梅干しの保存方法は?常温でOKな場合も?日持ち期間や容器・場所などポイントも紹介!
梅干しの保存方法を知っていますか?今回は、梅干しの塩分濃度別の<常温・冷蔵・冷凍>での保存方法や保存する際の容器などのポイントを紹介します。梅干しの日持ち期間の目安や賞味期限が切れた場合の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 梅干しの正しい保存方法は?日持ち期間はどれくらい?
- 梅干しの塩分濃度によって保存方法が変わる
- 梅干しの日持ち期間の目安
- 梅干しを常温で保存できる場合とは?容器が重要?
- 梅干しの塩分濃度が20%以上の場合は常温保存できる
- ポイント①陶器の壺など酸に強い容器を使う
- ポイント②容器を消毒してから使う
- ポイント③梅干しを積み重ねすぎない
- ポイント④乾燥しないように容器にラップをする
- 梅干しの冷蔵庫で保存すべき場合とは?
- 市販の調味梅干しなどの塩分濃度が低い場合は冷蔵庫で保存する
- 梅干しを冷凍保存することもできる?日持ちする?
- 梅干しを長期保存する場合は冷凍がおすすめ
- 冷凍梅干しの解凍方法
- 梅干しの冷凍での保存期間
- 梅干しの賞味期限が切れた場合の見分け方は?
- 梅干しの賞味期限が切れた場合の特徴
- 梅干しが白いのはカビではない場合もある
- 梅干しをうまく保存して美味しく食べよう
梅干しの正しい保存方法は?日持ち期間はどれくらい?
梅干しの正しい保存方法を知っていますか?あまり傷んだりするイメージがなく、日持ちの良い食品だと思われがちな梅干しの保存方法はあまり知らないのではないでしょうか。この記事では梅干しの正しい保存方法と日持ち期間を詳しく紹介していきます。
梅干しの塩分濃度によって保存方法が変わる
梅干しの保存方法は塩分濃度によって異なります。塩分濃度が高ければ長期間の保存が可能ですし、低ければ冷蔵庫に入れてもあまり長く保存はできません。また調味料が使用されているかどうかや、保存する容器によっても保存方法や日持ち期間は変わってきます。まずは梅干しの種類をしっかりと確認しましょう。
梅干しの日持ち期間の目安
日持ち期間の目安を梅干しの種類(塩分濃度)別に紹介します。
●塩分濃度20%以上・調味料なし
・開封前:賞味期限なし
・開封後:賞味期限なし
●塩分濃度10%以下・調味料あり
・開封前:3〜6ヶ月
・開封後:なるべく早く消費
昔ながらの塩分濃度の高い梅干しであれば長期間の保存が可能で、基本的には賞味期限を気にする必要はないでしょう。それ以外の「調味梅干し」と呼ばれる塩分濃度の低い調味料や甘味料が使われた梅干しは、塩分が少ない分あまり長くは保存できません。
最近よく見かけるようになった塩分控えめの表記がある梅干しも、同様の理由で長期保存はできません。まずは購入した梅干しの賞味期限をよく確認するようにしましょう。
梅干しを常温で保存できる場合とは?容器が重要?
冷蔵庫に入れるよりも常温で保存されるイメージのある梅干しですが、全ての梅干しが常温で保存可能というわけではありません。また、梅干しを保存する際に重要なポイントは保存する容器にあります。常温保存できる梅干しの種類と、保存する際のポイントを詳しく見ていきましょう。
梅干しの塩分濃度が20%以上の場合は常温保存できる
梅干しの塩分濃度が20%以上であれば常温保存が可能です。開封後もしっかりと密閉すれば、そのまま常温で保存することができます。ただし直射日光の当たる場所は避け、出来るだけ湿気の少ない涼しい場所で保存しましょう。自家製の梅干しの場合は、塩分濃度が高くても常温では保存せずに冷蔵保存するようにしてください。
ポイント①陶器の壺など酸に強い容器を使う
梅干しを常温保存する場合、陶器の壺や甕(かめ)など酸に強い材質の容器を使用してください。プラスチックや金属類は酸の影響を受けやすく、容器が溶けてしまうこともあります。袋やタッパーを使う際も同様で、必ず食品用の記載があるものを使用しましょう。
ポイント②容器を消毒してから使う
梅干しを入れる前の容器の消毒方法を紹介します。
▼熱湯消毒
①鍋に湯を入れて沸騰させる
②保存容器と蓋を熱湯に5分ほど入れる
③清潔な場所に容器を取り出し完全に乾燥させる
雑菌の繁殖原因になるので保存容器は使用前に熱湯消毒しましょう。水分が残っていると腐敗の原因になりかねないので、熱湯消毒した容器は必ず完全に乾燥させてから使用してください。
ポイント③梅干しを積み重ねすぎない
梅干しを容器に入れる際に積み重ねすぎると、下にある梅干しが潰れてしまったり取り出すときに破れたりします。底が深い容器だと取り出すのが大変なこともあるので、大きい容器よりも小さいものや平たいものを選ぶようにしましょう。
ポイント④乾燥しないように容器にラップをする
梅干しは乾燥すると塩が吹き出てしまうので、乾燥防止の為に容器にラップをするようにしましょう。容器の口にラップをしてから蓋を閉めれば、乾燥する心配はなくなります。どんな容器であっても乾燥しないようにしっかりと密閉することを心がけて下さい。
梅干しの冷蔵庫で保存すべき場合とは?
