ブロッコリーの正しい洗い方は?虫やゴミが簡単に取れる方法7選を伝授!
【管理栄養士監修】ブロッコリーの正しい洗い方を知っていますか?虫・汚れが付着していることが多く、洗う必要があります。 今回は、〈酢・塩・重曹・洗剤〉を使ったブロッコリーの洗い方7選や洗う理由を紹介します。また、ブロッコリーの日持ちする保存する方法も紹介するので参考にしてくださいね。
目次
これは農薬が心配な人におすすな方法です。重曹は、掃除・洗濯や料理などで幅広く使われていますが、ブロッコリーを洗うのにも使われます。小さいお子さんなどにブロッコリーを食べさせる場合など、ブロッコリーの残留農薬が心配な人は重曹を使うといいでしょう。
【重曹を使った洗い方】
1、鍋・ポリ袋にブロッコリーと水を浸るくらい入れる
2、ポリ袋の中に重曹も小さじ一杯分入れる
3、鍋・袋を15分ほど浸け置くか、ゆすり洗いする
重曹を入れる以外は、水のみで洗う場合のやり方と変わりません。
酢を使う洗い方
塩の代わりに酢を使うやり方もあります。塩を入れるタイミングで、水と酢が3:1になるように酢をいれます。 料理雑誌『Cook's Illustrated』で行われた実験で、野菜を「水のみ」「ブラシと水」「洗剤」「酢」で洗う4つの方法で比較したところ、酢が一番野菜に付着するバクテリアを落とす(98%)ことに成功したそうです。(※1)
ただ、調理する前に水で酢を洗い流すようにしましょう。酢の風味が料理に味移りしてしまい、味を損ねる場合があるためです。そこさえ注意すれば問題はありません。
切った後に洗う方法
蕾が密集しているのと、撥水性によってブロッコリーは洗いにくくなっています。そのため、一口サイズにカットすることによって、洗いやすくすることが可能です。
【カットした洗い方】
1、ブロッコリーを太い茎から分解するように蕾を切る
2、蕾の密集している部分を枝分かれの部分で切り、一口サイズにする
3、一口サイズになったブロッコリーをボウルに入れて、水でゆすりながら洗う
小房になったブロッコリーをボウルでジャブジャブ洗うのがコツです。中に入り込んだ、ゴミ・汚れや虫が心配な人におすすめの洗い方になっています。
ただ、カットすることによって、ブロッコリーの水溶性ビタミン類など栄養が切断面から水に溶け出してしまいます。そのため、長時間水につけるのは得策ではありません。短時間(30秒ほど)でしっかり洗うようにしましょう。
また、カットした茎にも栄養が豊富に含まれており食べられるので、捨てずに調理しましょう。
お湯を使う洗い方
水の代わりにお湯で洗う方法もあります。
【やり方】
1、鍋を用意し水をたっぷり入れて沸かす
2、沸騰させたらブロッコリーをお湯につける
3、30秒ほどお湯の中でゆすれば完了
水の場合は10〜20分ほど浸すことが必要ですが、沸騰したお湯を使うことでより早く虫や汚れ・ゴミを落とすことができます。時短したい方におすすめのやり方です。
野菜用洗剤を使う方法
野菜用洗剤を使うやり方もあります。以前ネットで「ブロッコリーが水を弾くのは残留農薬のせいで洗剤でしっかり洗わないといけない」と言われることがありましたが、これは間違いです。ブロッコリーの撥水性は野菜由来の成分であり、食べても全く危険ではありません。そこは誤解しないようにしましょう。
【やり方】
1、ブロッコリーを洗剤を入れた水に3、4分浸け置く
2、流水で30秒以上しっかり洗い流し洗剤を落とす
5分以上は洗剤水の中に浸け置かない点と、野菜用の洗剤を流水でしっかり洗い流す、この2点に注意するようにしましょう。また、洗剤で洗うのに抵抗がある方は、「100%食品原料成分で作られている洗剤」を使えば、安心して使うことができると思います。
管理栄養士トントン
管理栄養士
色々な情報が身の周りに溢れて、ネットでも簡単に調べられる、便利な時代になりました。そんな中には、残念ながら、「とんでもない間違い」な情報もいっぱいあります。情報を鵜呑みにしないで、自分で判断する力も是非つけていきましょう。
(*ブロッコリーの洗い方以外の下処理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)