揚げ油の保存方法・期間は?使った後も日持ちする?代用容器のおすすめも紹介!
油の正しい保存方法を知っていますか?今回は、油を保存する方法・場所のポイントや、使った揚げ油を再利用する方法に加え、〈ペットボトル・瓶〉など、代用容器のおすすめを紹介します。揚げ油の日持ち期間の目安や捨てた方がいい場合の特徴、捨て方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ペッドボトルは身近にありフタをしっかりと閉められるので、保存用の代用容器として利用できます。ペットボトルは耐熱性が乏しく、容器が溶けて油に混ざると危険なので、揚げ油が完全に冷めてから移し替えましょう。
油を移す前にペットボトルの内側の水分を十分に乾かし、揚げ油が冷え切る前に油かすをこしておく必要があります。また遮光のためにペットボトルをアルミホイルで覆ってから保存しましょう。
③牛乳パックを使う
牛乳パックはペットボトル同様に身近にあるため、揚げ油の残りを保存するための代用容器として利用できます。揚げ油を移し替える前に、十分に内側を乾燥させて、外側をアルミホイルで覆って油の染み出しを抑えるようにしておきましょう。油が冷え切る前に油かすをこしてから、十分に揚げ油が冷めたら移し替えます。
使った揚げ油の残りを再利用する場合は?何回までOK?
天ぷらやフライなど揚げ物を作った後の揚げ油の残りを再利用するにはどうすれば良いでしょうか?再利用する方法と何回くらい再利用できるのか説明します。
揚げ油を再利用する方法
揚げ油を再利用するには最初に使用したときにきちんと保存しておくことから始めましょう。
1. 揚げものが終わったら、早めにアク取り用網じゃくしなどで油かすをきれいに取り除く
2. オイルポットもしくはこし器と代用容器を用意
3. 揚げ油が40度前後に冷めたら油濾紙やペーパータオルをこし器に敷いて油をこす
4.-a完全に冷えたらオイルポットのフタをして冷暗所へ移して保存
4.-b代用容器を使うときは移し替えてフタをして冷暗所へ移して保存
フタをするときは完全に冷えていることを確認しましょう。フタをして密閉するのは空気に触れさせないようにするためです。冷蔵庫でも常温の冷暗所でも保存できますが、冷蔵庫で保存したときは使用する際に室温との温度差に注意しましょう。温度差が大きいとフタを開けたとき内側に水分が発生し、油はねの原因となります。
再利用のときは新しい油を注ぎ足さないようにします。揚げ物料理だけではなく炒め物料理にもどんどん使うことで、できるだけ早めに使い切ることを心がけましょう。
2~4回くらいまでなら再利用できる
揚げ油は2〜4回くらいまで再利用できますが、油は酸化だけではなく料理によっても汚れていきます。野菜の素揚げや野菜天ぷらはあまり油を汚しませんが、カツや魚のフライなど食材から出てくる成分が油を次第に汚していきます。酸化を考慮して、3週間の中で週に1回か2回、炒め物や揚げ物メニューを考えておくと良いでしょう。
(*揚げ油の再利用方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
揚げ油の捨てた方がいい場合の見分け方は?
保存しておいた揚げ油を再利用から捨てた方がいいと判断するにはどのように見分ければ良いでしょうか?捨てるための見分け方を説明します。
揚げ油の捨てた方がいい場合の特徴
再利用している揚げ油を捨てた方がいいと判断した方が良いとするときの特徴を示します。
・濃い茶色ににごっている
・揚げ物を取り出した後に泡が消えにくい
・180度程で煙が出てくる
・冷えたときに箸にまとわりつくような粘りがある
・酸味のある匂いがする
・生臭い匂いがする
一度でも使用した揚げ油はきちんと保存していても日々酸化が進みます。揚げ物だけでなく炒め物でも酸化がひどくなると、料理の味が変わったり、食感が悪くなったり、見た目が濃い色に変化したりします。
食べたときに胃もたれや食中毒に近い状態になることもあるでしょう。保存期間や再利用の回数だけではなく油の状態を見極めて、捨てた方がいい状態のときは迷わず廃棄しましょう。
(*油の賞味期限や揚げ油が泡立つ原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)