お米が腐るとどうなる?見分け方は?日持ち期間や正しい保存方法を解説!
【農業福島園監修】米が腐るとどうなるか知っていますか?今回は、生米と炊いたお米別に腐った時の〈臭い・見た目・食感〉など見分け方や、腐るまでの保存可能な期間の目安を紹介します。腐った米を食べた場合の対処法や傷みにくい保存方法・ポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②炊いたお米の保存期間の目安
保存期間の目安 | |
常温(夏) | 約半日 |
常温(春・秋・冬) | 約2日 |
冷蔵庫 | 約3日 |
冷凍庫 | 約1週間 |
炊いた米の保存期間は、かなり短いと考えましょう。特に常温で保存する場合には目安として半日~2日とされていますが、あくまで目安であると捉え、早めに食べるか冷凍保存に回して品質を保つよう心がけましょう。
また、冷蔵庫で保存する場合は3日が保存目安ですが、食感がぱさつきやすいのであまりおすすめできません。炊いた米は、冷ましてすぐに冷凍保存した方が良いでしょう。また、冷凍庫で保存した場合でも、保存期間の目安は1週間とそれほど長くはないので早めに食べ切るようにしましょう。
(*米の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
米の傷みにくい保存方法・ポイントは?
米を出来るだけ傷めずに保存する方法・ポイントを紹介します。特に生米の保存方法は炊いた米を美味しくするポイントにもなっているため、是非実践してください。
①生米の場合
生米はカビ・虫の発生を防ぐため、以下の方法で保存することをおすすめします。
・冷蔵庫の野菜室、または冷蔵室で保存する
・プラスチックの容器に移し替えて保存する
・抗菌作用のある雑貨を米の中に混ぜておく
米に発生する虫は、18度以上・多湿になると発生します。また、室内においてある米は空気中のカビが繁殖しやすくなっているため、10〜15度を保てる冷蔵庫の野菜室などで保存するのがおすすめです。
また、保存する容器をプラスチック・ガラスなどの密閉容器にすることで、米に臭いが移るのを防ぎます。その中に唐辛子やワサビの抗菌成分を配合した雑貨を入れておくと、米の雑菌や虫の繁殖をさらに抑えることができます。
福島 光志
農業福島園
冷蔵庫内、特に野菜室に生野菜を保存している場合には湿度が高くなっています。この場合、密閉性が低い容器で保存していると乾燥しているお米が冷蔵庫内の湿気を吸い、低温でも繁殖するカビが発生する場合もあるため、注意が必要です。
②炊いた後の米の場合
炊いた米は少し手をかけることで、上手に保存することが可能です。炊き上がりから保存・お弁当に入れるまでの大事なポイントを3つ挙げます。
・炊いた後、密封せず風通しの良い場所で冷まし水分を飛ばす
・冷凍保存する
・お弁当に入れたり冷蔵保存したりする場合、抗菌作用が高い生姜・大葉・梅干しなどを一緒に入れておく
炊いた米はすぐに冷蔵・冷凍せず、なるべく水分・熱が残らないよう冷ましましょう。また、お弁当に入れる場合は必ずしっかりと冷ましておくか、冷凍した米をそのまま入れるなど工夫をしましょう。また、抗菌作用のある梅干しや、抗菌シートを入れておくのも有効です。
(*お米の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
米が腐る前に食べよう
主食である米は保存が効くと思いがちですが、傷んだり腐りやすい食品の一つです。忙しくて米を炊き溜めすることが多い人は、米が腐る前に食べるよう習慣付けましょう。