早煮昆布とは?だし昆布と違いや使い方は?生でそのまま食べられる?
早煮昆布とはどんな昆布か知っていますか?だし昆布との違いはあるのでしょうか?今回は、〈そのまま生で食べる・煮しめ〉など早煮昆布の使い方を、戻し方・だしの取り方とともに紹介します。早煮昆布を大量消費できる人気レシピなども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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早煮昆布とは?だし昆布との違いは?
早煮昆布とは、どのようなもので出汁昆布とはどう違うのでしょうか。ここでは早煮昆布について説明しますが、まずは早煮昆布と出汁昆布の違いについて見てみましょう。
早煮昆布とは「煮てそのまま食べる」のに適した昆布
早煮昆布とは煮てそのまま食べるのに適した昆布で読み方は「はやにこんぶ」です。昆布にはいくつか種類がありますが、以下が早煮昆布になります。
・三石昆布(日高昆布)
・長昆布
・厚葉昆布
・釧路昆布
・棹前昆布
三石昆布は日高昆布とも呼ばれ、煮てそのまま食べるほか出汁も摂れるので家庭料理では重宝する種類です。昆布巻きや佃煮にして食べられることが多く、水溶性食物繊維が豊富なため、水に浸けると粘りが強く出るのが特徴です。
だし昆布は「だし」を取るのに適した昆布
だし昆布はだしを取るのに適した昆布のことで、以下が挙げられます。
・真昆布
・利尻昆布
・えながおに昆布
だし昆布は早煮昆布と違い、水に浸けても粘りが出ることはあまりありません。肉厚で煮えるのにだしが出るまで時間がかかるため、使う時にはあらかじめ水に浸けておく必要があります。鍋物やお吸い物などの、汁物によく使われ、上品な味わいの料理になります。
早煮昆布の使い方は?生でそのまま食べられる?
早煮昆布は料理には、どのように使うのが良いでしょうか。用途を知っておくことで、普段の料理にも便利に活用できるかもしれません。早煮昆布の調理方法について説明するので、参考にしてください。
早煮昆布はそのまま生で食べてもOK
早煮昆布は生の状態で食べても問題なく、中にはサラダ昆布やおやつ昆布として販売していることがあります。乾物の早煮昆布の場合は、水に戻してから切って酢の物にするなどの活用方法があり、食物繊維でお腹が満足しやすくダイエット中にもおすすめです。
早煮昆布の用途・合う料理
早煮昆布に合う料理は、以下のものが挙げられます。
・おでん
・煮物
・酢の物
・佃煮
・昆布巻き
早煮昆布はだし昆布に比べるとだしの量は多くないものの、旨味はしっかり感じることができます。煮物にも結び昆布が入るだけで、一層美味しく食べられるのでぜひ加えてみてください。またおせちに欠かせない昆布巻きも、早煮昆布を使って作られています。
早煮昆布の戻し方・だしの取り方は?
早煮昆布のだしの取り方や戻し方は、以下の通りです。
【水だしで戻す方法】
1.昆布と水の量を測ってカットする
2.水に浸けて冷蔵庫で保存する
【煮出してだし昆布を取る方法】
1.昆布と水の量を測ってカットする
2.昆布をあらかじめ30分ほど水に浸けておく
3.水と昆布を鍋に入れて弱火にかける
4.沸騰したら取り出す
早煮昆布の中でも日高昆布は煮物などの料理のほか、だし昆布のようにも使うことができます。2通りのだしの取り方がありますが、普段家庭でだしを取るなら、煮出して作る方が時間や手間がかかりません。昆布だしは煮立てると臭みが出たり、苦い成分が出たりするので沸騰したら取り出すようにしましょう。
取り出した後の昆布は、酢や醤油を加えて煮詰めると佃煮として食べることができます。
早煮昆布を使った人気レシピ!大量消費できる!
早煮昆布を使った、おすすめの人気レシピを紹介します。早煮昆布は和食に使われることが多く、お正月のイメージも強いかもしれません。日常的に使うこともできるので、余って大量消費したい時にも参考にしてください。