梅干しの賞味期限は?切れてもいつまで食べられる?正しい保存方法も紹介!
梅干しの賞味期限の目安を知っていますか?今回は、梅干しの賞味期限を〈塩漬け・調味料〉別に市販・自家製でも比較して、期限切れでもいつまで食べられるのか紹介します。梅干しの日持ちする保存方法や、腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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梅干し(未開封)の賞味期限はどのくらい?
スーパーで購入した未開封の梅干しの賞味期限はどれくらいでしょうか。また、販売されているものと作った梅干しの賞味期限の差はあるのでしょうか。
①塩漬け梅干しは賞味期限がない
梅干しにはさまざまな種類があり、一番シンプルなものは塩だけでつけ込まれた梅干しです。塩漬け梅干しは非常に高濃度の塩で漬けられるため、腐らないので賞味期限がありません。近年、スーパーでは健康志向に伴って塩分濃度の濃い梅干しはほとんど販売されていませんが、最古の梅干しは1576年のもので保存状態が良好なまま現存しているそうです。(※1)
②調味料梅干しは約6ヶ月
現在スーパーでよく目にするのは、カツオや蜂蜜などの調味料が添加された梅干しです。調味料梅干しは塩漬け梅干しよりも日持ちせず、賞味期限は約半年から長くても1年程度になっています。これは、調味料梅干しは塩分濃度が低いうえ、塩漬けした後で調味料で味付けするので傷みやすいからです。
③自家製梅干しの賞味期限も塩分濃度による
自分で作った塩漬け梅干しがどれくらい賞味期限があるかは、作る時に入れる塩分濃度によるので一概には言えません。塩分濃度15%を切ると長期保存に向かなくなるので、20%以上の塩分濃度で漬けるようにしましょう。高濃度の塩分なら、漬けている間にもカビが生えにくくなります。
梅干し(開封後)の賞味期限は?
スーパーで購入した梅干しの開封後の賞味期限はどれくらいでしょうか。1日に大量に食べるものではないので、購入する際は塩分濃度のほか、食べる量などを考慮しましょう。
調味料梅干しは1〜2ヶ月が目安
スーパーで販売されている梅干しは、調味料が添加されて食べやすいようになっている梅干しがほとんどです。また、近年の健康志向の高まりで市販されている梅干しは塩分濃度も低いため日持ちぜず、開封後なら冷蔵保存でも1〜2ヶ月ほどしか持ちません。
梅干しの賞味期限切れはいつまで食べられる?
販売されている梅干しのパッケージを見ると、賞味期限が表示されています。賞味期限切れの梅干しはいつまで食べられるのでしょうか。また、賞味期限の定義とはどのようなものでしょうか。
賞味期限の定義
賞味期限は未開封の状態で美味しく食べられる期限のことを指し、消費期限は人体に害を及ぼさず、安全に食べられる期限のことを指します。
消費期限はサンドイッチなどの傷みやすいものに表示されているものなので、保存の効く梅干しには表示されていません。賞味期限を設定する場合は理化学試験、微生物試験、官能試験を行い、その上で安全に食べられる期間を算出します。
商品には、その可食期間に安全係数と呼ばれる0.7〜0.9をかけた数字を賞味期限として表示しています。かなり余裕を持って期間が決められていることになるので、賞味期限になったらすぐに捨てなければいけない訳ではありません。(※2)