、冷暗所で未開封のまま保存するようにしましょう。保存料や防腐剤を使用していない手作りジャムは、高温多湿などの悪い環境では変質や腐敗が早まる場合があります。自宅に保存に適した冷暗所がない場合は、冷蔵庫で保存するのもおすすめです。
(*手作りジャムの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ジャムの長期間保存には冷凍保存がおすすめ
ジャムを長期間保存しておきたい場合には、冷凍保存するのがおすすめです。冷凍方法と解凍方法や、冷凍しておける期間について紹介します。
冷凍保存する方法・期間
ジャムを冷凍保存する場合は、以下の手順で行います。
1、1回分ずつの小分けにする
2、密閉できる袋に入れて冷凍する
常温や冷蔵での保存では瓶の方が良いですが、冷凍する場合は瓶をそのまま入れると割れてしまう可能性があり危険です。また、大きな容器のまま冷凍して冷凍と解凍を繰り返すと品質が劣化する可能性があるので、ラップや製氷皿などを活用して1回分づつ小分けにしておきます。
なお、ジャムを冷凍する場合は冷凍庫内で匂い移りしないよう、密閉できる袋に入れるのがポイントです。ラップの場合は小分けにしてそのまま密閉袋に入れ、製氷皿で冷凍する場合は凍らせてから密閉袋に入れるようにしましょう。
ジャムを冷凍保存できる期間は、使用した砂糖の量にもよりますが、1年程が目安です。それ以上の冷凍保存は、冷凍焼けなどを起こして風味が落ちる可能性があります。長期間冷凍していたジャムを食べる時は、味などに異常がないか確認してから食べるようにしましょう。
解凍方法
冷凍しておいたジャムを解凍する場合は、少量であれば自然解凍がおすすめです。使用する時間の20分前くらいに冷凍庫から出しておくようにすると良いでしょう。
なお、大量に解凍したい場合は冷蔵庫に移して自然解凍するか、流水解凍すると解凍による劣化を防ぐことができます。大量のジャムを常温で解凍すると、外気に近い部分から先に溶けるため、場所によっては温度のむらができて劣化しやすくなります。時間をかけてゆっくりと冷蔵庫で解凍するのが最も劣化を防ぐことができるので、計画的に解凍するようにしましょう。
(*ジャムの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ジャムの賞味期限に注意しよう
ジャムは賞味期限が長く日持ちしますが、保存期間が長くなれば腐る場合もあります。また、特に開封後は変質や劣化が早いので、賞味期限に関係なくなるべく早めに消費できるよう注意しましょう。