ベーキングパウダーの賞味期限切れはいつまで使える?開封後は短い?日持ちする保存方法も紹介!
ベーキングパウダーの賞味期限の目安を知っていますか?期限切れでもいつまで使えるのでしょうか?今回は、ベーキングパウダーの賞味期限を〈開封後・未開封〉別に比較し、期限切れでも使えるか確認する方法を紹介します。ベーキングパウダーの日持ちする保存方法や、賞味期限が切れた時の使い道も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ベーキングパウダーは日持ちするうえ、腐ることは基本的にありませんが、状態によっては使用を避けたほうが良いケースがあります。ここでは、賞味期限切れで使用を避けるべき場合について解説します。
①虫
ベーキングパウダーにはダニなどの害虫が湧く場合があります。特にダニは非常に小さくて見つけにくいうえ、未開封でも包装のビニールを食い破って入り込むことがあります。ダニが発生した食品を口にすると、アレルギーなどを引き起こす場合があり、最悪の場合は死に至るケースもあります。
購入してから長期間放置していてダニなどの発生が心配な場合は、使用せず処分したほうが無難です。また、購入したばかりでも心配な場合は、しっかり密閉できる容器に入れて保存することでダニなどの発生を防ぐことができるでしょう。
②カビ
開封後のベーキングパウダーにフワフワとした綿のようなものが混ざっていたら、カビが発生している可能性が高いです。カビと聞くと黒カビや青カビをイメージする方が多いかもしれませんが、カビは白い場合もあり、ベーキングパウダーと見分けがつきにくいこともあるかもしれません。
カビは水分が多い環境を好み、特に高温多湿の環境で増えやすくなるため、保存環境には注意しましょう。
ベーキングパウダーの日持ちする保存方法は?
お菓子を時々しか作らない方の場合はベーキングパウダーを使う機会も少なく、できるだけ日持ちさせたい場合もあるでしょう。ベーキングパウダーをできるだけ日持ちさせるには、どのような保存方法が良いでしょうか。
ベーキングパウダーは常温で保存がおすすめ
虫やカビの発生を防ぐために、冷蔵庫や冷凍庫でベーキングパウダーを保存する人もいますが、冷蔵庫や冷凍庫で保存すると使用するたびに結露を起こす可能性があります。結露を起こすと、結露によって生じた水分をベーキングパウダーが吸収して化学反応を起こすため、膨らませる力が弱まるデメリットがあります。
膨らませる力を維持するためにも、ベーキングパウダーは常温で保存するのがおすすめです。なお、保存する場合はジップバッグなどではなく、空気を通さないアルミの袋に入れて保存するとより長く日持ちします。
日清やパイオニアのベーキングパウダーのように最初からアルミの袋で包装されている商品もあるので、日持ちさせたい場合には商品の包装方法にも気を付けてみましょう。
ベーキングパウダーの賞味期限が切れた時の使い道は?
賞味期限切れのベーキングパウダーは、お菓子作り以外に使うことも可能です。ここでは、賞味期限が切れた時の使い道についていくつか紹介します。
①脱臭剤にする
ベーキングパウダーには脱臭効果があるため、家庭のさまざまなシーンの臭い取りに使えます。生ごみには、小さじ一杯程度を振り掛けるだけで消臭できるほか、封を開けたベーキングパウダーを冷蔵庫内に置いておくだけで脱臭効果を発揮します。また、水に溶かしてカーテンや靴にスプレーすれば、布などにしみ込んだ嫌な臭いを取ることができるでしょう。
②掃除に使う
ベーキングパウダーには、重曹の成分である炭酸水素ナトリウムが含まれています。重曹は掃除用としても販売されていることもあり、特に排水溝や浴室などの水回りの掃除に役立ちます。ベーキングパウダーも重曹と同じように掃除に使用することができるでしょう。
使用する場合はベーキングパウダーをを排水溝に振りかけた後、クエン酸をさらにその上に振りかけてお湯を注ぎ、1時間ほど放置してから流すと汚れがきれいに落ちます。ただし、コーンスターチが含まれているタイプのベーキングパウダーは、掃除した部分に虫が湧いたり雑菌が繁殖しやすくなるので、掃除に使うのは避けましょう。
③入浴剤にする
ベーキングパウダーは入浴剤として活用するのもおすすめの使い方です。そのまま湯船に入れても構いませんが、水やアロマオイルと混ぜて固めるとバスボムとして楽しむことができます。ベーキングパウダーはアルカリ性のため、ピーリング効果があり古い角質を落として肌をきれいにしてくれます。
更に、ベーキングパウダーに含まれる重曹の成分が湯船や排水溝の汚れも落としてくれるので、一石二鳥といえます。ただし、一度に大量に入れると肌が乾燥する場合があるので、少量から試すようにしましょう。