ニラは生で食べれる?危ない?メリット・デメリットやレシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ニラが生で食べれるか知っていますか?危ないのでしょうか?今回は、ニラの生食の栄養面でのメリットや、下痢・腹痛など食べ過ぎによるデメリットを紹介します。ニラの生食におすすめなレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ニラは生でも食べれる?危ない?
ニラは、栄養価が高く、餃子やレバニラ炒めなどスタミナ料理に使われていることが多いですよね。一般的に、火を通す料理に使われているニラは、生で食べても問題ないのでしょうか?
ニラは生で食べても問題ない
実は、ニラは生で食べても問題はなく、美味しく食べられる野菜です。ニラに含まれるカリウムやビタミンB群、葉酸などの栄養素は、水に溶け出す性質があるため、生のニラのほうが栄養素が損なわないで摂取することができるメリットもあります。ただ、デメリットもあり、詳しくは次の見出しで紹介します。
ニラを生食するメリット・デメリットは?
ここまで、ニラが生で食べられることを紹介しましたが、生食するメリットやデメリットは何なのでしょうか?ここでは、生食するメリットやデメリットを紹介します。
ニラを生で食べるメリット|栄養が豊富
ニラを生で食べるメリットは、βカロテン・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・アリシンなどの豊富な栄養が摂取できることです。ニラに含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収を高める働きがあり、豚肉やレバーなどと一緒に食べると疲労回復に効果があります。
また、殺菌効果があり、血液をさらさらにし、新陳代謝をよくする働きもあります。この成分は根元の白い部分に多く、葉の4倍も含まれています。根元の白い部分も切り捨てずに使うとよいでしょう。また、ニラには胃腸の働きを助ける作用もあるので、冷え性の緩和や整腸にも効果的な野菜です。美肌によいとされるβカロテンも含まれています。
石川桃子
管理栄養士
ニラに含まれるアリシンという栄養素は油と一緒に摂ることで体内でより効率的に働きます。そのため、生でニラを食べる場合は、ごま油などの油と一緒に摂取するとより効果的でしょう。しかし、ごま油などの植物油は熱を加えすぎると酸化が進み質が落ちてしまうので注意しましょう。
(*ニラの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ニラを生で食べるデメリット|腹痛・下痢の可能性
ニラを生で食べることでのデメリットは2点あります。まず1点目が口臭です。栄養満点な食材ですが、ニラを食べると口臭が気になることはありませんか?この口臭の原因は、ニラに含まれるアリシンです。ニラを食べると約16時間も口臭が残るとされています。
これは匂いの元となるアリシンが腸で吸収され、血液を経由して、肺に運ばれ、吐く息に含まれて出てくるためです。そのため歯磨きをしただけでは防ぐことができません。慢性的にニラを食べ過ぎていると、常に体臭がひどくなることがあるので注意が必要です。
2点目として、腸内環境が悪くなることです。ニラに含まれている「アリシン」は優れた抗菌、殺菌作用があります。健康維持には良い効果ですが、生の状態で大量に食べ過ぎしまうと、殺菌作用が強くなり過ぎてしまい、腸内環境が壊れてしまうことがあります。腸内環境が悪くなると、腹痛や下痢、便秘になりやすくなります。
(*ニラの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
新鮮なニラを選ぶポイント
生のニラをおいしく食べるには、できれば新鮮なものを選びたいですよね。ここでは、新鮮なニラを選ぶポイントを紹介します。