焼酎の賞味期限はある?開封後・未開封で違う?美味しさ長持ちな保存方法を紹介!
焼酎に賞味期限はないと知っていますか?10年前の焼酎でも飲めるのでしょうか?今回は、焼酎が美味しく飲める期間の目安を〈紙パック・ペットボトル・瓶〉別や〈開封後・未開封〉別に比較して紹介します。焼酎の日持ちする保存方法や、劣化した場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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目次
見た目からも焼酎の劣化を判断できます。不自然に黒ずんでいたり、白い沈殿物や浮遊物があれば劣化している可能性が高くなります。
・白い浮遊物がある
・おりのような沈殿物がある
・黒ずんでいる
焼酎は保存環境によっては、うまみ成分が凝縮し固まって、おりと呼ばれる沈殿物や浮遊物になることがあり、飲んでも体に害はありませんが風味が劣化している目安になります。見た目に違和感がある焼酎を飲んで、雑味を感じたり、味わいが変わったと感じたときは飲むのをやめましょう。
③味
焼酎が劣化したときは、味にも変化します。以下のような変化が見られた焼酎は飲まずに、他の活用方法を考えるようにしましょう。
・酸味がある
・まろやかさがなく、とがった味わいが感じられる
焼酎に独特のまろやかさがなくなり、酸化による酸味が感じられるものは劣化している可能性が高いでしょう。空気に触れることで酸化すると酸味が強くなったり、焼酎独特の香りがなくなり、うまみが感じられなくなります。
焼酎の美味しさ長持ちする保存のポイントは?
焼酎の美味しさを長持ちさせるためには、どのような点に気を付けて保存すればよいでしょうか。焼酎を劣化させずに、日持ちを長くする保存方法を紹介するので、焼酎を保存するときの参考にしてみてください。
①直射日光が当たらない場所に置く
焼酎は日光に当たると酸化が進み、早く劣化するので、日光を避けて保存することが大切です。焼酎のボトルが日光を防ぐように茶色や黒い色をしていても、完全に日光を遮ることはできません。
さらに、焼酎の日持ちを良くするためには、直射日光が当たらないところに置くだけでなく、ボトルを新聞紙で巻くとよいでしょう。遮光性を高めて、直射日光を避けた冷暗所に保存すれば、焼酎の劣化のスピードを遅くすることができます。
②2〜3日で飲みきれる量の焼酎を買う
焼酎は未開封の場合と開封済みの場合で、美味しく飲める期間が変わります。一度開封してしまうと酸化しやすく、味わいや香りの劣化も早くなるので、開封後は早く飲み切れる量を買うようにしましょう。焼酎を飲むペースを踏まえて、2~3日で飲み切れる量を購入すれば、一度開封しても美味しいうちに飲み切れて、品質が悪くなる心配がないのでおすすめです。
③10℃前後の温度が一定したところに置く
焼酎をおいしく飲めるように保存するときは、温度が高すぎても低すぎてもよくありません。温度が高すぎると酸化するスピードが速くなり日持ちが悪くなってしまいます。
また、冷蔵庫などの温度が低すぎるところで保存すると、焼酎のうまみ成分が凝固しやすくなり、おりが出て味わいが悪くなってしまうので注意が必要です。焼酎の保存に適した温度は、約10℃前後と言われているので、それくらいの温度が一定に保たれるような場所で保存するように心がけましょう。
④匂いが強いものと一緒にしない
焼酎を保存するときに匂いの強いものと一緒に置くと、匂いを吸収して香りが悪くなります。焼酎の栓をしっかり閉めているつもりでも、わずかな隙間から匂いが移ってくる可能性があるので、匂いが強い物と一緒に保存しないように注意しましょう。しっかり栓をした上から、ラップをまいて輪ゴムできつく止めておくと匂いが移りにくくなるのでおすすめです。
焼酎の風味が落ちた場合の使い道は?
味わいや香りが劣化し、風味が落ちた焼酎は捨てるしかないのでしょうか。風味が落ちてしまった焼酎を、飲む以外に活用できる方法を紹介します。
①肉・魚の臭み取りに使う
風味が落ちた焼酎は、料理の際に、肉や魚の臭み取りで活用できます。肉や魚を調理する前に血やドリップを洗い流すとき、水の代わりに焼酎を使うと、より臭みが取れやすくなります。さらに、煮物料理などを調理するときに、料理酒として味つけに使うと、肉や魚の臭みがなくなり、焼酎のまろやかな味わいを加えることができるのでおすすめです。
(*焼酎を料理酒として使えるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)