鯖の旬の時期・季節はいつ?種類で違う?栄養価や食べ方のおすすめも紹介!
鯖の旬の時期を知っていますか?種類によってそれぞれ異なるようです。今回は、鯖の旬の時期・季節を〈種類・産地〉別に比較し、主な産地・生産量なども紹介します。鯖の選び方や栄養価のほか、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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鯖とはどんな魚?
味噌煮や塩焼きなどに調理して食卓に並ぶ機会の多い鯖は、どんな魚なのでしょうか。ここでは、鯖の特徴や生態を、鯖の種類と併せて解説していきます。
鯖の特徴・生態
鯖は全長50cmほどになる魚で、全身に落ちやすい丸鱗を持っており、背中側には鯖特有の青緑色の斑紋があります。春から夏にかけてが産卵期で、6~7年の寿命の間は産卵を繰り返し行います。
また、鯖には狭い地域に住み着くものと、季節によって回遊しながら生活するものがいるのが特徴です。季節によって回遊しながら生活するものは、春先には北へ、秋になったら南下をします。鯖は2~3年で成熟しますが、成魚は大きな群で回遊し、捕食をしながら1日10kmほど移動しています。
鯖の種類
鯖の種類は以下のようなものがあります。
・マサバ
・ゴマサバ
・大西洋サバ
鯖はマサバ・ゴマサバ・大西洋サバの3種類に分けられます。マサバは腹側が白銀色、背中側が青緑色なのが特徴で、方錐形をしていて左右から押しつぶしたような形をしていることから平サバとも呼ばれるようです。また、体の側面や背中に波状のまだら模様があります。
ゴマサバはマサバのまだら模様に加え、小さな黒い点が腹にかけてあるのが特徴で、黒い点が胡麻のように見えることからゴマサバと呼ばれます。また、マサバに比べて体に丸みがあるので、丸サバとも呼ばれます。
大西洋サバはノルウェー・カナダ・デンマークに生息する種類で、見た目はマサバに似ていますが、マサバよりも頭が尖っていて冷凍食品や加工食品に使われることが多い鯖です。
(鯖の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鯖の旬の時期・季節はいつ?
マサバ、ゴマサバ、大西洋サバの3種類がある鯖ですが、旬の時期や季節はいつなのでしょうか。鯖の主産地や漁獲量と併せてみていきます。
マサバの旬の時期・季節は7月〜2月
マサバの旬の時期や季節は以下の通りです。
・産地:茨城県・長崎県
・旬:7〜2月
旬のマサバの肉質は柔らかく、脂がよくのっているのが特徴です。秋から冬になると特に脂のりがよくなり、脂の量が体全体の2割近くにまで増えます。秋のマサバは秋サバと呼ばれ「秋サバは嫁に食わすな」と言われるほど脂がのって美味しくなります。秋サバは品質の劣化が比較的早いですが、寿司や刺身など生食で食べるのが人気です。
ゴマサバ・太西洋サバの旬の時期・季節は1年中
ゴマサバと大西洋サバの旬の時期や季節は特になく、通年で味に変化はありませんが、大西洋サバは秋に栄養を蓄えて特に美味しくなる傾向にあるようです。ゴマサバはマサバに比べて脂肪分が少ないためさっぱりとした味わいですが、大西洋サバは年間を通して脂がのっています。
鯖の主産地・生産量
国内における鯖の漁獲量のランキングは以下の通りです。
1位:茨城県/138,751t
2位:長崎県/69,033t
3位:千葉県/46,257t
4位:静岡県/42,403t
5位:島根県/28,144t
鯖の漁獲量は茨城県が全体のおよそ3割を占めていて、2位の長崎県は約1割を占めています。九州地方は全体的に漁獲量が多いほか、福井県では鯖は「へしこ」と呼ばれる郷土料理に古くから用いられてきました。ほかにも、八戸や坊勢にも有名なブランド鯖があるなど、鯖は全国的で広く親しまれている魚介類です。
鯖の産地別のブランド品種は?
鯖は種類によって旬の時期が違うとわかりましたが、産地別のブランド品種にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの地域のブランド鯖を紹介していきます。