トリュフとは?黒と白で値段・匂いに違いある?探し方や香りを手軽に体験する方法も紹介!
トリュフとはどんな食材か知っていますか?高級食材と分かるけれど、知らないことも多いですね。今回は、<白・黒>トリュフの種類別の<味・食感・匂い・値段>や探し方などの特徴を紹介します。トリュフの香りを手軽に体験できる商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
トリュフとは?チョコレート?

フランス料理に使われるトリュフは、世界3大珍味と言われる高級食材ということは知っていても、どんな食材か分かりますか?真っ先にチョコレートを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、具体的にどういう食材か解説します。
トリュフはキノコの一種
世界3大珍味と言われるトリュフは、和名では西洋松露(せいようしょうろ)という名前が付いていて、キノコに分類されます。地下に隠れて生えており、探し当てることが難しく、養殖も研究されていますが、いまだ生産が安定しません。黒トリュフは、その採集量の少なさと難しさのため、希少価値が高く、黒いダイヤとも称される高級食材です。
トリュフの味・食感や匂い
高級きのこであるトリュフとはどんな味や食感なのでしょうか。
・味が良く分からなかったと感じることが多い
・香りが芳醇、上品、
・黒トリュフの食感は生ならシャキシャキしている
・白トリュフの食感はやわらかい
トリュフを食べたときに感じる味や食感や匂いは、感じ方に個人差がかなり出るようです。一度に食べるのは少量ですので、味が分からないと感じることも多いようですが、トリュフ最大の特徴は味ではなく芳醇な香りです。松茸のように、食材そのものの味ではなく、主に香りを楽しむ目的で料理に利用されます。
黒トリュフとパルミジャーノのパスタ
— 和牛イタリアン 赤レンガ (@AKARENGA_wagyu) August 22, 2020
イタリア産、生のサマートリュフです!
暑い日が続きますが、体調に気をつけてがんばりましょー!!#トリュフ #黒トリュフ #イタリアン #黒毛和牛 #ステーキ #大久保 #新宿 pic.twitter.com/WSLzNq2UFN
しらすの白トリュフ和え、絶対依存性のある何か入ってるっしょ うますぎたもん pic.twitter.com/lvINA2CTg6
— omdaizin(スケジュールすぐ入れる) (@kururihiruri000) August 20, 2020
(*トリュフの味について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チョコレートの「トリュフ」の名前の由来
トリュフチョコレートとは牛乳や生クリームを合わせたチョコを丸めて、ココアパウダーや粉砂糖をふりかけたスイーツです。均等な丸ではなくいびつな形が、高級食材であるトリュフに似ていることからそう呼ばれています。
トリュフの探し方は?

トリュフは採集場所も限られていて、しかも普段は土中に埋まっている状態です。人間が目で見て分かるものでもないため、探し当てるのが困難な食材ですが、では一体どうやってトリュフを見つけるのでしょうか。
①メス豚を使って探す
古くからトリュフを探すためには、メス豚に探せる方法が使われてきました。なぜなら、トリュフの発している香りは、オス豚の発情した匂いに似ているためです。しかし、メス豚を使うときに注意しなければならないことは、発見したらトリュフを食べてしまうことがあるため、一瞬たりとも気を抜くことができません。
②犬を使って探す
トリュフの香りを覚えさせ探し当てる訓練をした、トリュフ犬に探させるという手法もあります。採集したトリュフを飼い主に渡すようにしつけられているため、メス豚とは違って安心です。しかし、高い訓練費用と日数がかかるため、あまりメジャーな方法ではありません。
トリュフは2種類に分かれる?食べ方は?

トリュフと言っても、採れる場所によって種類が異なり、香りや味はもちろん、価格も異なります。トリュフにはどのような種類があり、どういう違いが見られるのでしょうか。
①黒トリュフ

・主産地:フランス、イタリア、スペイン
・旬の時期:秋〜冬
・値段の相場:6.5万~13万円/1kg
主に採れる地域はフランス・イタリアなどのヨーロッパですが、中国産やオーストラリア産も出回っています。黒トリュフは、同じキノコの仲間のマッシュルームやしいたけに、味が似ていると表現する人もいます。香りは、森の中にいるような香りや新鮮な森の土に例えられ、植物性と表現されることが多いです。
一般的に黒トリュフは、加熱してから食べるものですが、生を薄く切ってスライスして食べると、シャキっとした歯ごたえが感じられます。
②白トリュフ

・主産地:イタリア北西部・アルバ
・旬の時期:秋~冬
・値段の相場:65万~91万/1kg
白トリュフは、イタリアのアルバでしか採れない、非常に希少性の高い食材です。味はどれが白トリュフだったのかほとんど分からなく、無味ということですが、食感は黒トリュフとは違ってやわらかいため、生で食されることが多いです。
香りの表現は人によって差があり、アーモンドやニンニク、獣の香りなどに例えられますが、人を虜にする香りをまとっていることが分かります。
(*白トリュフについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
トリュフの香りを手軽に体験するには?

トリュフの風味が付いた調味料を使えば、お手軽にトリュフの風味を料理に取り入れることができます。お値段も本物のトリュフほど高くなく、手を出しやすいものが多いので、試してみてください。
①トリュフ塩を使う

トリュフの風味が付いた塩なら、特別な料理を張り切って作る必要もなく、簡単にトリュフの風味を取り入れることができます。黒トリュフ風味なら、あっさりしているのでサラダやオムレツ、カルパッチョなどの料理と合います。白トリュフ風味なら、香りが強いのでそれに負けない肉料理やフライドポテト、クリームパスタなどに使うと良いでしょう。
(*トリュフ塩の味や香りについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②トリュフオイルを使う

トリュフオイルとは、オリーブオイルにトリュフの風味をつけたオイルです。健康にも良く、香りも良いオイルで、数滴使うだけで料理の格がぐっと上がりそうです。こちらも塩同様に、黒トリュフオイルならあっさり系の料理である、サラダ・カルパッチョの他にリゾットや魚介料理におすすめです。
また、白トリュフオイルなら、ビーフシチューやピザに使えます。オイルとは言っても、加熱して使うのではなく、料理が完成した後に少々回しかけ、仕上げとして使うようにしましょう。
トリュフを使った料理のおすすめ
フレッシュなトリュフが手に入ったら作ってみたい料理や、トリュフ風味の塩やオイルでも代用できるレシピを紹介します。
①豚肉の赤ワイン煮 黒トリュフソース
柔らかく煮込んだお肉と、ソースにも細かく刻んだトリュフが入ります。お皿に盛ったあとで、最後の仕上げに黒トリュフを削って乗せているので、トリュフの香りが存分に楽しめるレシピです。
②白トリュフのリゾット
いたってシンプルに作る方が、白トリュフの風味を活かすことができます。時間が経つと白トリュフの風味が消えてしまいますので、食べる直前に入れるように注意しましょう。
③カプレーゼ
使う食材はいつもと同じなのに、白トリュフオイルをかけることで、ランクが上がります。お祝いの席のお料理やホームパーティーの一品としても喜ばれそうです。
トリュフを食べてみよう
フランス料理で使われる高級食材のトリュフは、香りが豊かで、希少なキノコであることが分かりました。風味を付けた塩やオイルもあり、高級であっても普段の料理に取り入れることができます。手作り料理の風味がグレードアップするトリュフを美味しく摂り入れてみましょう。