米の賞味期限は?未開封でも1・2年持たない?日持ちする保存法など解説!
【岡元農場監修】米の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、米の賞味期限を〈季節・開封状態〉別に比較して、いつまで美味しく食べられるのか紹介します。米の日持ちする保存方法や、品質が劣化した場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
米の賞味期限はどのくらい?記載はどこ?
米を買うと精米年月日の記載はよく見かけますが、賞味期限が記載されている米は少ないことに気づきます。お米に賞味期限があるのか説明します。
米は生鮮食品なので賞味期限の記載なし
米だけでなく野菜にも賞味期限は記載されていませんが、これはどちらも生鮮食品に分類されることが理由です。米も野菜も気候や温度、保存方法などにより美味しく食べられる期間が変わるため、記載義務がありません。しかし米には、農林物資の規格や品質表示について定められた食品表示法や米トレーサビリティ法により、精米年月日の表示は定められています。(※1)
米の賞味期限の目安は?1年・2年もつ?
米には賞味期限の記載はないものの、美味しく食べられる期間があります。では、どのくらい日持ちするのか季節による賞味期限の目安を紹介します。
①春・夏は精米後1ヶ月
春から夏の時期は、気温・湿度が激しく変動するので米の劣化に注意が必要です。特に高温多湿になる梅雨の時期は、湿った空気によりカビが生えたり虫が湧いたりして、腐敗が進みやすくなり日持ちしないので精米後1ヶ月を目安にして下さい。
岡元望
岡元農場
保管場所にもよりますが、岡元農場では夏場は2~3週間での消費をおすすめしています。精米後は酸化が進み、香りや食味が落ちてしまいますので、美味しく食べたい方は早めにこまめに買いましょう!
②秋・冬でも精米後2ヶ月
秋から冬にかけては気温や湿度が下がり、春・夏に比べるとお米の保存しやすい季節のため、賞味期限は2週間程度長く、精米後1.5ヶ月が目安です。しかし、秋・冬は空気が乾燥する季節のため、米のひび割れによる劣化に気を付けましょう。
(*玄米の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
岡元望
岡元農場
保管場所にもよりますが、岡元農場では冬場は4週間での消費をおすすめしています。せっかくのお米、美味しく食べてほしいです。
米は未開封だと長持ちする?
多くの食品は、未開封の状態と開封した状態で賞味期限が異なります。米も同様に、賞味期限が異なるのか説明します。