温泉卵の賞味期限切れは危険?いつまで大丈夫?市販・自家製で保存法別に紹介!
温泉卵の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、温泉卵の賞味期限を〈市販・自家製〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。温泉卵の保存の際の注意点や、腐って食べられない場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 温泉卵の賞味期限は長い?短い?
- 市販と自家製で変わる
- 【市販】温泉卵の賞味期限はどのくらい?
- ①常温保存の場合:約7日程度
- ②冷蔵庫で保存する場合:約1〜2週間程度
- ③冷凍保存の場合:約1ヶ月程度
- 【自家製】温泉卵の賞味期限はどのくらい?
- ①常温保存の場合
- ②冷蔵庫で保存する場合:約2〜3日程度
- ③冷凍保存の場合:約1ヶ月程度
- 温泉卵は賞味期限切れでも食べられる?
- 賞味期限の定義
- 市販の温泉卵であれば2〜3日は問題ない
- 温泉卵が腐って食べられない状態とは?
- ①匂い
- ②見た目
- ③味
- 温泉卵を保存する際の注意点は?
- ①ヒビがないか確認する
- ②冷蔵庫の卵ボックスには置かない
- 温泉卵を使い切るレシピのおすすめ
- ①温たま丼
- ②コールスローの温玉のせ
- ③めかぶと温泉卵のうどん
- 温泉卵の賞味期限に注意しよう
自宅で調理した温泉卵は、冷蔵保存であれば調理から2~3日は保存可能です。ただし、調理の過程で殻にヒビが入ってしまった場合は、ヒビが入った箇所から雑菌が侵入し、殻の内部で増殖してしまう場合があります。
冷蔵庫で保存する前には、殻にヒビが入っていないかを確認し、ヒビがあるものはその日のうちに食べるようにしましょう。
③冷凍保存の場合:約1ヶ月程度
基本的に、温泉卵は冷凍保存には向いていません。冷凍することで特に白身の部分の食感が悪くなるため、温泉卵ならではの食感が失われます。ただし、黄身の部分は冷凍する前よりも濃厚さを増すので、黄身の部分のみを楽しむことはできるでしょう。
冷凍保存した温泉卵は、1ヶ月程度であれば使用できますが、雑菌の一部は冷凍環境の中でも繁殖する場合があります。特に自家製の温泉卵は調理の過程で雑菌が死滅しづらいため、冷凍の場合もなるべく早く食べるのがおすすめです。
温泉卵は賞味期限切れでも食べられる?
賞味期限切れの温泉卵は、捨てるのがもったいないと感じる場合も多いでしょう。ここでは、温泉卵が賞味期限切れでも食べられるかどうかを解説します。
賞味期限の定義
賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」を意味しており、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限を過ぎた商品は、多少味などの質が落ちるものの、食べた後に健康を害する恐れは少ないでしょう。
さらに、賞味期限はメーカーが設定した「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」に対して、0.8~1の安全係数をかけて算出しています。このように期限に余裕を持たせた表示になっているので、数日期限を過ぎた程度であればほとんど味に変化は見られないのが通常です。(※1)
ただし、賞味期限ではなく消費期限が表示されている場合には期限を守ることが大切です。消費期限は「期限を過ぎたら安全性を欠くことがあるので食べない方が良い」ことを表しており、期限を過ぎた食品には腐敗などの危険性があります。食べることで健康を害する場合もあるので、早急に破棄しましょう。
市販の温泉卵であれば2〜3日は問題ない
賞味期限は「おいしく食べることができる期限」であり、期限を過ぎても安全性が損なわれるわけではありません。さらに、賞味期限は実際の期限よりも短めに表示されているため、市販の温泉卵であれば賞味期限を2~3日過ぎても基本的に問題はありません。
ただし、保存状態などによっては変質している場合もあります。殻を割ってみて腐っていなければ問題ありませんが、味や匂い・見た目がおかしい場合は食べないほうが安全です。(※2、3)
温泉卵が腐って食べられない状態とは?
卵は保存状態が悪いと腐って変質するだけでなく、時にはサルモネラ菌による激しい食中毒を起こすこともあるので注意が必要です。ここでは、温泉卵が腐って食べられない状態について詳しく解説します。
①匂い
温泉卵が腐った場合には、以下のような匂いが発生します。
・鼻をつく匂い
・温泉のような匂い
・下水のような匂い
・おならのような匂い
温泉卵や生卵が腐った時に発生する臭いは「腐卵臭」とも呼ばれる独特な匂いです。この腐卵臭は、卵が腐る際に発生する硫化水素が原因で、温泉や下水のほかおならに似た匂いがします。腐卵臭は決して心地良い匂いではないので、温泉卵から明らかに不快な匂いがする場合は腐っている可能性を疑った方が良いでしょう。
②見た目
温泉卵が腐ると、以下のような見た目の変化が起こります。
・黄身が崩れている
・黄身がドロッとしている
・黄身と白身が混ざっている
・色がおかしい
通常、温泉卵は割った時に黄身と白身が綺麗に分離しますが、腐って変質が進むと黄身が崩れたり黄身と白身が混ざったりします。ただし、殻をうまく割れなかった場合にも黄身が崩れて白身と混ざる場合があります。腐っているかどうかを見た目で判断できない場合は、匂いなどもチェックするのがおすすめです。
③味
腐った温泉卵の味には、以下のような特徴があります。
・酸味がある
・生臭い
・苦い
温泉卵は腐ることで、味も変化します。酸味や生臭さがあるなど、少しでも味に違和感を感じた場合は飲み込まずに吐き出すようにしましょう。また、調味料などを加えてしまうと味の変化が分かりづらくなる場合もあります。食中毒を防ぐためにも、調味料を入れる前に見た目や匂いをチェックしておくことが大切です。
(*腐った卵の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)