キウイの保存方法・期間は?冷凍や冷蔵で日持ちする?常温で追熟させるポイントも紹介!
そのキウイフルーツの正しい保存方法を知っていますか?今回は、キウイフルーツの熟成度の見分け方や、熟成別の保存方法・保存期間の目安を紹介します。キウイフルーツが腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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キウイフルーツとは?
キウイフルーツは中国原産のフルーツで、日本ではニュージーランド産のキウイフルーツが多く販売されています。栄養豊富なフルーツで、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、便通をよくする食物繊維などが小さな果実にぎっしり詰まっています。
そんなキウイフルーツを美味しく食べるにはどうしたらいいでしょうか。キウイフルーツの食べごろや正しい保存の方法などについて、詳しく紹介します。
キウイフルーツの熟成度の見分け方
キウイフルーツは、収穫した時点では成熟しないフルーツです。スーパーなどの店頭に並ぶ場合には、未熟だったり成熟していたりと熟成度がまばらになっています。熟成の度合いによって保存方法や保存期間が異なるので、次の方法で見分けてください。
【未熟の場合】
・果実が固い
・果肉が酸っぱい
【成熟した場合】
・果肉の中心が柔らかい
・果肉に甘味がある
成熟したキウイフルーツは中心の白い部分が最も甘く柔らかくなるので、側面の硬さではなく、中心部の硬さで確認するのがポイントです。
未熟なキウイフルーツの保存方法&保存期間は?
硬さの残る未熟なキウイフルーツを美味しく食べるために、保存方法と追熟のコツを紹介します。
未熟なキウイフルーツは常温で保存して追熟させる
キウイフルーツは冷蔵庫に入れずに、丸ごと常温で保存してください。キウイフルーツはニュージーランドなどの亜熱帯地域のフルーツなので、15℃~20℃の環境で追熟が進みます。夏場は室温で1週間程度、冬場は寒くなるため2週間程度が追熟期間の目安です。
また、キウイフルーツの熟成度合いにもよりますが、常温で1ヶ月程度を保存期間の目安としてしてください。一度切ったキウイは空気に触れると酸化が進んでしまうので、ラップで断面をしっかりと覆って保存してください。
キウイフルーツを追熟させるコツ
追熟する期間が待ち切れない場合、追熟を更に促進するコツがあります。
・他のフルーツと一緒に保存する
・キウイフルーツにストレスを与える
リンゴやバナナからはエチレンという成長ホルモンが発生するので、キウイフルーツの熟成が促され、甘味が強くなります。キウイフルーツをリンゴなどと一緒にキッチンペーパーや新聞紙にくるんだり、ビニール袋に入れて保存すると効果的です。
もうひとつのコツは、キウイフルーツをテーブルなどに軽く叩きつけることです。キウイフルーツ自体がエチレンを発し、追熟が促進されます。ただ、強く叩きすぎて実が潰れると熟する前に腐ってしまうので、注意してください。
(*キウイの追熟について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
成熟したキウイフルーツの保存方法&保存期間は?
成熟したキウイフルーツを購入した場合や未熟なキウイフルーツを追熟した後は、次の4つの方法で保管するのがオススメです。
①冷蔵で保存する方法
成熟したキウイフルーツは、冷蔵庫で1週間程度保存が可能です。丸ごとの場合は、新聞紙にキウイフルーツをくるんだり、ビニール袋に入れるなどして保存しましょう。冷蔵庫内はキウイフルーツにとって温度が低すぎてしまうので、庫内温度の高い野菜室での保存がオススメです。
②冷凍で保存する方法
食べる時に表面だけ流水解凍すると皮を簡単にむくことができるので、冷凍庫で保存する場合は密封容器などにまるごと保存するのがオススメです。
キウイフルーツをあらかじめカットしてから冷凍保存する場合は、1回に食べる分をラップで包み、密封容器に入れて保管すると便利です。キウイフルーツをシャーベットにしたり、ミキサーでスムージーのようにする食べ方も良いでしょう。
キウイフルーツは冷凍すると約1ヶ月保存できるので、長期保存したい場合や成熟したキウイフルーツがたくさんある場合は特にオススメです。
(*キウイの賞味期限の目安について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③ドライフルーツにして保存する方法
フルーツの水分を飛ばして作るドライフルーツは、食物繊維やビタミンなどが凝縮されます。
1.キウイフルーツの皮をむく
2.キウイフルーツをスライスする
3.重ならないように耐熱皿に並べる
4.ラップをせず電子レンジ500Wで約7分加熱する
5.全体にグラニュー糖を振りかける
6.風通しのいい場所で約半日乾かして完成
手作りのドライフルーツは市販品より日持ちしないことが多いので、3ヶ月程度の保存を目安にしてください。
④ジャムにして保存する方法
爽やかな酸味をもつキウイフルーツは、ジャムにしてパンやヨーグルトにかけるのもオススメです。
1.キウイフルーツの皮をむく
2.キウイフルーツをダイスカットする
3.耐熱ボウルにキウイフルーツを入れる
4.グラニュー糖とレモン汁を加えて混ぜ合わせる
5.ラップをせずに電子レンジ600Wで約2分加熱する
6.再度軽く混ぜ合わせて再び電子レンジ600Wで約2分加熱する
7.混ぜ合わせて粗熱が取れたら完成
出来上がったジャムは、空気に触れないようにするのが保存のコツです。煮沸消毒したビンに出来上がったばかりのジャムを入れ、軽く蓋を閉めて粗熱を取ってください。上手に空気が抜けていれば、1年以上の長期保存ができるといわれています。
また、ジャムは糖度が高いほど長期保存ができると言われています。甘さ控えめにしたいからと、砂糖を減らしすぎない様に注意しましょう。
キウイフルーツの腐った場合の見分け方は?
成熟することでキウイフルーツは甘味が増して美味しくなりますが、成熟が過ぎると腐敗してしまうので注意が必要です。腐った場合の見分け方は、どういったものなのでしょうか。
キウイフルーツの腐った時の特徴
キウイフルーツが腐った場合は見た目だけでは判断しづらいですが、次のような特徴が挙げられます。
・表面がブヨブヨして汁がでる
・カビが生える
・ツンとした異臭がする
・干からびたようなシワシワした質感になる
・苦味を感じる
・黒色や茶色に変色する
また、種の周りの果肉が赤っぽくなっている場合は腐敗はしていないのですが、成熟しすぎた状態となっています。食べることは可能ですが、美味しくないので状態はしっかりチェックしておきましょう。
果物は熟しすぎたくらいが一番美味しい、とよく言われたものですが、腐敗との判別がつきにくいのも事実です。食中毒などの危険性を考えると、熟しすぎて怪しいと思った場合には食べない方が無難です。
(*キウイが腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キウイフルーツをうまく保存して食べよう
手軽に購入できてたっぷりの栄養素を持っているキウイフルーツは、朝食やデザートとしてとても役立つフルーツです。成熟度合いの見極めをして、上手に保存して美味しく食卓を彩りましょう。