生クリームはホイップで代用できる?違いは?牛乳・ヨーグルトで代用OKかも!
生クリームはホイップで代用できるかを知っていますか?今回は、生クリームの代用・代わりにホイップを使う方法を紹介します。生クリームとホイップの違いや、〈牛乳・ヨーグルト〉で代用できるを、〈ケーキ・チーズケーキ・生チョコ〉などのレシピとともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 生クリームはホイップで代用できる?
- 生クリームはホイップで代用が可能
- 生クリームをホイップで代用する際の注意点
- 生クリームをホイップで代用する時のコツは?
- ①ホイップをしっかりと冷やしておく
- ②泡だてに使うボウルに水・汚れがついていないか確認する
- ③氷水でボウルを冷やしながら泡立てる
- ④泡だて器を使う場合は前後に動かして混ぜる
- ⑤用途に合わせて混ぜる時間を調節する
- 生クリームとホイップの違いは?
- ①味わい
- ②原材料
- ③価格
- ④用途
- 生クリームの代用品はホイップ以外にある?牛乳・ヨーグルトは?
- ①牛乳
- ②ヨーグルト
- ③豆乳クリーム
- 生クリームをホイップで代用して作るレシピ5選を紹介!
- ①ケーキ
- ②チーズケーキ
- ③生チョコ
- ④ガトーショコラ
- ⑤プリン
- 生クリームの代用にホイップクリームを使ってみよう
生クリームはホイップで代用できる?
ケーキや菓子類のトッピングとしてよく使用される生クリームは、甘くやわらかい風味が特徴で、大人にも子供にも人気があります。生クリームをホイップで代用することはできるのでしょうか。今回は、生クリームの代用品や、代用の際の注意点などについて紹介します。
生クリームはホイップで代用が可能
生クリームをホイップクリームで代用しても特に問題はありません。ホイップクリームは生クリームに比べると値段が安いため、より手軽に購入できるので使いやすいという人も多いです。ただ、ホイップクリームは生クリームよりも風味があっさりしているため、代用する際は味わいの違いに注意してください。
(*生クリームとホイップの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生クリームをホイップで代用する際の注意点
生クリームをホイップで代用する際は、以下の点に注意してください。
・よく冷えたホイップを使用する
・味わいや風味の違いに注意する
・泡立ての時間は用途に合わせて調節する
ホイップクリームは、生クリームに比べると泡立てるのにかかる時間が長くなりやすいため、泡立ての際はよく冷やしておくことが重要です。また、ホイップは生クリームに比べ乳脂肪分が低いため、味や風味の違いにも注意する必要があります。ここからは、ホイップを上手に泡立てるためのポイントやコツについてくわしく紹介するので参考にしてください。
生クリームをホイップで代用する時のコツは?
