えのきは冷凍保存できる?日持ち期間は?解凍のコツや賞味期限の見分け方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】えのきは冷凍保存できることを知っていますか?今回は、<生・ペースト状>でのえのきの冷凍保存の方法や日持ち期間、解凍のコツも紹介します。えのきの賞味期限が切れた場合の見分け方、レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- えのきは冷凍保存できる?
- そのまま生でも冷凍保存できる
- ペースト状にして冷凍保存することもできる
- えのきを冷凍保存するメリットは?
- ①ダイエット効果ある栄養価の吸収率が上がる
- ②旨味が強くなる
- ③長期保存ができる
- 生えのきの冷凍での保存方法・期間は?
- 生えのきの冷凍保存する方法
- 生えのきの冷凍での保存期間
- えのきをペースト状にして冷凍保存する方法・日持ち期間は?
- えのきをペースト状にして冷凍保存する方法
- ペースト状の冷凍えのきの保存期間
- 冷凍えのきの解凍方法は?
- ①えのきをそのまま冷凍保存した場合
- ②えのきをペースト状にして保存した場合
- えのきの賞味期限が切れた時の見分け方は?
- 賞味期限が切れたえのきの特徴
- えのきを使ったレシピ
- ①えのきの肉巻き
- ②えのきのステーキ
- ③えのきのスープ
- えのきを冷凍保存して美味しく食べよう
えのきは冷凍保存できる?
えのきを購入しても、メニューによっては一度に使いきることができず、保存方法に頭を悩ませた経験がある人もいるでしょう。えのきは冷蔵庫で保存することが多いですが、冷凍でも保存できるのでしょうか。ここでは、えのきは冷凍保存できるか否かについて説明します。
そのまま生でも冷凍保存できる
えのきは生のままでも冷凍保存することが可能で、冷凍することで賞味期限を延ばすだけでなく良い食感を残すこともできます。近年市場に出回っているえのきを含めたきのこ類は、大半が衛生的な環境で栽培されている上、基本的に加熱調理をするので洗わずに生のまま冷凍するのが基本です。
ペースト状にして冷凍保存することもできる
えのきはペースト状にして冷凍保存することもできます。この方法で冷凍したえのきは様々な料理に活用できますが、煮込み料理などに使うとえのきの旨味が加わって美味しく仕上がります。さらに、ペースト状にせずに冷凍保存した場合に比べて小さなスペースで保存できるので、冷凍庫の空きスペースが少ない場合にもおすすめです。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
カレーや野菜スープ、炊き込みご飯などにもよく合います。ペースト状のものは、味に深みとコクが出ますよ。えのき氷発祥の長野県ではお味噌汁に入れる家庭が多いそうです。
えのきを冷凍保存するメリットは?
えのきを冷凍することには、健康などに役立つ様々なメリットがあると言われています。ここでは、えのきを冷凍保存するメリットについて詳しく説明します。
①ダイエット効果ある栄養価の吸収率が上がる
えのきには、キノコキトサンと呼ばれる腸内で薄い膜を張って余分な脂肪の吸収を防ぐ成分が、他のきのこ類よりも豊富に含まれています。ほかにも、エノキタケリノール酸と呼ばれる内臓脂肪燃焼を促す成分も含んでいるのが特徴です。この2つの栄養素の吸収率は冷凍することで上がるため、えのきのダイエット効果も高めることができます。
(*えのきの栄養素と効能について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
えのきは上記以外にも多くの栄養素が含まれています。食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたりコレステロール値を下げたりします。またビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB2は脂質の代謝を助けてくれます。
②旨味が強くなる
えのきの旨味成分として知られるグアニル酸は、えのきの細胞内に含まれている酵素が働いた際に生成される成分です。えのきを冷凍すると、細胞内の水分が膨張して細胞が破壊されるため、解凍した際には多くの酵素が流出します。その酵素の働きによってグアニル酸が増えるため、冷凍していないえのきに比べて、冷凍したえのきは旨味が強くなるのが特徴です。
③長期保存ができる
えのきは冷凍すると、常温や冷蔵で保存した場合に比べて長持ちします。えのきの保存状態の違いによる日持ちする期間は、以下の通りです。
・常温/冬は1日・夏はすぐに傷む
・冷蔵/1週間程度
・冷凍/1ヶ月程度
上記からも分かる通り、えのきは常温ではほとんど日持ちせず、冷蔵でも1週間程度しか日持ちしません。一方で、冷凍することで保存期間を1ヶ月程度まで延ばすことができるので、えのきをすぐに使わない場合は早めに冷凍保存することをおすすめします。