こんにゃくは生で食べてOK?危険性はない?食べ方・レシピのおすすめを紹介!
こんにゃくは生で食べれるか知っていますか?今回は、こんにゃく(市販)とこんにゃく芋は生で食べれるのかやこんにゃく芋を生で食べたらどうなるのかを紹介します。こんにゃく芋の毒の抜き方や市販のこんにゃくを食べる際のポイント、レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
こんにゃく芋からシュウ酸カルシウムを抜くためには、水酸化カルシウムや貝殻焼成カルシウムと混ぜる必要があります。市販されているこんにゃくは、製造過程でこんにゃく芋とこれらの成分を混ぜ合わせているため、生食でも安全に食べられます。
こんにゃく芋からのこんにゃくの作り方は?
毒性を持つ為、生食出来ないこんにゃく芋ですが、正しい手順を踏めば、こんにゃくを手作りすることも出来ます。こんにゃく芋からこんにゃくを作る方法を詳しく紹介します。
材料
・こんにゃく芋
・凝固剤
・水
作り方の手順
こんにゃくの作り方は、以下の通りです。
①こんにゃく芋をたわしでよく洗い、持ちやすい大きさに切る
②こんにゃく芋の約3倍の量の水をボウルに入れ、その中におろし金で擦ったこんにゃく芋を入れる
③擦った芋が糸が引くようになるまで、手でこねる
④小さいボールに水(こんにゃく芋の約1/10の量)を用意し、凝固剤(こんにゃく芋の約1/100の量)を溶いて凝固剤溶液を作る
⑤練ったこんにゃくに凝固剤溶液を一気に入れ、混ぜ合わせる
⑥ボールからバットにこんにゃくを移し、空気を抜くようにして平にならす
⑦20分ほど放置してから、適当な大きさに切り、沸騰したお湯で30~40分茹でる
芋に直接触れると痒くなるので、ゴム手袋を着用して作業を行いましょう。こんにゃく芋の皮は剥いても剥かなくても大丈夫ですが、皮を残せば残すほど黒いこんにゃくが出来上がります。
目が粗いおろし金を使用すると失敗しやすいため、目の細かいおろし金を使うか、ミキサーを使用しましょう。茹で上がったこんにゃくは、お湯に入れたまましばらく放置しておくと、弾力が出て美味しくなります。
こんにゃくを生で食べる際の危険性・注意点は?
市販されている加工されたこんにゃくは生で食べても問題はありません。しかし、特有の臭みがあるので加熱調理することが一般的には推奨されています。加工されたこんにゃくを生で食べる際に、危険性や注意点はあるのでしょうか?
①こんにゃくはアク抜きしたがいい
こんにゃくの臭みは、製造過程で出るアクや水酸化カルシウム・貝殻焼成カルシウムなどの凝固剤が原因です。この臭みを取り除くためにアク抜きが必要とされています。アク抜きは加熱調理が一般的ですが、本来は作る料理によってアク抜きの方法は変わります。
・茹でる
・叩く
・炒める
茹でる場合は、水の状態からこんにゃくを入れ、沸騰後1~2分茹でます。この方法は、おでんやすき焼きなどの下処理に向いています。煮物や汁物を作る場合は、こんにゃくを叩いておきましょう。こんにゃく全体に塩を振った後、麺棒で叩いて水分を出し、塩を流水で流します。
フライパンなどで炒めてアク抜きをする場合は、好みの大きさに切ったこんにゃくを熱します。油は不要で中火で加熱していきますが、乾煎りすることで水分が抜けて味の染み込みがよくなるため、煮物や和え物向きです。
(*こんにゃくの茹で方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②食べ過ぎると便秘になるので要注意
こんにゃくは生食出来ますが、食べ過ぎには注意が必要です。こんにゃくには食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると便秘などの胃腸トラブルを引き起こす可能性があります。
食物繊維を摂ることで便秘を改善出来るとされていますが、それはあくまで適量を摂取した場合の話です。多量に摂取するとお腹がつまり、便秘の悪化や腸閉塞を引き起こすので要注意です。ダイエット食品として注目されることもあるこんにゃくですが、食べ過ぎは良くありません。
(*こんにゃくの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)