生クリームをホイップで代用するコツは、以下の通りです。
・ホイップをよく冷やしておく
・水や汚れのついていないボウルを使用する
・泡立ての際はボウルを氷水で冷やす
・泡立ての時間は用途に合わせて調節する
一般的に、含まれる乳脂肪分が高いほど、短時間で泡立てることが可能になります。ホイップは生クリームよりも乳脂肪分が低いので、泡立てに時間がかかりがちです。短時間で泡立てるためには、上記のように温度や泡立て方を工夫する必要があります。
①ホイップをしっかりと冷やしておく
クリームが分離してしまう主な原因として、温度が高すぎることが挙げられます。そのため、泡立てる前のホイップが常温の状態であったり、あるいは十分に冷えていない場合、分離につながる可能性が高くなります。泡立てを始めるまで、ホイップは冷蔵庫に入れてよく冷やしておきましょう。
②泡だてに使うボウルに水・汚れがついていないか確認する
泡立てに使用するボウルに水分や汚れが付着していることも、クリームが分離し泡立てに失敗してしまう原因の一つです。泡立ての際は、使用するボウルがよく乾いていることと、汚れなどがついていないことをよく確認してください。
③氷水でボウルを冷やしながら泡立てる
泡立ての時間が長くなるほどクリームの温度が上がるため、分離により失敗してしまう可能性が高くなります。分離を避けるためには、ボウルを氷水で冷やしながら泡立てるのがおすすめです。ボウルが冷えていると泡立てが短時間で済むうえ、クリームのキメも細かくなります。
④泡だて器を使う場合は前後に動かして混ぜる
ハンドミキサーでなく泡立て器を使用すると泡立てに時間がかかるため、クリームが温まってしまい分離につながる可能性が高くなります。短時間で効率よく泡立てるためには、泡立て器を前後に素早く動かすのがおすすめです。円状にかき回すように泡立てると効率が悪く、より分離しやすくなります。
⑤用途に合わせて混ぜる時間を調節する
混ぜる時間は、用途に合わせて以下のように調節してください。
・6分立て:料理の味つけや風味付け
・7分立て:クリームパスタのソースやその他、コクを残したい料理
・8分立て:ケーキのデコレーションやトッピング
泡立ての時間が長いほど、クリームの固まりが良くなります。そのため、料理の味つけ用であれば6~7分程度、ケーキのトッピング用の場合は8分以上の泡立て時間が適しています。ただ、長く泡立てすぎるとクリームの温度が上がり、分離などの失敗につながる恐れもあるので注意が必要です。
生クリームとホイップの違いは?
生クリームをホイップで代用することは可能ですが、上手に代用するためには、具体的な違いについて知っておく必要があります。ここでは、生クリームとホイップの違いについてくわしく紹介するので参考にしてください。
①味わい
生クリームとホイップの味わいの違いは、以下の通りです。
【生クリーム】
・コクのある味わい
・乳製品の香りが強め
・舌触りがなめらか
【ホイップ】
・すっきりした味わい
・乳製品の香りや風味が控えめ
生クリームは生乳を使用して作られているため、乳製品らしい香りや風味が強めで、コクのある濃厚な味わいが特徴です。一方、ホイップは植物性脂肪から作られており、生クリームに比べて乳脂肪分が低いです。そのため、乳製品の香りや風味はあまり強くなく、全体的にすっきりした味わいが特徴と言えます。
②原材料
生クリームとホイップの原材料の違いは、以下の通りです。
【生クリーム】
・生乳のみ
・添加物は一切含まない
・乳脂肪分が18%以上
【ホイップ】
・植物性脂肪分から作られている
・乳化剤などの添加物を含む
・乳脂肪分が低め
生乳から作られており乳脂肪分が高い生クリームに比べ、ホイップクリームは主に植物性脂肪を使用しているため脂肪分が低めです。そのため、生クリームをホイップで代用する場合は、バターなどを多めに加えると脂肪分を補うことができるのでおすすめです。また、乳化剤などの添加物を一切含まない点も、生クリームの大きな特徴と言えます。
③価格
生クリームとホイップの価格の違いは、以下の通りです。
【生クリーム】
・約250円(100mlあたり)
【ホイップ】
・約80~90円(100mlあたり)
ホイップクリームは生クリームより安価で販売されており、通常は生クリームの半分以下の値段で手に入ります。ただ、ホイップクリームのうち、生クリームと同じように生乳を使用しているものは比較的高価なので注意してください。生乳を使用せず植物性脂肪のみから作られているホイップであれば、安い価格で手軽に買うことができます。
④用途
生クリームとホイップの用途の違いは、以下の通りです。
【生クリーム】
・ケーキや菓子類のトッピング
・生クリームのコクを残したい料理
・本格的な洋食
【ホイップ】
・ケーキや菓子類のトッピング
・料理全般
生クリーム、ホイップともに、ケーキや菓子類のトッピングや料理の味つけによく使用されています。ただ、コクのある味わいや風味を特に大事にする洋食料理には、乳脂肪分が高く添加物を含まない生クリームを使用することが多いです。ホイップで代用する際は、脂肪分や風味を足すためにバターを合わせて使う方法がおすすめです。
生クリームの代用品はホイップ以外にある?牛乳・ヨーグルトは?
