エルダーフラワーは植えてはいけない?大きくなりすぎる?枯れない育て方は?

エルダーフラワーは植えてはいけないのでしょうか?今回は、エルダーフラワーを植えてはいけない〈大きくなりすぎ・枯れる〉などの理由や、〈鉢植え・地植え〉別の失敗しない育て方・注意点を紹介します。エルダーフラワーを植えるメリットや、植えてはいけないハーブ3選も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. エルダーフラワーを植えてはいけないって本当?大きくなりすぎる?
  2. エルダーフラワーを植えてはいけないと言われる理由は?
  3. ①大きくなりすぎる
  4. ②実や葉に毒性を持つ
  5. ③不快な臭いを放出することがある
  6. エルダーフラワーを植えるメリットは?
  7. ①観賞用として楽しめる
  8. ②食べると健康効果が得られる
  9. エルダーフラワーの失敗しない育て方は?注意点は?
  10. エルダーフラワー以外の植えてはいけないと言われるハーブは?
  11. ①レモンバーム
  12. ②オレガノ
  13. ③ミント
  14. エルダーフラワーを植えてはいけない理由を把握しよう

エルダーフラワーを植えてはいけないって本当?大きくなりすぎる?

ハーブの一種のエルダーフラワーは植えてはいけないというのは本当なのでしょうか。またエルダーフラワーを植えると、大きくなりすぎるのかどうかも気になります。この記事では、エルダーフラワーを植えてはいけないと言われる理由や、植えるメリットについて詳しく紹介します。

エルダーフラワーを植えてはいけないと言われる理由は?

エルダーフラワーを植えてはいけないと言われるのは、どんな理由からなのでしょうか。以下にエルダーフラワーについて、植えてはいけないと言われる理由を体験談とともに紹介するので参考にしてください。

①大きくなりすぎる

エルダーフラワーを植えてはいけないと言われる理由には、大きくなりすぎることが挙げられます。エルダーフラワーの成長は非常に速く、植え付けから2年目には2m以上の高さになることがあり、さらに成長すると最大で10mもの高さになる場合もあるようです。

またエルダーフラワーは横にも枝を広げていくため、近くの他の植物の成長の妨げとなって、他の植物が枯れる原因となる可能性もあります。

②実や葉に毒性を持つ

エルダーフラワーの未成熟の実や葉、種子は毒性を持っています。未成熟の実を生で食べると吐き気や嘔吐、下痢など食中毒の症状が起こる可能性があるので、子供やペットが誤って食べないよう注意が必要です。

熟したエルダーフラワーの実は加熱処理すると安全に食べることが出来ますが、葉や種子は加熱しても毒性は消えないため、摂取しないようにしましょう。

③不快な臭いを放出することがある

エルダーフラワーが不快な臭いを放出することがある点も、植えてはいけないと言われる理由になっています。エルダーフラワーはマスカットのような香りと表現されることが多いですが、開き切った茶色の花からは、猫の尿のような臭いがすることがあるようです。

ぷにたま🍬

@_puunni_

エルダーフラワーで作ったハーブティー全部便所のにおいになったしローズマリーローズヒップなんて入れたら口の中にババアが広がった

エルダーフラワーを植えるメリットは?

エルダーフラワーを植えることによって得られるメリットには、何があるのでしょうか。ここでは、エルダーフラワーを植えるメリットについて紹介します。エルダーフラワーを使ったおすすめのレシピも紹介するので、参考にしてみてください。

①観賞用として楽しめる

エルダーフラワーを植えると観賞用として楽しめるというメリットがあり、5月頃から6月にかけて枝先に3~4mmの白い花が咲きます。小さな白色の花がたくさん咲いている様子は可憐で美しく、爽やかな緑色の葉とのコントラストを楽しむことが出来ます。

②食べると健康効果が得られる

様々な効能を持つハーブのエルダーフラワーを食べることで、以下のような症状の緩和や改善が期待できます。

・風邪
・アレルギー
・関節炎
・炎症
・神経痛


エルダーフラワーはハーブティーにして飲んだり、シロップ漬けのコーディアルにしたりして摂取されることが多いです。またエルダーフラワーで作られたハーブウォーターは、肌の美白とそばかすの除去効果も期待されています。

エルダーフラワーの自家製コーディアル by ハーバルセラピスト♫ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが395万品

エルダーフラワーの失敗しない育て方は?注意点は?

