大根がカビても食べられる?対処法や見分け方は?正しい保存方法も解説!
【野菜ソムリエ監修】大根にカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈黒カビ・白カビ〉など大根のカビの種類・見分け方を画像と共に紹介します。カビが生えた時の対処法や、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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大根に生えるカビの種類は?
カビにはさまざまな種類がありますが、大根にはどのようなカビが生えるのでしょうか?まずはその種類について確認しておきましょう。
①黒カビ
黒カビは、身近でよく見られるカビの一種です。黒カビは空気中にも多く浮遊しており、特に風呂場・カーテン・エアコンなどの湿気が溜まりやすい場所でよく見られます。食品にも発生しやすく、大根に生えるカビのほとんどが黒カビです。
②白カビ
白カビは木材や食品に生えやすい、白い埃のような形状のカビです。大根の場合、皮や表面のほか、切った断面などに発生することがあります。大根を干す時にも発生しやすいので、干し大根を作るときは白カビが生えないよう注意した方が良いでしょう。
大根のカビ・腐敗の見分け方は?【画像あり】
大根を長期間保存していると、変色したり臭いが変わったりなどの変化が現れますが、カビかどうかが判断しづらい場合もあるかもしれません。ここでは、大根に発生するカビの見分け方を画像と併せて紹介するので、参考にしてみてください。
①皮や表面に黒い斑点
黒カビは、大根の皮や表面に黒い斑点状に生えることがあります。買った時には黒い斑点が無かった場合は、黒カビが生えている可能性が高いと言えるでしょう。また、黒カビは深い部分にまで根を張る性質があるため、黒い斑点が無い部分でもカビが広がっている可能性があります。
(*大根の黒い斑点について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
②ふわふわの白い綿のようなものがついている
出典: @Liliumoon
大根にふわふわの白い綿のようなものがついている場合は、白カビが発生している可能性が高いでしょう。白カビは皮や内部に発生するので、大根を切って保存した時にも生えることがあります。通常の大根には綿のようなものは発生しないので、見分けがつきやすいカビの一種です。
③断面に白い筋が入っている
大根を切った時に、中身に白い筋が見られることがあります。これは「す」が入っているためであり、カビが原因ではありません。すは、主に葉をつけたまま大根を保存した際に、葉に水分や栄養を奪われて起こります。すが入った大根は、みずみずしさや栄養が抜けてしまっているので味は落ちますが、食べることは可能です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
首が黒ずんでいたり、ひびが入っているものは「す」が入っている可能性が高いので、大根を一本まるごと購入する際にはチェックするようにしましょう。