ベーキングパウダーの賞味期限切れはいつまで使える?開封後は短い?日持ちする保存方法も紹介!
ベーキングパウダーの賞味期限の目安を知っていますか?期限切れでもいつまで使えるのでしょうか?今回は、ベーキングパウダーの賞味期限を〈開封後・未開封〉別に比較し、期限切れでも使えるか確認する方法を紹介します。ベーキングパウダーの日持ちする保存方法や、賞味期限が切れた時の使い道も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ベーキングパウダーの賞味期限はどのくらい?
お菓子作りに使われることが多いベーキングパウダーは、使いきれずに何年もしまったままになる場合も多いですが、実際の賞味期限はどれくらいなのでしょうか。ここからは、開封後と未開封に分けて紹介します。
①開封後の賞味期限(半年〜1年程度)
ベーキングパウダーは開封後はあまり日持ちせず、賞味期限も半年から1年程度と言われています。ベーキングパウダーはお菓子などの膨張剤として使用しますが、開封後に空気に触れることで湿気を吸って、膨ませる力が弱まる場合があります。
そのため、どのメーカーの注意書にも開封後は早めの使用を推奨する表示があるのが一般的です。たとえしっかり密閉していても、開封すると少しずつ膨らませる作用が落ちていくので、開封後はできるだけ早めに使い切るようにしましょう。
なお、あまり使用する機会がない場合は、少量の個包装に分けられた商品を購入するのもおすすめです。少量に分けて包装されているため、一回で使い切りやすく、残った分も未開封のまま保存できるので日持ちします。
②未開封の賞味期限
メーカー名 | 商品名 | 保存方法 | 賞味期限 |
日清 | ベーキングパウダー | 常温 | 360日 |
オーマイ | ふっくらベーキングパウダー | 常温 | 12ヶ月 |
共立食品株式会社 | 徳用ベーキングパウダー | 常温 | 540日 |
アイコク | ベーキングパウダー(缶入り) | 常温 | 18ヶ月 |
ラムフォード | アルミニウムフリーベーキングパウダー | 常温 | 3年 |
上の表は、スーパーなどで販売されている未開封のベーキングパウダーの賞味期限で、商品によって賞味期限に大きな差があることがわかります。中でも袋入りの商品は賞味期限が短めに指定されている傾向にあります。一方で密閉がしやすく容量が大きい缶入りのタイプは、空気に触れる面積も小さいため、品質が落ちにくく賞味期限も長めです。
ベーキングパウダーの賞味期限切れはいつまで使える?
賞味期限が切れてしまったベーキングパウダーは、いつまで使えるのでしょうか。ここでは、賞味期限の定義も踏まえながら、期限切れのベーキングパウダーが使えるかどうかを解説します。
賞味期限の定義
ベーキングパウダーには賞味期限が表示されていますが、賞味期限はその食品を「美味しく食べられる期間」のことを表しています。一方で、食品には賞味期限ではなく、「安全にその食品を食べられる期間」を表す消費期限が表示されている場合もあります。消費期限の表示はサンドイッチなどの傷みやすい食品に対して表示が義務付けられているのが特徴です。
賞味期限を設定する場合は、理化学試験、微生物試験、官能試験などの試験を行い、その上で安全に食べられる可食期間を算出するのが一般的です。更にその可食期間に安全係数と呼ばれる0.7〜0.9の数字をかけた数字を、賞味期限として表示しています。(※1)
したがって、表示されている賞味期限は本来の可食期間よりも短めな場合が多いため、賞味期限が切れたからとすぐに捨てる必要はありません。ただし、賞味期限を切れた食品は変質や腐敗している可能性が全くないわけではないので、自分の目で確認して判断しましょう。(※2、3)
ベーキングパウダーが腐ることは基本ない
ベーキングパウダーは、炭酸水素ナトリウムやリン酸カルシウムなどの無機質を多く含む食品なので、基本的に腐ることはありません。未開封のまま適切な環境で保存していれば、多少の賞味期限切れであればほとんど問題なく使えるでしょう。
ベーキングパウダーは水分を加えることで膨らませる作用を発揮するため、開封後は空気中の水分と反応してしまい、膨らませる力が弱まる場合があります。せっかく作ったお菓子などが膨らまないと残念な思いをしてしまうので、賞味期限切れのベーキングパウダーを使う際は、事前に膨らませる力があるかを確認するのがおすすめです。
古いベーキングパウダーが膨らむか確認できる方法
古いベーキングパウダーに膨らませる作用が残っているかどうかは、以下の手順で確認できます。
1 コップに小さじ半分程度のベーキングパウダーを入れる
2 40ccの熱湯を注ぐ
この手順を行った際に、上の写真の右側のようにシュワシュワとした泡が立つようであれば、そのベーキングパウダーは使用可能です。逆に、写真の左側のように全く泡が立たない場合は、膨らませる作用が無くなっている証拠なので、使用しないようにしましょう。