しらすの旬の時期・季節はいつ?産地で違う?栄養価や食べ方のおすすめも紹介!
しらすの旬の時期を知っていますか?今回は、しらすの旬の時期・季節を〈種類・産地〉別に比較し、主な産地・生産量なども紹介します。しらすの選び方や栄養価のほか、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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しらすとはどんな魚?
しらすは身近な食材のひとつとして古くから親しまれていますが、どんな魚であるかをよく知らない方も多いのではないでしょうか。ここでは、しらすの特徴や生態について紹介します。
しらすの特徴・生態
しらすは、イワシやウナギ・イカナゴ・アユ・ニシンなどの稚魚のことで、色素がない透き通った白い体が特徴です。国内のスーパーなどに出回るしらすは、主にカタクチイワシやマイワシの稚魚です。
成魚のカタクチイワシは、3日ごとに8千もの卵を産むと言われており、その卵は約30日かけて市場に流通するしらすの大きさにまで成長します。一度に大量に獲れるしらすは値段が手頃なため、日本では多くの家庭の料理に活用されるようになりました。ほかにも、しらすは釣りのエサとして使用されることもあります。
しらすの旬の時期・季節はいつ?
しらすは、スーパーなどで季節を問わず見かけますが、美味しく食べられる旬の季節はいつ頃なのでしょうか。ここでは、しらすの旬の時期や主な産地について紹介します。
しらすの旬の時期・季節は産地で違う
しらすの旬の時期は、産地となる海域の状態や、それぞれの産地の禁漁期間によって異なります。産地ごとのしらすの旬の時期は、以下を参考にしてみて下さい。
・兵庫県:4~5月、9月中旬~11月
・静岡県:6~9月
・神奈川県:4~5月、7月、10月
・愛知県:6~8月
しらすの産地として有名な兵庫県淡路島では、12月から3月が禁漁期間に制定されているため、しらすが獲れるのはそれ以外の季節になります。夏の時期にもしらす漁は行われるものの、旬の時期である春と秋に獲れるしらすが特に美味しいと言われています。
また、静岡県や神奈川県、愛知県では1月から3月頃が禁漁期間となるので、これらの期間では獲れたてのしらすを食べることはできません。しらすを食べに訪れる際は注意しましょう。
しらすの主産地・漁獲量
続いて、しらすの主な産地を漁獲量の多い順に紹介します。
1位:兵庫県
2位:静岡県
3位:愛知県
4位:大分県
5位:大阪府
しらすの漁獲量が全国で最も多いのは兵庫県で、2018年のデータでは1万トンを超える量のしらすが漁獲されています。兵庫県では特に、淡路島の生しらすが有名でしょう。兵庫県に続いてしらすの漁獲量が多い静岡県では、年間で約9千トンのしらすが獲られています。
また、上位5位には入らなかったものの神奈川県の湘南に位置する江の島や鎌倉も、しらすの名産地として有名です。ほかにも関西地方では、和歌山県の釜揚げしらすも親しまれています。
しらすの選び方や栄養価は?
新鮮で美味しいしらすを選ぶためには、どのような点をチェックすると良いのでしょうか。ここでは、しらすの選び方のポイントやしらすの栄養価について紹介します。
しらすの選び方のポイント
しらすを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
・色が白い
・ツヤがある
・体が折れていない
しらすを選ぶ際には、一般的には色が白くツヤのあるしらすが美味しく新鮮だと言われていますが、地方によっては体に赤みのあるものを好む場合もあるようです。体に赤みのあるしらすは、食べたプランクトンの色素によって腹部が赤く染まっているもので、その分味が濃いと言われています。
なお、しらすの体が折れたり身が崩れたりしている場合は、茹で過ぎて味が落ちていることが多いので避けた方が良いでしょう。
しらすの栄養価・効能
続いて、しらすに含まれる主な栄養素を紹介します。
・カルシウム
・ビタミンD
・タウリン
・DHA
・鉄
・亜鉛
しらすはカルシウムが豊富に含まれ、小皿1杯のしらすを食べると1日分のカルシウムが補えると言われています。また、カルシウムの吸収を促進する働きを持つビタミンDも含まれるため、効率よくカルシウムを補うことができるでしょう。
その他にも、血行を良くするDHAや悪玉コレステロールの排出を促すタウリンなども含まれるため、しらすは生活習慣病の予防に役立つ食材だと言えます。
(*しらすの栄養価について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)