アボカドの食べ頃の見分け方は?色・形・硬さが重要?完熟にする方法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】アボカドの食べ頃の見分け方を知っていますか?今回は、アボカドの食べ頃を〈色・形・硬さ・ヘタ〉で見極める方法や、アボカドを追熟させて食べ頃にする方法を紹介します。アボカドの旬や完熟後の日持ち期間も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
維管束が酸化しただけなので問題ない
アボカドにある黒い筋は維管束という、種に栄養分や水分などを運ぶための管です。果肉よりも酸化しやすい性質を持っているために黒く変色してしまいます。ポリフェノールと酸化酵素が空気に触れてメラニン色素を作り出すので、もちろん、食べても問題はありません。
アボカドには、健康維持に欠かせない銅やマグネシウムなどのミネラル、腸の健康に欠かせない食物繊維が豊富に含まれます。そのほか、パントテン酸・葉酸・ナイアシン・カリウム・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKが豊富です。
(*アボカドが黒い場合でも危険な時があります。詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
アボガドは栄養価が高く、疲労回復や栄養補給にもぴったりですが、高カロリーなので、食べすぎないようにしてくださいね。
完熟アボカドの日持ち期間は?
完熟した状態のアボカドはどれくらい日持ちするのでしょうか。常温の場合、冷蔵の場合、冷凍の場合でみていきます。
①常温保存の場合
アボカドは店先に並ぶ段階で、それぞれ熟し具合が違うため常温で何日保存できるか、はっきりとはお伝え出来ません。温度が20℃を超えるとどんどん追熟していきますから、完熟したアボカドを常温で保存し続けると食べ頃を過ぎて味が落ちてしまいます。紹介した方法で食べ頃を見極め、美味しいときに食べましょう。
②冷蔵保存の場合
完熟したアボカドは濡れた新聞紙かラップで1個ずつ包み、ジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。アボカドは4℃以下になると低温障害を起こしてしまい、味が落ちてしまいますが、こうすることで乾燥を防ぎ追熟しにくくなるのです。保存期間は4~5日程度が目安です。
③冷凍保存の場合
冷凍庫では1か月の長期保存が可能です。丸ごとラップで包みジップロックなどの保存袋に入れて冷凍し、使う時は20分ほど室内に置いておくと自然解凍できます。また、カットしてバラバラに冷凍しておくと、使う分だけ取り出すことが出来て取り出したときにすぐに使えるので便利です。変色を防ぐためにレモン汁などをかけておきます。
(*アボカドの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アボカドの食べ頃を見極めよう
アボガドは栄養豊富な食品です。食べ頃の見極め方を知らないと、美味しいアボガドを食べそびれてしまいます。間違えて硬いものを切ってしまっても、美味しくする方法があるので、積極的に食生活に取り入れたいですね。