こんにゃくの茹で方は?茹で時間はどれくらい?臭み取りするコツを紹介!
こんにゃくの茹で方・茹で時間を知っていますか?おでん・すき焼きの下ごしらえをする際に下茹でしますよね。今回は、こんにゃくのアク抜きを正しくできる茹で方・茹で時間を〈鍋・電子レンジ〉別に紹介します。こんにゃくをよりアク抜きする方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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こんにゃくの茹で時間はどれくらい必要?
おでんやすき焼きには欠かせないこんにゃくは、アク抜きをしっかりとすれば味良く仕上がりますが、よくわからずに適当にすませる人は少なくありません。この記事では、こんにゃくの下ごしらえとして茹で時間がどれぐらい必要なのか、手順やポイントも合わせて説明します。
こんにゃくを茹でる理由って?
こんにゃくを茹でる理由を一言で言えば臭み取りですが、以下のようなメリットがあります。
・アクやエグミが抜ける
・臭みを感じなくなる
・余分な水分が抜ける
・煮物などの味が染み込みやすくなる
こんにゃくのアクとは、原料になるこんにゃく芋が持っている臭みやエグミ成分です。こんにゃくを作る時に使われる凝固剤にもアクが含まれているため、より強く臭みを感じる人もいます。しかし、下ごしらえとしてアク抜きを行うと、こんにゃくから水分が染み出した時に一緒にアクやエグミも抜けます。
また、沸騰した湯に入れることで味も染み込みやすくなるため、煮物などの味が良くなります。これはこんにゃくのアク抜き済みの商品でも同じで、料理をさらに美味しく仕上げたい時は、アク抜き済みのこんにゃくでもアク抜きするのがおすすめです。
(*こんにゃくのアク抜きの理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
こんにゃくは茹でないで食べるのはあり?
売られているこんにゃくには、アク抜き不要となっているものがあります。また、刺身こんにゃくも同様にアク抜きをせずに生のまま食べられるように作られています。どちらもエグミ成分を少なく作られているのでアク抜きは不要です。しかし、生のこんにゃく芋を使ったこんにゃくよりも風味や歯ごたえは落ちてしまいます。
では、アク抜き済み以外のこんにゃくは茹でないといけないのかというと、そんなことはありません。下茹でをしなくても、こんにゃくをそのまま調理することはできます。ただし、煮物の味が染みなかったり、臭みを感じる料理になったりする可能性が大きいです。絶対ではありませんが、おいしいこんにゃくを食べたい時は、アク抜きはやはりおすすめです。
(*こんにゃくの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
こんにゃくの茹で方・茹で時間は?
こんにゃくをアク抜きとして茹でる場合、茹で時間や茹で方はどうすればいいのでしょうか。ここでは、具体的にこんにゃくの茹で方や茹で時間について説明します。
①鍋で茹でる場合
実際にこんにゃくを下茹でするには、鍋を使う場合と電子レンジを使う方法があります。まずは鍋で茹でる方法でのアク抜きです。
1.鍋に水とこんにゃくを入れて沸騰させる
2.沸騰してから2~3分茹でる
3.茹でたらザルにあげて、冷水で洗いそのまま水気を切る
生のこんにゃく芋を使っている場合は、アクが強いため5分くらい茹でることをおすすめします。ただし、茹ですぎるとこんにゃくが硬くなるだけでなく、カルシウム分も抜けてしまうため注意してください。ザルにあげた後、しばらくそのままにしておくと余計な水分が取れ、味が染み込みやすいです。
糸こんにゃくやしらたきは、食べやすい長さに切ってから同様に茹でる方法で問題ありません。なお、味噌田楽を作る時も同様にアク抜きをし、そのあとにだし汁で10分ほど煮てから味噌をかけると作れます。煮物などでは、こんにゃくに切り込みを入れてからアク抜きをすると、さらに味が染み込みやすくなります。
②電子レンジで茹でる場合
鍋を使うのが手間な時や夏のなるべく火を使いたくない時などは、電子レンジで茹でる方法もおすすめです。
1.こんにゃくに少しかぶるくらいの量の水を耐熱容器に入れる
2.500Wならば2分~2分30秒/100gほど、電子レンジで加熱する
3.加熱できたらザルにあげて、冷水で洗いそのまま水気を切る
処理の流れは鍋の時と同じと考えて構いません。レンジにかける時間は600Wであれば、1分30秒~2分ほどになります。電子レンジは個々の性能により時間が変わるため、加熱できていないようであれば様子を見ながら少しずつ再度加熱してください。
こんにゃくをよりアク抜きしたい場合は?
茹でることでこんにゃくの臭みやエグミが抜けているはずですが、まだ気になる人もいるかもしれません。ここではよりしっかりとアク抜きをしたい場合の方法として、塩揉みをお伝えします。