栽培方法 鉢植え(プランター) 地植え(庭植え)
栽培環境・日当たり 日当たり・風通しの良い場所 日当たり・風通しの良い場所
水やり たっぷり 根付いた後は不要
肥料 梅雨入り前・9月~10月頃 梅雨入り前・9月~10月頃
種まき・植え付け・植え替え 3月~5月、9月~10月 3月~5月、9月~10月
その他 11月~2月に剪定を行う・害虫被害に注意 11月~2月に剪定を行う・害虫被害に注意

日光を好むハーブのエルダーフラワーは、日当たりの良い場所での栽培が向いています。水はけが悪いと根腐れになって枯れてしまうおそれがあるので、水はけの悪い土壌になったり過剰に水やりをしたりしないよう注意が必要です。

エルダーフラワーは蒸れに弱い植物なので、落葉期の11月~2月に混みあった枝を剪定して、風通しを良くしておきましょう。また害虫もエルダーフラワーが枯れる原因となるため、早期に発見して除去することが大切です。

鉢植えのエルダーフラワーは室内での栽培も可能ですが、乾燥に注意して適度に水やりを行うようにしてください。成長速度が速いので、鉢植えの場合は1年~2年に1回を目安にひと回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

エルダーフラワー以外の植えてはいけないと言われるハーブは?

エルダーフラワー以外で植えてはいけないと言われるハーブには、どんなものがあるでしょうか。ここからは、エルダーフラワーの他に植えてはいけないと言われるハーブについて紹介します。

①レモンバーム

エルダーフラワー以外の植えてはいけないと言われるハーブには、レモンのような香りのレモンバームがあります。強力な根を持つレモンバームは短期間で繁殖する植物で、丈も30~90cmくらいまで成長します。繁殖して増え過ぎたり他の植物の成長を妨げたりするおそれがあることから、植えてはいけないと言われているようです。

(*レモンバームの育て方を詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

レモンハーブは植えてはいけない?理由は?メリットや育て方・使い方も紹介!

②オレガノ

ピザやパスタ、トマト料理などによく使われる、すっきりとした香りが特徴のオレガノも、植えてはいけないと言われるハーブの1つです。オレガノの成長速度は速くないものの生命力が強いことから、地植えをすると広範囲に繁殖していきます。オレガノの繁殖は他の植物を侵害するおそれがあるので、地植えの場合には注意が必要です。

(*オレガノの育て方を詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

オレガノは増えすぎる?地植えNG?使い方や大量消費レシピを紹介!

③ミント

植えてはいけないと言われるハーブには、鮮やかな緑の葉と爽快な香りが特徴的なミントもあります。ミントは地下で根や茎を伸ばして繁殖するため、栽培の範囲を管理するのが難しいハーブです。

ミントを地植えで栽培すると、急速に繁殖して庭中に広がっていきます。また繁殖の影響で他の植物のスペースを奪ったり成長を妨げたりする可能性もあるため、ミントも地植えでの栽培には注意が必要です。

エルダーフラワーを植えてはいけない理由を把握しよう

エルダーフラワーを植えてはいけないと言われる理由には、大きくなり過ぎることや毒性、不快な臭いなどが挙げられます。一方で、エルダーフラワーには鑑賞の楽しみや食べると健康効果が得られるメリットもあります。紹介した失敗しない育て方なども参考に、植えてはいけない理由を把握して、エルダーフラワーの栽培を楽しんでみてください。

関連する記事