カサゴには毒針がある?安全な捌き方は?刺された時の症状・治療法など解説!

カサゴは毒持ちの魚だと知っていますか?実は背ヒレに毒針があります。今回は、カサゴの種類別の毒性や、毒針に刺された時の症状・治療法を紹介します。カサゴの毒針に刺されない捌き方・調理法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. カサゴには毒がある?場所はどこ?
  2. カサゴのヒレに毒針がある
  3. カサゴの毒性は種類によって変わる?
  4. ①オニオコゼ
  5. ②ミノカサゴ
  6. ③ハオコゼ
  7. ④オニカサゴ
  8. ⑤ハナミノカサゴ
  9. カサゴの毒針に刺された時の症状・治療法は?
  10. カサゴの毒針に刺された時の症状
  11. カサゴの毒針に刺された時の治療法
  12. カサゴの毒針に刺されない捌き方・調理法
  13. カサゴの美味しい料理・レシピ
  14. ①カサゴの煮付け
  15. ②カサゴの唐揚げ
  16. ③カサゴの汁物
  17. カサゴの毒性には気をつけよう

カサゴには毒がある?場所はどこ?

防波堤などで釣れることの多いカサゴですが、カサゴには毒があるのでしょうか。ここからは、毒針がある部分やカサゴの毒性についてみていきます。

カサゴのヒレに毒針がある

カサゴの背ビレや腹ビレには毒針があるので、カサゴを触る時には十分な注意が必要です。カサゴの種類は様々あり、見た目は似ていますが毒性の強さが種類によって異なります。中でもオニオコゼやオニカサゴ 、ミノカサゴなどは強い毒性を持っている代表的な種類なので、釣り上げた時は毒針に触れないように注意しましょう。

カサゴの毒性は種類によって変わる?

主にヒレに毒針をもつカサゴですが、種類によって毒性が変わるようです。ここからは、カサゴの種類別に生態や毒性の強さなどを紹介していきます。

①オニオコゼ

体長:25cm
生息域:東シナ海、新潟県以南の日本海と関東以南の太平洋
毒性:とても強い

オニオコゼは水深が浅い場所に生息していて、砂などと同化してわかりにくい場合があり、海水浴中にうっかり踏んで針に刺される事故もあるようです。オニオコゼの毒性は、一般的なカサゴの比ではないほど強く、毒針に刺されると数時間以上に渡って激しい腫れと痛みが続きます。

場合によっては呼吸困難や痙攣を起こす可能性もあるので、ひどい症状が現れた場合は急いで医療機関を受診しましょう。

(*オニオコゼについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

高級魚「オニオコゼ」とは?毒針に要注意?値段や料理レシピのおすすめを紹介!

②ミノカサゴ

体長:20〜30cm
生息域:大西洋の南西部からインド洋にかけて、北海道南部以南の岩礁
毒性:強い

ミノカサゴは、カサゴの中でも長く綺麗なヒレを持っているのが特徴で、水中での動きもゆっくりしています。ミノカサゴのヒレにも毒針があり、刺されると強烈な痛みがあります。釣りよりもダイビング中に見かけることが多いようですが、絶対に触らないようにしましょう。

③ハオコゼ

体長:10cm
生息域:朝鮮半島の潮間帯や浅い岩礁、本州以南の日本各地
毒性:やや強い

ハオコゼは背ビレに毒針があり、毒性自体はオニオコゼほど強くはありませんが、刺されると刺された部分に麻痺したような軽い痛みを感じます。基本的には痛みは数時間ほどで治りますが、数時間以上痛みがある場合には病院に行きましょう。なお、釣り上げた際にも素手では触らないのが無難です。

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