さつまいもの変色を防止する方法は?緑・黒くなる原因や腐敗の見分け方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】さつまいもが変色する理由・原因を知っていますか?防ぐ方法はあるのでしょうか?今回は、さつまいもが〈緑・黒〉色別に変色する原因や、防止策を紹介します。変色したさつまいもでも気にならないレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
さつまいもが変色しても食べられる?
さつまいもが緑や黒色に変色する理由はわかりましたが、変色したさつまいもは食べることができるのでしょうか。さつまいもが腐った時の状態も紹介しながら、変色したさつまいもが食べれるかどうか解説していきます。
腐っていなければ食べられる
さつまいもは変色していても下記のような腐った状態に該当しなければ食べられます。
・カビが生えている
・腐敗臭がする
・柔らかい
・表面にヌメリがある
さつまいもの変色は基本的に成分の化学反応によって起きるため、変色だけであれば問題なく食べられます。ただし、腐ったことが原因で色が変わる場合もあるので、色が変わったさつまいもを食べる際は臭いや触感を必ず確認するようにしてください。
(*腐ったさつまいもや、さつまいものカビの見分け方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。)
さつまいもの変色を防止する方法は?
さつまいもが変色してしまう理由はわかりましたが、変色を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、さつまいもの変色を防ぐ簡単な方法を3つ紹介します。
①いつもより厚く皮むきする
さつまいもは皮を厚くむくことで、変色しにくくなります。これは変色の原因であるヤラピンやクロロゲン酸が皮の近くに多く含まれており、皮を厚くむくことで原因を取り除くことができるからです、ただ、さつまいもの皮は栄養を沢山含んでいるため、変色を気にしない方は栄養を摂取するために皮は厚くむきすぎないことをおすすめします。
②温度・湿度など保存環境に気を使う
さつまいもの保存は13~18度程度が最適で、夏などの暑い時期は野菜室での保管がおすすめです。さつまいもを冷蔵庫に保存してしまうと、低温障害で変色してしまう可能性があるため注意しましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
さつまいもを冷蔵庫で保存する際には野菜室で、新聞紙かキッチンペーパーなどでしっかり包んで入れ、冷気から守るようにしましょう。
③水にさらす
さつまいもの変色は、切った断面のヤラピンやポリフェノールオキシダーゼの反応によって起きるので、カットしたらすぐに水にさらすことでこの反応を防ぐことができます。さつまいもを水にさらす時間の目安は15分程で、この間に水が灰汁で濁ってきたら1~2回水を入れ替えましょう。
(*さつまいもの変色しない正しい保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)