あさりの正しい冷凍・解凍方法は?開かない場合の対処法やレシピのおすすめも紹介!
あさりの冷凍方法を知っていますか?今回は、栄養面など、あさりを冷凍保存するメリットや〈殻付き・むき身〉で保存する方法にくわえ、砂抜きなど下処理の仕方を紹介します。冷凍あさりの解凍方法やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- あさりを冷凍するメリットは?
- ①うまみが上がる
- ②保存期間が長くなる
- ③使う分量を調整しやすくなる
- あさりを保存する前の下処理は?
- 砂抜きをする
- 砂抜きを時短で終わらせる裏技とは?
- あさりを冷凍保存する方法
- ①殻付きで保存する方法
- ②むき身で保存する方法
- 冷凍あさりの解凍方法・注意点は?
- ①凍った状態のまま調理する
- ②むき身は自然解凍でもOK
- ③賞味期限は2ヶ月を目安に早めに食べ切る
- 冷凍あさりの殻が開かない原因は?腐ってる?
- 冷凍あさりが腐っている場合の特徴
- 殻付きあさりの常温解凍はNG
- 冷凍あさりの美味しいレシピ
- ①あさりの酒蒸し
- ②冷凍あさりの炊き込みごはん
- ③冷凍あさりの味噌汁
- ④ボンゴレビアンコ
- ⑤クラムチャウダー
- あさりを冷凍保存で長持ちさせよう
(*短時間であさりの砂抜きをする方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
あさりを冷凍保存する方法
下処理を行ったあさりは冷凍庫に入れて保存することができますが、美味しさを保ちながら日持ちさせるためには正しい保存方法を理解しておく必要があります。ここでは、あさりの正しい保存方法を、殻付きの場合とむき身の場合に分けて紹介します。
①殻付きで保存する方法
殻付きのままであさりを冷凍する場合は、以下の手順で行います。
【手順】
①砂抜きしたあさりを冷凍用保存袋に重ならないように入れる
②袋の中の空気をしっかりと抜いて口を閉じる
③金属製のトレイやバットの上に置いて急速冷凍する
冷凍用保存袋に入れた後は、空気をしっかり抜くことで劣化や変質を防いで長期間美味しさを保つことができます。なお、保存袋の中の空気を抜く際にはストローなどを使用して空気を吸うのもおすすめです。
また、冷凍する際はできるだけ急速に冷凍しないと、あさりの身が殻から出た状態で冷凍されてしまいます。その状態でも食べられないわけではありませんが、日持ち期間が短くなる場合もあるので注意しましょう。
②むき身で保存する方法
殻が必要ない場合には、以下の手順を参考にむき身の状態で冷凍するのもおすすめです。
【手順】
①フライパンに砂抜きしたあさりを並べて、酒を回しかける
②中火で加熱し、蓋をして2分ほど蒸し煮にする
③殻が開いたら火を止め、ザルを重ねたボウルにあける
④スプーンなどを使って、あさりの身を殻から取り出す
⑤粗熱がとれたら1食分ずつをラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する
⑥汁もシリコンカップや小さめの冷凍用保存容器などに入れて冷凍する
むき身で保存する場合は、上記の手順で予め加熱してから冷凍保存します。あさりのむき身は、天ぷらや炊き込みご飯・パスタなど様々な料理に役立つでしょう。なお、加熱の際に出る汁にはうまみ成分が詰まっているので、捨てずに保存しておくのがおすすめです。
冷凍あさりの解凍方法・注意点は?
冷凍したあさりを料理に使用する際は、美味しく食べるためにも正しい解凍方法を理解しておく必要があります。解凍方法を間違えると、あさりの美味しさが半減してしまうこともあるので注意しましょう。ここでは、あさりの正しい解凍方法について解説します。
①凍った状態のまま調理する
冷凍庫で保存したあさりを料理に使う際は、凍った状態のまま調理するのが原則です。凍った状態で鍋やフライパンに入れた後は、一気に加熱しましょう。冷凍したあさりはうまみ成分が流出しやすくなっているので、汁物やスープパスタなどで食べるのもおすすめです。
②むき身は自然解凍でもOK
冷凍した殻付きのあさりは凍ったままの調理が基本ですが、むき身の状態で冷凍したあさりであれば、自然解凍した後に使っても構いません。特に天ぷらや炊き込みご飯などに使用する場合は、解凍してから使用したほうが良いでしょう。冷凍したあさりのむき身は自然解凍しても変質しにくく風味も損なわれにくいため、幅広い料理作りに役立ちます。
③賞味期限は2ヶ月を目安に早めに食べ切る
あさりを冷凍保存した場合は、殻付きの場合もむき身の場合も2ヶ月以内には食べ切るようにしましょう。冷凍保存したあさりは、長い期間にわたって美味しさが保たれますが、保存期間が長くなるにつれて味や品質は徐々に落ちていきます。保存期間が長くなってしまわないように、冷凍する際は保存容器に保存した日付を記入しておくのもおすすめです。
(*あさりの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)