クスクスとは?味・原料やキヌアとの違いは?地域別の食べ方やレシピのおすすめも紹介!
クスクスとはどんな食べ物か知っていますか?キヌアと似ていますが違うのでしょうか?今回は、クスクスの語源や地域別の食べ方に加えて、栄養素や効果・効能も紹介します。クスクスのカロリーや活用レシピについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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クスクスとは?味はまずいって本当?
クスクスは日本人にとって馴染みの浅い食材ですが、最近では輸入食品店などで見かけることが増えました。クスクスは小さい粒の形状をした黄色の食べ物ですが、どのような食材なのでしょうか。クスクスの正体や語源、キヌアとの違いについて解説します。
クスクスはパスタの一種でアフリカ発祥の料理
クスクスはアフリカを発祥の地とするパスタの一種で、デュラム小麦と水を混ぜ合わせた生地を粒状に成形して作られています。クスクスは、原料や形状から「世界最小のパスタ」とも言われています。クスクスは淡泊でクセのない味のため、主食の代わりとして使われたり、多様な調理方法や味付けで食べられている食材です。
クスクスの味わいは淡白であるがゆえに、そのままで食べることはほとんどありません。そのことを知らずにそのまま食べて「まずい」と感じる人もいるようですが、スープなどと一緒に食べると美味しいといった意見が多く見受けられます。
Twitterの口コミ
ガーナで食べてから虜になったトマト味のクスクスを作った。激ウマ🎊
Twitterの口コミ
本日金曜日はクスクスday✨
お隣さんからお裾分けしていただいたクスクスは野菜ごろごろダイナミックな盛り付けで、味はとっても優しい味です美味しかったです👍
#couscous #moroccan food
#モロッコ家庭料理
「クスクス」の語源・名前の由来
クスクスの名は、北アフリカのアラブ語で「良く丸めたもの、一番良い食べ物」を表す言葉から由来しています。「一番良い食べ物」とは、北アフリカに住んでいたベルベル人が主食として食べていた必要不可欠な食材であったことを意味しています。
「クスクス」と「キヌア」の違い
クスクスは見た目がキヌアと似ていますが、全く異なる食材です。クスクスは小麦粉と水を原料として作られているのに対して、キヌアは南米産の雑穀の一種です。キヌアは南アメリカのアンデス地方に由来するアマランサス科の食用種子で、米のように炊いて調理され、様々な料理に使われています。
(*キヌアがクスクスと違いどうやって食べられるのかを詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
クスクスの食べ方・調理法は?地域によって違う?
クスクスは北アフリカで食べられていた食材ですが、現在では中東やヨーロッパなど世界各地の食生活にも取り入れられています。地域によってクスクスの調理方法に違いはあるのでしょうか。ここからは、クスクスの代表的な調理方法を地域別に紹介します。
①アフリカ
クスクスの発祥の地であるアフリカでは、サフランで味付けをしたスープに合わせたモロッコ風と、香辛料を効かせた肉のスープに添えたチュニジア風の2通りの方法で食べられています。
同じアフリカでも、地域によって調理方法に特徴があります。アフリカ南部では、クスクスを魚介類と野菜などの具材と共に煮込んだ料理が人気です。コートジボアールではクスクスと魚のスープが主流で、マリやセネガルではクスクスに牛乳を注いで食べることがあります。
②中東
中東のシリアやイスラエルでもクスクスは日常的に食べられており、肉料理に添えたり、煮込み料理の仕上げなどに使われています。また、イスラエルにはプティティムと呼ばれる種類のものがあり、これはジャイアントクスクスとも呼ばれ、粒が大きく弾力のある食感が特徴で、子どものおやつとしても親しまれています。