塩分濃度が高い梅干しは常温保存が可能でしたが、冷蔵庫に入れて保存しなければいけない条件は何でしょうか?
市販の調味梅干しなどの塩分濃度が低い場合は冷蔵庫で保存する
冷蔵庫で保存すべき梅干しは以下のものになります。
・塩分濃度が低いもの(10%以下)
・調味梅干しと記載された添加物入りのもの
塩分濃度の低い梅干しは冷蔵庫で保存するようにしましょう。市販されている調味梅干しの記載がある商品は、調味料など添加物の関係で塩分濃度が低く保存期間も短いです。賞味期限の表示を確認して、期間の短いものは未開封のものでも冷蔵保存するようにしてください。
また自家製の梅干しも冷蔵庫で保存するようにしてください。塩分濃度が高ければ常温で保存することも可能ですが、自家製の場合は衛生的に安全な保証はないので冷蔵保存することをオススメします。
梅干しを冷凍保存することもできる?日持ちする?
あまり耳にしたことがない梅干しの冷凍保存は可能なのでしょうか?冷凍保存した際の保存期間の変化なども合わせて見ていきましょう。
梅干しを長期保存する場合は冷凍がおすすめ
梅干しを冷凍保存する際の手順を紹介します。
①梅干しを一つずつラップで包む
②包んだ梅干しをチャック付き保存袋に入れる
③冷凍庫で凍らせる
一つずつ凍らせるのは、梅干し同士がくっつかないようにする為です。保存袋に直接梅干しを入れてもいいですが、その場合は完全に凍る前に袋を振るなどしてくっついた梅干しを剥がすようにしてください。塩分濃度の高い梅干しは冷凍をしなくても常温で長く保存できますが、塩分濃度の低い梅干しを長期保存したい場合には冷凍保存が推奨されます。
冷凍梅干しの解凍方法
塩分を多く含む梅干しは芯まで硬く凍ることがないので、冷凍梅干しをそのまま食べることもできます。なので冷凍庫から取り出しておけば、他の食品に比べてかなり早く解凍されます。料理を作る前に必要な分だけ冷蔵庫に移して自然解凍をすれば大丈夫です。
梅干しの冷凍での保存期間
塩分濃度の高い梅干しは、冷凍した場合も保存期間を気にする必要はありません。塩分濃度が低い梅干しは冷蔵保存よりは長持ちするものの、大きく保存性が上がるわけではないので、出来るだけ表記されている賞味期限内に食べきることをおすすめします。
開封後の場合、賞味期限を過ぎて1ヶ月以内ぐらいであれば問題なく食べられるでしょう。ただ、次の項目で紹介する腐った梅干しの特徴と照らし合わせて安全性を確認するようにしてください。
梅干しの賞味期限が切れた場合の見分け方は?
普通の食品と比べて遥かに長持ちする梅干しも、決して腐らないわけではありません。ですがその保存性の高さ故に、腐った梅干しを目にする機会は多くはありません。賞味期限が切れた梅干しの見分け方を詳しく紹介します。
梅干しの賞味期限が切れた場合の特徴
賞味期限が切れた梅干しには以下のような特徴があります。
・カビが生える
・液体状になる
・酸っぱい匂いがする
・糸を引く
・色が変わる
・味が変わる
肉眼ですぐに判別できるのがカビの有無です。梅干しにフワフワした繊維状の白いものが付着していたら、それはカビなので手を付けないようにしましょう。他の特徴はわかりづらいものもありますが、見た目や匂いに変化があった場合は賞味期限切れを疑いましょう。
(*梅干しの賞味期限が切れた場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅干しが白いのはカビではない場合もある
塩分を多く含んだ梅干しが乾燥すると、表面に塩が吹いて出ることがあります。梅干しに付着した白いものは塩の可能性もあるので、カビと混同しないように気を付けましょう。保存容器をしっかりと密封するようにすれば、乾燥や雑菌の繁盛の予防になります。
(*梅干しのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
梅干しをうまく保存して美味しく食べよう
梅干しは塩分濃度や種類によって、保存期間や保存方法が異なることがわかりました。長期的な保存が可能で腐りにくい梅干しですが、品質が劣化したり味が落ちることもあります。この記事を参考に梅干しを正しく保存して美味しく食べましょう。