生クリームをホイップで代用することは可能ですが、その際は乳脂肪分や風味の違いに注意する必要があります。では、生クリームもホイップもない場合はどうすれば良いのでしょうか。ここでは、ホイップ以外の生クリームの代用品について紹介します。
①牛乳
生クリームを牛乳で代用することは可能ですが、生クリームを使用する場合に比べて脂肪分の量が減るため、味や風味があっさりしたものになりがちです。ただ、ケーキや生チョコなど、他の材料で脂肪分を補えるような菓子類は、牛乳で代用しても美味しく作ることができます。牛乳で代用する場合は、バターやトッピングを多めに加えるなどの工夫をしてみてください。
(*生クリームと牛乳の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ヨーグルト
生クリームやホイップがない場合、水切りしたヨーグルトで代用するという方法もあります。ヨーグルト自体は水気を多く含みますが、よく水切りしたものであればケーキのデコレーションやトッピングにも利用できます。ただ、ヨーグルトを使用した場合、ヨーグルトのあっさりした風味や味わいが目立つ半面、甘みが控えめになってしまうので注意が必要です。
③豆乳クリーム
生クリームの代用品として豆乳クリームを使用することもできます。ただ、豆乳クリームは豆乳と植物性脂肪のみで作られており、非常にあっさりした味わいになりがちです。脂肪分を補いたい場合は、バターなどを多めに加えるのも良いでしょう。市販の豆乳クリームには添加物をほぼ含まないものも多いので、小さな子供にもおすすめです。
(*生クリームの代用品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生クリームをホイップで代用して作るレシピ5選を紹介!
ホイップクリームは生クリームに比べると乳脂肪分が少なく、控えめな甘みとあっさりした風味が特徴です。ここでは、生クリームをホイップで代用して作る人気のレシピについて、味わいの特徴や風味の違いと合わせて紹介します。
①ケーキ
生クリームを豆乳ホイップで代用して作る、自然な味わいのいちごケーキのレシピです。生クリームを使用していないため甘さは控えめで、そのぶん生地の素朴な風味を感じることができます。また、アレルギー物質や添加物なども一切入っていないので子供にもおすすめです。
②チーズケーキ
生クリームを豆乳入りホイップで代用して作る、やさしい風味が特徴のチーズケーキのレシピです。豆乳入りホイップは生クリームより乳脂肪分が低く、マイルドな口当たりが特徴です。バターの量も控えめなので、生クリーム入りのケーキよりも素朴な味が楽しめます。
③生チョコ
チョコレートとホイップクリームの2種類の材料だけで簡単に作れる、なめらかな口どけの生チョコのレシピです。クリームはホイップで代用していますが、味わいや風味は生クリームを使う場合と特に変わりません。適量のバターを加えると、より濃厚な味わいになります。
④ガトーショコラ
生クリームをホイップで代用して作る、素朴な味わいのガトーショコラのレシピです。生クリームやバターを使っておらず、粉の量を減らすことでしっとりとした甘すぎない優しい風味を楽しめます。
⑤プリン
生クリームを植物性ホイップクリームで代用して作る、なめらかな口どけとやさしい風味が特徴のプリンのレシピです。生クリームを使用した場合に比べて甘みがあっさりしており、添加物なども入っていないので、甘いものが苦手な人や小さな子供にもおすすめです。
生クリームの代用にホイップクリームを使ってみよう
生クリームの代用品としてホイップを使用する場合は、味わいや風味の違いに注意する必要があります。今回紹介した代用のコツやポイントを参考に、ホイップクリームを料理やケーキのトッピングなどに取り入れてみてください。