柿は冷凍保存できる？日持ち期間は？解凍法・食べ方や活用レシピのおすすめを紹介！

秋の訪れを感じさせてくれる柿ですが、冷凍保存できることを知っていますか。冷凍で保存すれば賞味期限が延びるので、大量に柿が手に入った時に冷凍保存する方法を知っておくと重宝します。常温保存や冷蔵保存に比べ長く保存できる柿の冷凍保存について調べてみましょう。

冷凍して美味しく食べられる柿は、柔らかく完熟になったものです。固めで、歯ごたえがシャキシャキしている柿は冷凍できますが、冷凍により中途半端な食感になるので、あまりおすすめできません。完熟になった柿は冷凍することで賞味期限が延び、冷凍ならではの食感を楽しめます。

冷凍後の柿を美味しく食べるなら、冷凍保存するときのポイントがいくつかあるので知っておきたいです。そこで美味しく食べるための冷凍保存の3つのポイントを説明します。

どんな食べ物であっても、冷凍した後に気をつけて解凍しても、多少は細胞組織が破壊されます。そのため、一回解凍してしまった柿は、再冷凍することはおすすめできません。柿は一度に食べ切ることができる量に小分けしてから冷凍してください。小分けしてあれば、扱いやすいメリットもあります。

どんな食品でも同じですが、冷凍するときにはなるべく空気に触れていない状態にし、密封してから冷凍してください。そうすることで柿の酸化や乾燥を防止し、冷凍焼けもしにくくなり賞味期限も長くなります。

柿を冷凍しても美味しく食べるためには、なるべく素早く冷凍することが一番です。冷凍することで、柿の中に含まれる水分が膨張し、細胞組織を傷つけてしまいます。これが解凍した時に水分の流失に繋がり、味が落ちることの要因です。急速冷凍すれば、冷凍する時の氷の結晶が大きくなるのを防ぎ、細胞を傷つけにくくするので味の劣化を防げます。

急速冷凍するには冷凍庫内の温度を一番低くし、柿の表面の水分を拭いておきましょう。冷凍する柿を密封した袋に入れたら、熱伝導をよくするため、金属製のトレーかアルミホイルの上に置いて冷凍してください。

柿はヘタの部分から呼吸し、ここから水分は蒸発していきます。ヘタを湿らせてから保存すると、実の乾燥が防げるので時間が経ってもシャキシャキした状態で食べることができます。冷蔵保存の場合より有効な方法で、ティッシュやコットンを水で濡らし、ヘタの上に置き、ヘタを下にしてビニール袋に入れてから保存するとより効果的です。

正しい冷凍保存の方法を知ることで、味を落とさず、賞味期限を長くできます。そこで、柿を冷凍保存する方法を具体的に説明します。紹介する柿の状態は、丸ごと、カットしたもの、ペースト状のものの3種類です。それぞれの気をつけたいポイントも説明しますので、参考にしてみてください。