米の賞味期限は?未開封でも1・2年持たない?日持ちする保存法など解説!
【岡元農場監修】米の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、米の賞味期限を〈季節・開封状態〉別に比較して、いつまで美味しく食べられるのか紹介します。米の日持ちする保存方法や、品質が劣化した場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
米が劣化すると様々な変化が現れ、品質が落ちてしまうことが分かりました。ここでは、どのようなことに注意すると品質を長持ちさせることが出来るのか紹介します。
①冷蔵庫で保存する
米の劣化する大きな要素は、高温と湿気なので冷蔵庫での保存をお勧めします。冷蔵庫のスペースが確保できるのであれば、野菜室に保管できるとより良いです。しかし、冷蔵庫に保存する場合であっても匂いが移り味を損なうので、袋から密閉容器に移し替えてから冷蔵庫に保管しましょう。
岡元望
岡元農場
冷蔵庫保管は、温度が一定ですのでおすすめです。しかし、温度が低いので乾燥しやすくなります。ご注意くださいね。
②米びつなど密閉された容器に入れる
購入した時の袋のままだと袋自体の劣化により外から虫などが侵入し、米自体の劣化につながるので、米びつなどの密閉された容器に保存することすることが大事です。米びつが用意できない場合は、ペットボトルを使用すると収納スペースも効果的に使えます。密閉容器であれば空気を遮断できて、米に匂いが移らず酸化しないので美味しさを保つことができます。
③米を小分けにして買う
米は、米袋の開封・未開封に関わらず徐々に劣化するので、まずは自身の家庭で消費する量を把握して必要な量を買うようにしましょう。米のおいしさが保たれる目安は約1ヶ月程度なので、1ヶ月程度で消費できる量を購入することがポイントです。大量に購入して保存する必要がある場合は、約1年程度も日持ちする玄米の購入をお勧めします。
④保存容器を清潔に保ち、使い切ってから次の米を入れる
米のぬかやゴミなどの付着した容器を洗わずに使い続けていると、紛れ込んでいた卵が孵化し害虫が発生する原因になります。米の劣化につながるので、必ず古い物を全部使い切ってから新しい物を入れるようにしましょう。
保存容器の匂いが気になるときは、100ccの水に3gの塩を入れ作った塩水につけ置くと、消臭できるだけでなく塩の殺菌効果により雑菌の繁殖も抑えてくれます。
⑤保管する場所の匂いに気をつける
お米は匂いを吸いやすく、一度吸着した匂いは取り去ることができないので、保管場所には気をつけましょう。特に灯油や洗剤、匂いの強い食材のそばに置くと移りやすいので注意が必要です。
(*お米の保存方法や期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
米の賞味期限に注意しよう
米に明確な賞味期限はありませんが、正しい保存方法を用いれば美味しいごはんを楽しむことができます。ここで紹介したことをぜひお試しください。
岡元望
岡元農場
農家が汗水垂らして育てたお米です。保管場所や賞味期限に注意しながらおいしく食べてくださいね!